見出し画像

春の挑戦

今日は2週間ぶりに書道のお稽古だった。

昨年8月から始めた書道。正直こんなに楽しめると思っていなかった。当時、私は近しい人を突然に亡くし、結構真剣に出家を考えていた。その関係で、筆をもてた方が良い程度の気持ちだった。初心者なので「漢字部」を勧められ、ここまで半年間やってきた。

今日稽古中、ふと壁を見ると条幅紙にとても格好の良い作品が2つ並べてあった。
「先生、あれすごく格好いい」
と声をかけたところ、「臨書部」というものの説明をしてくれた。古典を学ぶというもので非常に興味がある。
「ここまで漢字部やってきて、基本の線も上手になってきたから挑戦してみるのもいいかもよ」
という先生の声に背中を押されつつ、漢字部の段位もあるので正直少し迷った。
「段位なんて気にしないで書いてみたいと思ったものを書いていこう」
先生のそんな一言に背を押され、4月から臨書部に挑戦することにした。またゼロからのスタートである。もし嫌なら来年は漢字部に戻ればいい。

手本を見るとどれも一癖あって難しそうだった。書けるかな・・・そんな不安もある。今まで積み上げてきたものを手放す勇気もいる。でも迷い込んだ趣味の世界なのだから、気の向いた方に流されてみるのも良いものだ。
どんな経験でも学びや喜びの得られないものはない。
40の手習、続きます。

いいなと思ったら応援しよう!