GA4 の 「items」という【配列】をゼロから理解する　～ 配列とはいったい何なのか？ ～

items の中に、 item_name,  item_id などがある これはどういう意味？

まずは、purchaseというイベントが発生する時のdataLayerをご覧ください。これは、GTMに値を渡すために、ユーザーからは見えないHTMLソースとして用意されたものです。

dataLayer.push({ ecommerce: null });  // Clear the previous ecommerce object.
dataLayer.push({
  event: "purchase",
  ecommerce: {
      transaction_id: "T12345",
      affiliation: "Online Store",
      value: "59.89",
      tax: "4.90",
      shipping: "5.99",
      currency: "EUR",
      coupon: "SUMMER_SALE",
      items: [{
        item_name: "Triblend Android T-Shirt",
        item_id: "12345",
        price: "15.25",
        item_brand: "Google",
        item_category: "Apparel",
        item_variant: "Gray",
        quantity: 1
      }, {
        item_name: "Donut Friday Scented T-Shirt",
        item_id: "67890",
        price: 33.75,
        item_brand: "Google",
        item_category: "Apparel",
        item_variant: "Black",
        quantity: 1
      }]
  }
});

「items: [ 」で始まる部分が購入した商品の情報をGA4に送るための配列です。ある商品の情報が「{    }」の間続き、さらにもう一つの商品の情報が、「{    }」の間続いた後、「 ] 」カッコで閉じられます。

「配列」とは

まず、「配列」とは、複数のデータを一つにまとめて保持できるデータ構造のことです。例えば、あなたがショッピングをして、いくつかの商品をカートに入れました。このとき、カートに入れた商品のリストを配列として表現することができます。

GA4 の「purchase」イベントでは、「items」という配列を使って、購入された商品の情報をまとめて送信します。この配列の中には、それぞれの商品に関する情報が入っています。例えば、「item_id」は商品のID、「item_name」は商品の名前といった具合です。

「配列」の概念

想像してみてください。あなたがスーパーマーケットで買い物をしているとします。カートには、リンゴ、バナナ、オレンジが入っています。このとき、カートの中身を表現するために、次のようなリスト（配列）を作成できます。

カートの中身 = [リンゴ, バナナ, オレンジ]

これが配列の概念です。GA4の「purchase」イベントでは、同様に、購入された商品のリストを「items」という配列に入れて送信します。

例えば、次のようなデータがあるとします。

商品1:

• item_id: 1

• item_name: リンゴ

商品2:

• item_id: 2

• item_name: バナナ

商品3:

• item_id: 3

• item_name: オレンジ

これらの商品情報を「items」という配列に入れると、次のようになります。

items = [ {item_id: 1, item_name: "リンゴ"}, {item_id: 2, item_name: "バナナ"}, {item_id: 3, item_name: "オレンジ"} ]

こうして、配列の中に商品情報が入ります。これをGA4に送信することで、購入された商品の情報を追跡できるようになります。