
整える習慣 小林弘幸
自律神経と上手につき合う108の行動術を伝授。
コロナ禍により、知らず知らずのうち、
私たちの心と身体は大きなダメージを受けています。
そこで大事になるのが、
自律神経を整える毎日のちょっとした積み重ね。
100ある力を120にアップさせても、日常的に70しか発揮できていなければ何の意味もありません。
そんなことにお金と時間と労力を費やすくらいなら、100ある力を↓安定的に90出せる」準備、コンディションづくりをするほうがはるかに効果的です。
仕事のクオリティを高めたいなら「実力をつける」より「今の実力を出し切ること」に意識を向けるほうが圧倒的に近道です。
自律神経
「自分では動かすことのできない部分」を司っているのが自律神経です
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」のふたつがあります。
交感神経とは「体を活動的にするための神経」で、車で言えばアクセルのようなもの。
一方、副交感神経は「体を落ち着かせ、休めるための神経」です。車のブレーキのようなもので、睡眠時や食事のあと、栄養を吸収するときなど、体が落ち着かなければならないときに優位になるものです。
「自律神経を整える」とは、ごく簡単に言えば、交感神経と副交感神経をバランスよく、高い状態にすることです。
コンディションの乱れ
自律神経というのは一度崩れると3~4時間は戻りません。
つまり、一度イライラしてしまったら、その後の3時間はコンディションが崩れっぱなし。
血流が悪くなり、脳に十分な酸素とブドウ糖が送られないので、感情のコントロールは利かなくなり、集中力は低下し、判断力も悪くなります。
服装で乱れる自律神経
もともと細身で、体型に合っている人は構いませんが、窮屈な思いをしながら細身の服、靴を身につけていると、それだけで交感神経が上がり、コンディションを崩します。
結果、仕事の効率を落とす原因となります。
やる気の出し方
人と話していると、それだけで交感神経が高まり、体に活動のスイッチが入ってきます。最初はなんとなくやる気がなかったけれど、人と話しているうちに集中力が増してきたという経験は誰にでもあるはずです。
自律神経の構造から言って、じつに当たり前の反応です。
集中力
人間の集中力は約90分しか続きません。どんなに調子がいいときでも、90
分ぶっ続けで仕事をすれば、集中力は落ち、効率は確実に下がってきます。
つまり、60~90分の間に必ず休憩をとり、コンディションを選え直してから続きの作業をするほうが効果的なのです。
ゆっくり話す
いいことは
まずは感情が入らないことです。人は感情が入れば入るほど、話すスピードが速くなります。
何かイヤなことを言われたら、すぐに反応する人、猛烈な速度で反論する人がいるでしょう。
完全に自律神経を乱し、コンディションを下げている状態です。
何かを言いたくなったときほど、ひと呼吸置いて、ゆっくり静かに話し始める。
そのスイッチが入った瞬間、自律神経は整い始めます。
ブラックコーヒー
コーヒーが健康に寄与することは、さまざまな研究で証明されています。
最近ではパーキンソン病や認知症、高脂血症の予防になるとの論文も発表されていますし、ハーバード大学の研究によれば、セロトニンやドーパミンの分泌量を増やし、抗うつ効果があることもわかっています。
血管を拡張させたり、抗酸化作用があるなど、血流にいい影響を及ぼすことも多くの研究から証明され、カフェインやポリフェノールが健康を促進することは広く知られています。
だからといって、たくさん飲めばいいわけではなく、目安としては一日2~4杯程度。それもホットで、ブラックで飲むことをオススメします。
コーヒーは飲んでみようと思います。
他にも、行動や考え方、飲み会、SNSとの付き合い方がとても勉強になりました。
私は話し方が早いと言われることが多いので、ゆっくり話すのはやってみようと思いました。
しかし、あまりゆっくり話すぎると、馬鹿なので、何を言いたかったのか忘れるので、訓練が必要だと思いました。
いつも忘れ物をしたり、物事をすぐ忘れるのは、用事は2つまでとするといいというのは、目から鱗でした。
この本はおすすめです。
いいなと思ったら応援しよう!
