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自社の2周年イベントを開催して、「人と共に生きるとは何か」を再確認したお話し。

こんにちは、&anteの原田です。

ちょっと前になりますが、12/2で合同会社&ante(アンドアンテ)は2歳になりました。毎年、周年記念には何かしらを仕掛けては、これまでの人たちとの出会いやご縁を喜び合うということをしていたのですが、今年は何をしようかなあと思ってうんうん考えていたら、「&anteと共に場をつくってくれた人たち(&anteパートナー)と一緒に何かできたらいいな」と思って、&anteパートナーのみんなに声をかけることをしました。

これまで&anteと一緒に場をつくってきてくれた人たちは10人以上います。

みんな、それぞれ個人事業主であったり、所属しながらも副業していたり、自分で起業していたりと、全国各地に散らばっていて、忙しい人たちです。

頭の中で構想を練っていたら、2時間、3時間になりそうなオンラインイベントになって、「こんなに日々忙しい人たちが2時間、3時間も拘束って、しかも特に報酬お渡しできるわけでもないし、難しいかもなあ…」なんて思いながら、断られたら断られたらで、また違う場で何か一緒にできたらいいしな、と思いながら声をかけました。

すると、声をかけた人たちみんな、「ぜひ!」と二つ返事。
このときに「あーーーーありがたい。」と心から思いました。

振り返れば、こういう瞬間にたくさん救われてきたなあと思います。今もまだ、よちよち歩きなわけですが、最初から、資金が潤沢なわけでも、何か差し出せるものがあるわけでもありません。

人は、特にビジネスにおいては、こちら側に「何か得られるものはあるか」という視点で成立するものです。

こちら側に特にメリットがない、と思えば人はきっと首を縦に振らない世界。私にもその発想がないか、と言われたらあると思いますし、独立した当初は特に、「いかに会議で相手の時間を消費させないか(創造するか)」を考えて動いてきましたし、会社という組織で働く中でも学んできました。

だから、声をかける時、「相手に何を差し出せるか」という視点が必ず入ります。こんなこと書いてたら「当たり前だろ」って言われるかもしれません。

でも、起業した当初は「差し出せるもの」がそんなにありませんでした。基本的には「今は差し出せないのですが、力を貸してもらえませんか」というコミュニケーションが多かったなと思います。

そんな状態でも、私たちの周りにはたくさん「差し出してくれる人たち」がいたんですよね。本当に本当に、ありがたかった。

そして、今は差し出せない人たちが、差し出してくれる人たちからのギフトを受け取った時に何が起きるかというと、私は循環だと思っています。受け取ったものを、次の人へ、という循環。

もちろんそこにずっと甘えて、浸っていることは望んでいないです。受け取ったものは、ちゃんと次に繋げていく。次に渡していく。相手に必ず返していく。そんな気持ちは大切にしています。

でも、人は返したくても返せない日もあります。辛くなったり、苦しくなったり、うまくいかなくなったり。できると思っていたことが、突然できなくなってしまう日もある。

だから、人は助け合うのだと思うし、助け合ってしか生きていけない。ギブアンドテイクの世界が当たり前になってしまったら、この関係性は成立しない。そういう世界をつくりたいわけではない。ビジネスにおいては、もらったものを返さないという世界は、「甘い」と言われることなんだと思います。でも、それが甘いか、甘くないかは、本人が一番よくわかっていること。努力を怠って甘えることと、本人が本当に辛くて苦しい状態は、私は明確に違うと思っています。そんな気持ちも、大切にしたいのです。

会社を設立してからのこの2年間、たくさんたくさん人に助けられてきました。救われてきました。そしてやっぱり、2周年イベントも、私が思っている以上に、大切なものをたくさん受け取りました。

3年目は、2年目以上に、私たちから何かを差し出せるようになりたい。
そんな気持ちで、日々仕事と向き合っています。

3年目の&anteも、どうぞよろしくお願いいたします。

&anteパートナーのみんなでパシャリ。

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