【5分でわかる】動画マーケティングで失敗しないために知っておくべきこと初級編~YouTube・インフルエンサーについて徹底解説~
この記事では企業のYouTuber活用の事例やYouTubeというプラットフォームについて詳しく解説していく内容となります。
前提として、
今後通信が5Gとなって高速化すれば、スマートフォンなどのモバイル端末からの動画コンテンツ利用はさらに拡大し、今まで以上にテレビ離れや活字離れの加速がより進んでいきます。
その中で広告媒体としてダントツの存在になる可能性があるのが動画共有サービス「YouTube」を使った動画となります。
この記事を最後までご覧頂いた方は、YouTubeの本質を理解してすぐに実践できるようになります。
また、
弊社では企業YouTubeチャンネルの開設から運用からキャスティングまでサポートさせて頂いておりますので、
そちらについてもご相談を受け付けております。
それでは早速本題に入っていきましょう。
1.YouTubeとは?
一言で言ってしまうと、世界最大の動画共有サービスになります。
現在はGoogleが運営しているサービスとなっており、Googleアカウントがあれば誰でも簡単に動画をUPできる仕組みになります。
そして、YouTubeにはこんな特徴があります。
皆さんはいくつ知ってますでしょうか?
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■7つの特徴
➀月間アクティブユーザー数は約7,000万人以上(日本国内)
②毎分500時間のビデオがアップロードされている
③ 1人の視聴者がYouTube視聴に費やす時間は1日平均11分24秒
④視聴者は1日に、平均で6.5個の動画を視聴している
⑤再生の70%以上はモバイル端末によるもの
⑥ YouTube動画が、商品の購入を後押しする
⑦ 70%を超える視聴者が、YouTubeクリエイターやチャンネルに積極的に関与
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いかがでしたでしょうか?
YouTubeは国内を見てもほとんどのユーザーが利用しており、世界的に見るとモバイル端末からの利用者が7割を占めている形になります。
そもそもYouTubeはなんでこんな巨大なサービスに成長したのでしょうか?
皆さんも薄々気づいている方も多いと思いますが、
答えは「YouTuberという動画クリエイター誕生」 によるものなんです。
2.YouTuber(ユーチューバー )とは?
様々な定義があるので一概には言えませんが、一般論として下記のように
言われております。
YouTube上にて自作の動画を投稿し、広告収入を得ている一定の集団を指す呼称である。
ここで日本で有名なYouTuberを一部ご紹介していきます。
Hikakin TV
とにかく幅広い年齢層から人気が高い日本一有名なYouTuberで、
商品紹介企画を中心とした動画投稿を行なっております。
企業とのタイアップ案件も多数行っており、最近では政府とのコラボなどで
注目を集めたりもしています。
ヒカル(Hikaru)
お金を使った検証企画なら右に出るものはいない。
アダルト層に絶大的人気を誇るYouTuberになります。
宝くじ1000万使ったりと動画の規模が桁違い。
企業とのタイアップで商品開発をすれば1週間で6億円の売上!
今一番波に乗っているYouTuberといっても過言ではないかもしれません。
これらYouTuberのことを別名インフルエンサー とも呼んだりします。
「インフルエンサー =影響力を持った人」
この影響力を使って企業の製品をインフルエンサーにPRしてもらったりもします。
ここで実際のYouTuber×企業のタイアップ事例を見ていきましょう。
3. インフルエンサーと企業のタイアップ事例
◆HikakinTV × ゼブラ株式会社
◆カズチャンネル × 京セラ
YouTuberタイアップ動画によるデータの例も紹介します。
YouTuberマネージメント事務所のUUUM株式会社が12~39歳の男女1,140人に対して行った、YouTuberタイアップ動画視聴における態度変容調査によると、
YouTuberタイアップ動画の視聴後に、
ユーザーの購買意欲が最大で49.1パーセント上昇。
さらに商材に対する認知度は65.7パーセントも上昇した。
しかし、ここで勘違いしてはいけません。
動画の本質的な使い方はあくまで、商材の理解を引き上げる事が目的です。
人は物を買うとき全然知らない商品は買わないですよね?
しっかり調べてどんなものか把握してから購入すると思います。
でも、普通に企業が公式動画を作っても、元々その商材に興味あるユーザーしか見ないですよね?
