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のうだま2 記憶力が年齢とともに衰えるなんてウソ! 上大岡トメ 池谷裕二
最近、年をとってもの忘れやど忘れが激しくなって……。しかし、ちょっと待ってください。最新の脳科学の研究で驚くべきことが発表されました。それは「年をとっても、脳の神経細胞の数は減らない」ということ。ではなぜ記憶力が衰えたように感じるのか? その秘密をイラストと漫画でやさしく解き明かし、もの忘れやど忘れへの対処法を教えます!
脳の老化?
年をとれば、記憶力は衰える1人口に膾炙したこの俗説がある。
たしかに、老年性アルツハイマー病などの認知症になれば、神経細胞は脱落して、記憶力は低下する。
しかし、これはあくまでも脳焼患である。
実際には発症しない人のほうが多い。
解剖学的知見からは、脳の神経細胞の数は、3歳以降はほぼ一定で、100歳まで生きてもほとんど変化がないことが報告されている。つまり、脳という装置は経年劣化しない。
脳は衰えない
私たちが普段の生活で実感するほどには脳は衰えないのです。ですから日常会話レベルの話であれば、
「記憶力は年齢とともに衰えることは全くない」
記憶の低下は気のせい
付き合いも増えるし、芸能人、歴史上の人物、政治家なども入れていけば、知っている名前の数は、何千、何万となるでしょう。膨大な量の情報から検索するには、コンピューターでさえも時間が掛かります。
すぐに名前が出てこないのは、裏を返せば、それだけたくさんの知識が自分の頭に詰まっているということなのです。
ですから単純に記憶力の衰えとは言えません。
脳の耐久性
2005年にオランダで115歳の女性の方が亡くなりました。
彼女は亡くなるまで健康でした。
そして最新の脳科学の技術で、彼女の脳が徹底的に解剖されました。その結果、神経細胞の数だけではなく、シナプスの数、遺伝子の状態、タンパク質の量など、調べた
限りにおいて彼女の脳の状態は若い頃と大差がないことがわかったのですどうやら健康な生活さえしていれば、脳という装置は、120年くらいは平気でもつように脳という装置は、耐久性が備わっているようです。
脳のマンネリ
シータ波を簡単に言い表すとすれば、「興味を持っているときに海馬から出る脳波」ということになります。すなわち「興味の印」ですね。
年をとると、周囲のものことがどんどん当たり前のように感じられてきて、次第に驚きの感情が渡ってきます。
世界は依然としてこれほど光り輝いているのに、自分から蓋をして、新鮮味を希薄にし、マンネリ化させてしまう。
するとシータ波が出ませんから、一見、記憶力が衰えたと感じても仕方がありません。この意味においては、記憶力の衰えは決して脳のせいではなく、自分自身の態度、つまり気持ちゃ心の持ち方の問題だということになってきます。
「もの覚えが悪くなった!」「ど忘れがひどい!」なんて言っているあなた。あなたの脳は、マンネリ化してしまっていませんか?
面白かったです。
読む前は脳の衰えを感じる気がしていましたが、思い出せないのは記憶のバグだと分かって安心しました。
でも、そこは使いこなし次第でどうにでもなる。
それをこの本は教えていただきました。
酷い時は読んだ本を忘れることもある。
というか多々ある。
でも、そこは脳を使いこなし次第でなんとかなるのだ。
気持ち、一番大事なのは気持ちだ。
好きな気持ちを利用して、そして記憶に楔を打ち込む。
そして一番大事なのは「忘れる事」。
記憶よりも忘却の方が、脳を潤滑に活用できるのだ。
ぜひ読んでください。
面白かったです。
この本はおすすめです。
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