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&Dお役立ちコラムVol.3【ここがもったいない】問い合わせに繋がるホームページ、繋がらないホームページ
"違いを創る"Webマーケティング会社
株式会社アンドディファレンスです。
週に1回のお役立ちコラム投稿、本日は第3回目投稿です!
第3回のテーマは…
【ここがもったいない】
問い合わせに繋がるホームページ、繋がらないホームページ
ぜひご活用くださいませ!
時代別企業サイト(ホームページ)の遍歴
1994年頃:企業サイト初オープン@日本
実は企業サイトの歴史は比較的浅く、今年で29年目を迎えます。
最初の3年間は、企業がサイトをオープンしただけで新聞に掲載されるほど、ホームページは世間で真新しい存在でした。
もちろんクオリティーも現代に比較すると低く、『パンフレットの内容をそのまま貼り付けただけ』『オフィスまでの道のりを示す地図の掲載』といったコンテンツのみが掲載されており、いわゆる『サイトがあることに価値がある』がこの時期の企業サイトの特徴でした。
1998年頃:セルフソリューション型サイトの台頭
これまでは情報を掲載することに価値が存在していた企業サイトですが、この頃から【来訪者にサイトを利用してもらうこと】を目的に発展します。
情報閲覧以外の機能として、商品やサービスの問い合わせ、照会、データや資料のダウンロード、製品や型番の検索といった機能が充実し、会員登録や売買も行えるようになった。
上記のように「自分」=Selfで問題を解決するという意味からこの頃のサイトは『セルフソリューション型サイト』と位置付けられました。ただ、企業側からサイトを通して来訪者に情報発信をしている点では、企業サイトのスタンスは台頭当初から変化をしていませんでした。
1999年~2002年頃:インタラクティブ型サイトの台頭
Webサイトは、企業側の目論見だけで情報を一方的に流す媒体ではなく、来訪者が来訪目的をかなえて、情報を確実に取得できることが必須である、ということが企業サイトの構築時に理解されるようになった。
この頃から、企業⇒来訪者 の流れから双方向性を活かしたメディアとして企業サイトは進化を遂げます。
これまでは、コンテンツが充実しているか否かが重要だとされていましたが、そもそもコンテンツにたどり着くまでの導線が整っている必要があること、サイトを利用する来訪者は自分の求める情報にストレスなく辿り着きたいという欲求を持っていることから、『ユーザビリティ』を意識したサイト作りが行われるようになりました。
2008年~現代:Webマーケティングの台頭
2008年以降はユーザビリティ対策だけでなく、個人情報の保護や高齢の方・視覚等に障害を持たれる方に対しての規定制定なども企業サイトにとって不可欠な要素となりました。
また、『いち早く自分の求める情報に辿り着きたい』というWebサイト来訪者の増加に伴い、検索エンジンの最適化(いわゆるSEO対策)にもフォーカスするようになりました。
サイトのコンテンツの充実度と導線設計はもちろんですが、サイトに辿り着くまでの経路を設計することも同時に行う必要が発生したことにより、現代のWebマーケティング台頭に至ります。
問い合わせのあるホームページの共通点
上記で解説した企業サイトの遍歴からも読み取れる通り、問い合わせ(CV=コンバージョン)に導くためには
①ホームページのコンテンツ充実
②コンテンツまでのホームページ内導線設計
③ホームページに導くための経路設計
以上3点に注意する必要があります。
問い合わせのあるホームページは、この中のどれかを欠かすことなく、しっかりと対策を図ったサイトを指します。
ホームページにおける見るべきポイント
問い合わせのあるホームページの共通点は理解できたものの、何を指標にしたらいいか分からない という方に向けて、Webマーケティング会社視点から【これだけは見るべき】ポイントをいくつかお伝え致します。
(※少し専門的な話になります)
ポイント解説の前に…アクセス解析ツール活用の重要性
アクセス解析ツールとは、サイト訪問者の属性や環境、行動、流入経路などを分析できるツールです。例えば、WEBサイトへの訪問者数、WEBサイト内での訪問者の動き、WEBサイトでのコンバージョン数などの数値を取得できます。
今回は数あるアクセス解析ツールの中でも、1番知名度と利用率の高いGoogleアナリティクスを例とします。
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Googleアナリティクスは、問い合わせのあるホームページの共通点にて挙げた全てのポイントに対して有効な施策です。
これを活用することにより、
・どのページはよく見られていて、CVに繋がりやすいか
・そもそも何人の方がサイトを見に来ているか
・何人の方がページ遷移することなくサイトから離脱しているか
・何を経由してホームページに訪問する方が多いのか
などを分析することが可能です。
これを駆使した上で、『ホームページがそもそも見られてないから流入数を担保するためにWeb広告を使おう』であったり、『ホームページ自体は見られているけどCVに繋がってないから中身の導線を整えよう』というような打ち手が明確になります。
見るべきポイント
①ユーザー数:指定した期間内に訪問したユーザーの合計
②セッション数:サイトへ訪問したユーザーの行動
③ページビュー(PV)数:ユーザーが閲覧したページ数合計
④ページ/セッション:1セッションあたりの平均ページビュー数
⑤直帰率:ユーザーがサイトへ訪問後、他のページを閲覧せずにサイトから離脱する割合
⑥離脱率:該当ページからユーザーがサイトを離脱し、サイトの閲覧を終えた割合
これらポイントを分析することにより、サイト毎の直近で解決すべき課題が明確になります。
事例別問い合わせにつながるホームページ(ブライダル業界)
こちらの式場のホームページは、弊社が作成したサイトの一例です。
上記でお伝えしたポイントや、導線設計を基にした事例としてご紹介いたします。
こちらのHPのポイントは以下の通りです。
①購買行動『AIDMA』に沿った経路設計
②どのページに遷移しても会場見学予約に繋がるバナーの設置
③予約までのステップの少なさ
①購買行動『AIDMA』に沿った経路設計
『AIDMA』とは、Attention(注意)・Interest(興味)・Desire(欲望)・Memory(記憶)・Action(行動)の頭文字を取った消費者の購買行動プロセスを説明する代表的モデルの1つです。
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こちらのページでは、トップページに動画とコンセプトを入れ込む事で一気に注目を惹く造りにしています。
そこからスクロールすると、最新ニュースとブライダルフェアが表示され、その後施設やお料理といった細かなコンテンツページへの誘導を行い、最終的に会場見学予約(Action)に繋がる一貫した造りをとっています。
②どのページに遷移しても会場見学予約に繋がるバナーの設置
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③予約までのステップの少なさ
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上記実例はホームページ内のコンテンツ内容の充実度・導線設計に特化した解説ですが、これに加えてホームページへの流入経路を設計したことにより、ホームページからのコンスタントな見学予約に成功しています。
まとめ
問い合わせに繋がるホームページは、様々な要素が絡み合って成り立っています。今後ホームページからの問い合わせを増やしたい方、何から手をつけたらいいか分からない方、こちらのコラムをご覧になって弊社に興味をお持ちいただいた方は、お気軽にお問い合わせください。