万が一、ひっかけてしまったら
こんにちは。アンデです。
ニット製品を扱う上で、避けて通れない問題の一つに
「引っ掛けちゃったらどうしよう。。。」という心配があります。
アンデの製品は、細かいループ目。。とは言え
ニット製品に変わりはございません。
とくに、小さな動物家族とともに暮らされている方にとっては
一番の心配事かもしれませんよね。
我が家は猫4匹と暮らしています。
幸いにもクッションを好んで
わざと爪を立てたり研いだりする子はいなかったのです、、、
が!
先日、自宅に置いてあるクッションカバーの一部の糸が
飛び出しているのを発見!!!しました。(;^ω^)
丁度良い機会なので、糸を引っ掛けた時に自宅でできる
簡単な修繕方法のご紹介をしたいと思います。
ニットの引っ掛けを直す方法はいろいろあります。
①引っ掛けたサイドの糸部分を引っ張って、飛び出た糸を戻していく
②かぎ針を使って、飛び出た糸を裏側に引っ張る
ですが、アンデの商品はジャカード編みという特殊な編み方なので
①のやり方では直らないと思います。
また②のやり方は、ご自宅にかぎ針棒があればよいのですが
お持ちの家庭数は少ないように思います。
かぎ針の代わりになるもので、多くの方がお持ちになってるもの。。。と考えて
今回は、
③針と糸で直してみました。^^
では、画像とともにご説明しますね。
愛猫ナルト柄のクッションです
右目の下の部分の白い糸が少し飛び出ています。
上から見ると分かり辛いのですが
横から見ると2~3cmほど輪っかになって飛び出しているのが分かります。
猫の爪が当たったのかな。。。
末っ子が爪がトッキントッキンなもので。。(-_-;)
ちなみに裏側を見ると、全く何もわかりません。
(表側の模様の加減で柄の輪郭がわかる程度です)
ジャカード編みじゃなければ
多少は引き吊れた感じには見えるのでしょうけど。。
では、直していきましょう。
裁縫道具に入っている「針」と「糸」を用意してください。
(お持ちじゃなければ百円ショップなどでも購入できます)
この場合に使用する「糸」ですが
クッションカバーの中に残るものではありませんので
何色でも結構ですし、針にかかっている糸で構いません。
今回は黒色を使用しています。
用意したら、ひっかけた糸が飛び出している箇所の根元から針が出るように
編地の裏側から針を刺します。
縫い針を飛び出した糸の輪っかの中に通します。
一回通したら、そのまま針が出てきた同じ場所に
再び針を戻して刺してください。
絶対に針が出てきた場所(糸の根元が目印ですよ!)に
戻してくださいね。
ココがポイントです!
そのまま針を裏側に戻して
黒い糸を引き込んでいきいます。
黒い糸がひっかけた糸をくるんで裏側に引っ張り込むイメージです。
編地を貫通するときは少し抵抗感がありますが
大丈夫です。
針の突き抜けた場所と同じところを通って裏側に戻ってきたならば
必ず、引っ掛けた糸も綺麗に裏側に戻すことが出来ます^^
裏側に綺麗に引き込みました。
表側を確認してみると…
引っ掛けていた場所が分からないほど、綺麗に戻りました。
ちなみに裏側には、引っ掛けた糸がありますよ。
要するに、引っ掛けでたるんでしまった糸を
表側から裏側に、移動させただけになります。
最後に、絡んでいた黒糸を取り除いてくださいね。
クッションカバーなどの裏側は普段は見えないところなので、
この作業で十分だと思いますし
この糸が表側に自然に出ることはないでしょう。
もし、ご家庭に細かいかぎ針編みの棒をお持ちでしたら
縫い針の代わりに、引っ張り出すことにお使いになれば、と思います。
この作業である程度の引っ掛けには耐えられるかと思いますが
もし、引っ掛けた糸が切れてしまっている場合は
同じように裏側に引っ張り出して、切れた糸の端を編み地の中に
埋もれさすように入れ込んだほうが、いいように思います。
アンデの製品は、12GGのジャカード編みで細かく編んでいますので
この作業でまずは大丈夫かと思います。
ぜひ、お試しくださいませ。
アンデスタッフ オカモト