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古民家から"共創型キッチンスタジオ"までの道のり/vol.2 お試し3年間

vol1.に続いて、vol.2はお試し3年間、とにかく使ってみた編です。


まずはおいしいものを囲んで

キッチンがあるなら、まずはおいしいものをみんなで食べる。というシンプルな発想で次々と食事会を企画。ときには料理人の方をお呼びして作っていただいたりしました。

壁には食器棚や作業台が無い頃

自宅に呼ぶのはちょっとだけど、持ち寄りで集まりたいって時には最高の場所ということは分かったけど、この高知でビジネスになるかは謎。→ 実際そういった目的で借りてくださっている会員さんは1割いませんでした。

おいしいものとワインがあれば最高

おいしいイベント企画

アーケード側はシャッターしかない頃

2020年1月、一周年を迎えたDADA NUTS BUTTERさんの記念企画「DADA NUTS BUTTER × TERROGANUSの晩餐会」が開催されました。

イベント詳細ページ
https://dadanutsbutter.peatix.com/?lang=ja

都内シェフによる食事企画は、Brewの可能性をぐっと高めてくれました
キッチンエリアは基本バックスペースに。什器やスペースがあまり無くて大変そうな頃

教室会場に

キッチンがあるなら、食についての学びを深めてみようということで、創業150年以上になる泉利昆布海産さんによるだしについての教室を開催。
だしについて座学で学んだ後は実際に飲み比べ体験などうまみについての知識を深められる内容でした。

泉利昆布海産の泉谷さんによるだしのお勉強

現在、泉利昆布海産さんプロモーション映像として活用いただいているこの映像は、オウンドメディア「BREW TIMES」の前身であるand.message企画で制作したもの。

ボランティアの活動拠点として

2014年12月〜2020年12月まで私が共同代表として活動していた外国人観光客の方のための環境整備を行って行く団体「高知おせっかい協会」の活動の場としても大活躍!

2014年〜この物件に出会う2019年までの5年間は、別の拠点を借りていたのですが、Brewのキッチンができたことで、活動の幅がぐっと広がりました。

外国の方が来られる時に、おぜんざいを作って振舞ったりとたくさんのお子様から学生さんが参加してくださってました。

おぜんざいをみんなで作りましたね
着物を着ておもてなし
ひとやすみしてくださいねと、お茶と手作りのわらびもちでお接待

試作・試食の会場に

さまざまな商品開発の試作、試食などの会場としても使っていただきました。2017〜2022年の5年間ほど日経BP × 高知市商工会議所 × 弊社でタッグを組ませていただいた商品開発事業の中で、試食の会場として利用いただいたこともありました。

事業者さんの食材を使ってパスタを作ってみたり

ご一緒していた日経BPの渡辺さんの著書「地方発ヒットを生む 逆算発想のものづくり」には商品開発に取り組む考え方などピックアップしていただきました。

こちらは商品開発事業のおひろめ会として東京で開催した時のダイジェスト映像も制作しました。

番組の映像撮影

思いついたアイデアを形にする為に協力してくださる株式会社アリガトウデザインコンサルティングのカメラマン黒川貴さん、コーディネーター役でもあるこちらもカメラマン永田智恵さん、そしてお料理を担当してくれたのは、黒潮町で一棟貸しの宿「黒潮の家」を運営している「土鍋ごはん おたふく」上原麗ちゃんと第一弾を編集。

いい感じに編集してくれた映像もありますので、良かったらみてみてくださいー。誰か一緒に再開しませんかー(笑)

撮影スタジオとして

高知県・土佐市で150年以上続く老舗のかつお節店「浜吉ヤ」さんの枯本節を贅沢に使ったレトルトソース「だしdeシリーズ」のパッケージデザインのご相談をいただき、オリジナルで書き起こした筆字のグラフィック、表紙の料理写真、デザイン、印刷ディレクションまで一通り担当させていただきました。その時のパッケージの写真撮影の様子です。

カツオが上から降ってくる感じをなんとか撮影したいと何度もチャレンジ

最終的なパッケージはこちら

漁師の食卓さんの華金目の塩麹まぶしを使ったレシピ撮影
漁師の食卓さんの華金目の塩麹まぶしを使ったレシピ撮影

漁師の食卓さんはブランドデザインを担当させていただきました。パッケージデザインはこんな感じです。

こうち食べる通信の誌面撮影
撮影はレシピ開発から撮影、映像制作までまるっと可能です(→営業)

幕開けはシェフ・イン・レジデンス

表向きには営業している日は少なかった3年間。いろいろ使ってみて2022年のコンセプトはシェフに滞在してもらいながらその期間店舗を運営してもらう「シェフ・イン・レジデンス」構想を実現したいと、オープンさせることになりました。

国内外からアーティストを一定期間招へいして、滞在中の活動を支援する事業、アーティスト・イン・レジデンス(Artist in Residence)のシェフバージョンです。

コロナ渦を経て、2022年5月よりいよいよ店舗運営はじめますよー!

vol.3は、店舗のビフォアアフターを含めてどんな工事を入れていったか。そして一体いくらかけたのか、、、😅に続きます。

オープンにはお花たくさんいただきました!
長野からお手伝いにかけつけてくださった方も!
ニュース番組でも紹介いただきました
シェフ・イン・レジデンスでは、パンチのある麺メニューで。冷やし坦々麺
シェフ・イン・レジデンス期間のメニューとして人気だったビャンビャン麺

いつかお店を持ちたいシェフの挑戦

3ヶ月間のシェフ・イン・レジデンス終えた後は、いつか独立したいシェフの支援がしたいと考え、2022年9月頃、オーディション形式でテストキッチンを開催。

挑戦してくれたのはTAKAHIROシェフ。この時はまだ市内の飲食店にお世話になっており、その後、飲食ですが、新たな業界で働きながら独立を夢見ていらっしゃいました。

そして、参加の皆さんから好評をいただき、実際に3日間営業していただくスタイルで実施したところ、満席でたくさんのおいしいとフィードバックをいただける機会につながりました。

そして!

2024年10月、この機会からぐんぐん成長されて、お店をスタートすることになって、現在開店準備真っ最中です。私もお店全体のブランドデザインを担当させていただいていて、Brewから始まったご縁からこうして、一緒に夢を見る舞台に携わらせていただいていることが本当に感慨深いです。

オープン情報はキッチンスタジオBrewのアカウントでもお知らせいたしますので、是非皆さまご注目&応援いただけたら嬉しいです。店名は「 香港四季楼 虎嘯 -KOSHO- 」です。

TAKAHIROシェフのアカウント
https://www.instagram.com/cheftakahiro910/

奥にはTAKAHIROシェフ
TAKAHIROシェフのお料理が食べられるお店、楽しみ!

写真で辿るイベント記録

ここからは、お写真とキャプションだけになりますが、いろいろなイベントで使っていただいたイメージを共有いたしますね。

ウードのライブ会場として
お食事付きのビジネス合宿の会場として
都内、全国各地から一般社団法人BMIAの皆さんが高知に
プロモーション映像の撮影

この時撮影したプロモーション映像はこちら!

中学生含めたお料理教室 土鍋ご飯サイコーってめちゃくちゃ食べてました
出張シェフジャーマンさんによる食事会の会場に
出張シェフジャーマンさんによる食事会の会場に


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