この課題に対し、YouTuberを起用することで、
YouTuberが抱えてるファンにダイレクトで商品をアプローチする事ができる。(新規ユーザーへの商品認知)
↓
「商材への深い理解」「概要欄から購入」「興味が湧く」(商品への理解と購入意欲の上昇)というような、
動画広告の効果を最大限に活用する事ができるのです。
4.インフルエンサー の影響力が凄い理由
皆さんはなんでこんなにYouTuberは効果が凄いのか分かりますでしょうか?その答えは非常にシンプルです。
「圧倒的な信頼度」
えっ?これだけ?って思う方もいるかもしれませんが、厳密に言うと違うのですが、本質的にはこれになります。
「圧倒的な信頼度」です。
詳しくは、下記のNielsenのデータをご覧ください。
最も信頼につながるのは「知人からの紹介」が圧倒的な比率を占めています。
それとYouTuberは何の関係があるの?って疑問を抱くと思いますが、
実はYouTuberの本質でもある「まるで知人かのような親近感」がここまでの影響力につながっているんです。
ユーザーはそのクリエイターを本当の友達かのように信頼し、なおかつ親近感を抱く傾向があります。(もちろん企画の面白さなどにも左右されますが…)
ここが芸能人とYouTuberの大きな違いでもあります。
芸能人=憧れを持った遠い存在
YouTuber=親近感を持った近い存在
YouTuberの場合、芸能人と違って、
ファンミーティングで気軽に会えたり、
SNSを通じてコメントのやり取りが気軽にできたり
と、とにかく身近な存在なんですよね。
この事からも、会いに行けるアイドルでヒットしたAKBはまさにこの本質を生かした戦略だったのかもしれません。
これらのようにインフルエンサ―を活用したマーケティング手法を「インフルエンサー マーケティング」と言われています。
5.インフルエンサー マーケティングとは?
インフルエンサー マーケティングは、従来の企業が直接ユーザーに対して広告などを通じてPR活動を行うのとは異なり、
企業がインフルエンサーに対して、プロダクトやサービス、または報酬を提供し、
インフルエンサーの既に抱えているコミュニティを通して情報を拡散してもらう、という手法になります。
従来のマーケティング手法に比べ、最初から意図したターゲット層をピンポイントで狙い撃ちする事ができるため、
エンゲージ率が高く、費用対効果が優れているというメリットがあります。
ただし、インフルエンサーは諸刃の剣でもあるため注意しなければならない部分もあります。
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■よくある失敗例
・インフルエンサー の抱えるフォロワーの属性を理解せずに依頼する
・フォロワーが多ければ効果が高いと思い込む
・KPIを設定せずなんとなく施策を実行する
・何でもお願いすればPRしてくれると勘違いする
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いかがですか?1つでも当てはまるものはありましたでしょうか?
ここから1つずつ分かりやすいように解説していきたいと思います。
―インフルエンサー の抱えるフォロワーの属性を理解せずに依頼する
例えば女性向けの化粧品をPRしようと思った時に、男性ファンが9割のインフルエンサーにお願いしても、属性が異なるため、効果はほとんどありません。
まず、インフルエンサーをキャスティングする場合は事前にそのインフルエンサーが抱えるファン層のデータを把握する事が最も大事になります。
何事もデータに基づく判断が不可欠です。
―フォロワーが多ければ効果が高いと思い込む
このような勘違いをされる方もかなり多くいますが、結論から言ってフォロワーが多い=効果が高いということには100%なりません。
なぜならば、そのフォロワーはプレゼント企画で集めたユーザーかもしれないし、フォロワー自体を購入しているだけの可能性も高いからです。
さらに言ってしまえば、アクティブユーザーではない可能性が高いです。
では、フォロワー以外のどの指標で判断すればいいか悩まれる方もいらっしゃるとは思いますが、
それはエンゲージメント率であったりエンゲージメント数になります。
YouTubeで例えると、高評価やコメント数などのユーザーのアクション数が指標になります。
―KPIを設定せずなんとなく施策を実行する
インフルエンサー 施策はしっかりKPIを設定する事が重要となります。
例えば、売上だけを見て判断せず、どれだけ情報が拡散されたか?どれだけフォロワー増加につながったのか?など、複数のKPIを設定して相対的に判断する事が重要です。
―何でもお願いすればPRしてくれると勘違いする
これは一番多い失敗例になりますが、インフルエンサー はとてもファンを大事にしています。
そのファン層が喜ばないような商品やサービスの紹介をお願いしてもNGになるケースは非常に多いです。
従来の広告であれば、広告媒体費を払えばコンプライアンス的に問題無ければ大抵の場合は出稿できますが、インフルエンサー は別物だと考えるようにしてください。
インフルエンサー にお願いする場合は、インフルエンサー だけでなくファンも喜ぶような企画内容も含めて提案という形で依頼することが必須となります。
また、PR会社などに依頼する事で、企画からインフルエンサー 交渉まで一貫してやってくれるので、自社で完結させるのが難しい場合は全て依頼してしまうのも1つの手になります。
6. 終わりに
YouTubeやインフルエンサーに対する理解を深める事で今後、今後さらにマーケティング戦略の幅を広げ、効果的な施策を実施していく事が可能になります。
次回は具体的な企業のYouTube活用例をもとにした記事を投稿予定ですので、是非そちらの記事もご覧ください。
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