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支援する側?される側?

こんばんは。
おだです。

急に冷え込み、寒い日が続いていますね。
もう12月だなんて信じられません。

***
さて、月曜日投稿のNoteですが、書いているのも月曜日。
最近自分のタイピング力を過信して、レポートやらなにやら、
ギリギリにやる癖が抜けません。
高校生までは宿題は前日にちゃんとやるタイプだったのに…。

どうして私が自分のタイピング力を過信することになったかというと…

タイピングが職業だから!!

職業といっても、私はしがない学部生。
もったいぶりましたが、実際はアルバイトです。

ということで、
今日はANDメンバーの多くがアルバイトをしている場でもある、
「SDA室」について少しお話ししたいと思います。

SDA室のスタッフがしていることについては、メンバーのながちゃんが以前の記事で説明してくれているので引用します。

簡単に言うと、障がいを持っている同志社大学の学生に対して、普通の大学生が受けている授業と同じ情報を得ることができるように支援をするというような活動をしています。

https://note.com/and_doshisha/n/n547750591a58

SDA室が担当するお仕事の幅はもっと広いのですが、
私たち学生が関わる部分は、上記のような「情報保障」のほか、
身体障がいのある学生さんの移動介助などが中心です。

(SDA室についてはこちら→https://challenged.doshisha.ac.jp/

私が主に担当しているのは「PC通訳」と呼ばれるサポートです。

聴覚障がいのある学生の授業についていき、スタッフ二人で先生の言葉を文字起こししていく

というのが仕事です。

私のタイピング速度は1分で280文字ぐらいですが、
350文字の壁が越えられない…なんて悩んでいるツワモノの先輩もたくさんいらっしゃいます。


こういうアルバイトをしているというと、「えらい」と言われることがあります。

そういうつもりでやってるんじゃないんだけどなぁと。

私がSDA室を知ったのは、入学の時に届く封筒に入っていたパンフレット。
アルバイトするなら、なにか人の役に立つ(という実感が強い)ものがいいなと思い、1回生の9月にスタッフになりました。

小学校が同じ先輩に出会ったり、
タイピング速度の計測をしていたソフトが小学校でタイピング練習用に使っていたのと同じだったり…。

さまざまなご縁に恵まれて、
動画の文字起こしやPC通訳をするようになりました。

いざ現場に出ると、
先生の話は止まらないし、
関西弁は上手く変換できないし、
そもそも追いつかないし…
ボロボロでしたがペアの先輩にたくさんフォローしてもらって、
何とか90分の授業を終えていました。

3回生を終えようとしている今でも、残念ながら完璧なPC通訳はできません。
もちろん経験を重ねる中で、要約したり、連携がうまくなったり、タイピングが速くなったりはします。
けれど、専門用語がわからなくて、「??価格」とか、
打ち間違えたけど修正の余裕がなくて、
「~で鵜s」(※正しくは「です」)
「○○して下し亜」(※正しくは「○○してください」)とか、
関西弁を打とうとした結果、失敗して
「~屋根んな」(※正しくは…もちろん「~やねんな」)とか、
ここには書けないような(?)ひどい誤変換もしてしまいます。

そんなボロボロの通訳をみて「だいたいわかるから大丈夫!!」と言ってくれるのは、サポートを利用している利用学生の皆さんです。

よくこんな誤変換を頭で変換して理解できるな…という局面がたくさんあります。(ごめんなさい…)

スタッフだけではPC通訳は成り立ちません。
「サポートスタッフ」という名前からして、いかにも「支援する人」と思われがちですが、実際にはこちらが支えられながらアルバイトをしているんだなと思うのです。

本当はくっきりふたつに分けることなんてできない、
「支援する」「支援される」の間を揺蕩いながら、これからもスタッフでありたいなと思っています。


[あとがき]
「1分で300文字打てるから…3000字のレポートは10分で書ける!」なんてことにはならないのが悲しい現実…


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