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仕事の距離感

今日はちょっとしたトラブルがあった。私はあまり役に立てなかったのだが、事務さん二人が奔走してしっかり解決してくれた。

そんなわけでお夕飯をご馳走した。
お酒を飲まない私たちなので、さほど距離がつまることもない。会話の内容も仕事のことが多いし、ちょっとしたプライベートなこともさほど踏み込みはしない。

そのせいか、沈黙が若干気まずい。

この気まずい沈黙はどうやってやり過ごしたら良いのだろうか。
コミュ力が無さすぎて突破口が見えない。

何か切り口を見つけないとと無理をすると変なことを言い出してしまうし、かといってこの沈黙に長時間耐えられる自信はない。
立場上年長者である私が話をうまく振れれば良いのだが、性格診断で90%内向的と出た私がそのようなことをできるはずもない。

振り返ればプライベートでも私に「沈黙」はつきものだった。よくある。
比較的孤独や静寂を好む私は、話すことより沈黙の方が得意分野である。しかしなぜ「気まずさ」が発生するのだろうか。静寂が好きなら良いではないか。矛盾している。一人の時の静寂と複数人でいる時の沈黙による静寂は大違いだ。やはり気を使うのだと思う。この人は私といることを楽しめているだろうかという配慮が機能してくる。若干面倒くさい女である。しかし、この配慮が完全に欠落したらそれはそれで問題な気もしている。
気にしなくて良いものを気にしすぎるのも良くないが、気にすべきものを気にしなすぎるのも良くないものだ。この場合、気にしなくて良いか気にすべきかのボーダーラインは他人の感じ方によってくる。そうなると完全に手探りの状態になるわけだ。結果、気まずいという状態が生まれるのだと思う。「どうですか?楽しんでいますか?」など唐突に聞けない。「この沈黙大丈夫ですか?」なども聞けない。

あれだな、「今私楽しんでいます」というプラカードでも欲しいものだな。



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