見出し画像

近畿大学通信教育部図書館司書コース:合格レポート/図書館概論

 図書館概論合格レポートを載せていきます。
・丸写しはご遠慮ください。
・このレポートは私自身の解釈で書いたものです。
 全てが合っているとは限りません。参考程度にお願いいたします。


設問

公共図書館を1つ選び、レポートを作成しなさい。以下について記入すること。
・図書館の正式名称と所在地
・立地、予算、蔵書数、蔵書の年間増加数、貸出数、業務別職員数(内、過去数年間の採用者数、司書有資格者数)、収容座席数
・図書館サービスの種類と内容
・見学先の図書館に期待すること、改良すべき点、全体の感想等

レポート

(1)はじめに
 図書館は地域の利用者が無料で資料を利用したり、閲覧したり、活用できる公共施設である。今回は市立⚪︎⚪︎図書館を調査した。

(2)市立⚪︎⚪︎図書館の概要
 図書館正式名称:市立⚪︎⚪︎図書館
 所在地:⚪︎⚪︎県⚪︎⚪︎市⚪︎丁目
 上記の施設について以下の通り調査を行った。

①立地
 JR⚪︎⚪︎線の⚪︎⚪︎駅の近隣に位置している。徒歩で約10分前後で、最寄りのバス停からは徒歩5分程度である。図書館の近隣には幼稚園や小学校があり、他に市役所や年金事務所、水道局や警察署など市に関連した施設が立ち並んでいる。駐車場は20台あり、近くの市役所にも停めることができる。 

②予算
 令和5年度の予算は72,360,000円である。内訳は管理運営費、施設維持関連費、図書等資料設備費、図書館システム設備費、子ども読書活動推進事業費、学校図書支援対策事業費、海の学び事業費(展示など)である。令和5年度からは新型コロナ感染症に関する事業費は無くなっている。

③蔵書数及び年間増加数、貸出数
 令和4年度の蔵書冊数は324,622冊であり、年間増加数は3,657冊である。貸出数は286,522冊である。

④業務別職員数
 主査1名(司書)、係員2名(司書)、会計年度任用職員12名(うち司書7名)であり、令和5年度に会計年度任用職員が1名増加している。 

⑤収容座席数
 一般室(軽読書コーナー含む)48席、児童室26席、郷土資料室24席(拡大専用席・拡大読書機1席含む)、視聴覚室70席、会議室12席、学習室36席、休憩コーナー32席(テラス席8席含む)の全280席である。

(2)図書館のサービスの種類と内容
①基本サービス
・資料の貸出はカードがあれば10冊と紙芝居2冊が上限で最大2週間の貸出期間である。
・予約はWebOPACを利用して可能。希望の本がない時は購入希望や他の図書館から借り受けすることがで
きる。貸出期間の延長は電話、カウンター、Webから可能。
・コピー機が一台あり、資料の複写が可能。
・OPACが2台設置されており、自由に使用できる。
・パスファインダーの設置あり、図書館のWebサイトからもアクセス可能。
・新聞DVDの閲覧用パソコン1台設置、国立国会図書館デジタル化資料閲覧用・インターネット閲覧用パソコン1台設置あり。 

②対象者別サービス
・乳幼児向けにカーペットの絵本コーナーがあり、月に数回読み聞かせや手あそび、保護者に絵本の紹介を行う。
・児童向けにおはなし会や工作、アニメの上映を視聴覚室で実施している。
・児童室にはバリアフリーコーナーがあり、さわれる絵本や点字絵本、LLブックがある。
・図書館のホームページは子ども用に変換することも可能で資料の検索や情報を取得するのも漢字にふりがなが振ってあるため自身で行うことができる。
・授乳室や多目的トイレ(オストメイトも可)、車いす、老眼鏡・ルーペ完備、コミュニケーションボード(指を指すだけで意志を伝えられる)、カートが設置されている。
・大活字本、朗読CDコーナーがある。
・外国語の絵本や英字新聞、洋書のコーナーがある。
・デイジー図書の貸出、⚪︎立図書館の電子書籍を利用することが可能。

③その他
・移動図書館が市内を回っており、1週間で33ヶ所を回る。
・スクールライブラリー便として市内の小・中学校に本をまとめて貸出。

(3)見学先の図書館に期待すること、改良すべき点、全体の感想
 市立⚪︎⚪︎図書館では、近隣に幼稚園や小学校があることから乳幼児や児童のサービスが充実している。定期的なイベントを実施することで乳幼児期から親子で楽しみ、本だけでなく、工作や映画上映も行っていることから子どもたちに図書館に幼い頃から親しみを持ってもらおうという意図が感じられる。また、市内の小中学校に読書週間用の図書を貸し出している。しかし、子ども自身が自分で検索できるパソコンの設置などはなかったため、図書館利用教育を促進するためにも今後は検討し、子ども自身が自分の手で学べる環境を作るとより良いと感じた。また、学習室はかなり広く、座席数も多いのだがYA向けのコーナーはなかった。読書離れや図書館離れを防ぐためにも特設コーナーを設けたり、文献調査について学ぶ機会があっても良いと考える。
 しかし、市立⚪︎⚪︎図書館では地域の行政機関や病院等と連携しているのがとても良くわかった。⚪︎⚪︎市は観光業が主となっている。そのため、観光コーナーで⚪︎⚪︎市の歴史や郷土に関連した本を紹介しており、観光業にも寄与していた。また、図書館の本の貸代年齢が最も多いのが70代ということもあり、健康に関して⚪︎⚪︎市保健所や市立⚪︎⚪︎病院と連携、がん関するパンフレットや文献を紹介しており、地域に住む人々の支援にも深く関わっていると感じた。
 市立⚪︎⚪︎図書館では他の行政機関や教育機関、病院等とも関わり、公共機関の一つとして乳幼児から高齢者まで地域の人々を支援している立場であることを強く感じられた。今後もどの年齢層も漏れることなく利用してもらえるような充実したサービスが発展することに期待したい。

参考文献

令和5年度版市立⚪︎⚪︎図書館要覧(2023年度版)
⚪︎⚪︎市ホームページ(http://www.city…..)⚪︎年⚪︎月⚪︎日閲覧

感想

図書館概論のレポート課題の詳細には「事前に見学希望の図書館にインタビューの申し込みを行うこと 」とありますが、私はインタビューなしでレポートを提出しました(先生、ごめんなさい涙)。その代わり、図書館へ調査に行って気になったことはひたすらメモしてきました。それをレポートに盛り込んでいます。そのあとは調査で足りなかったことを要覧やホームページで補う形で提出しました。
この科目の後に提出するつもりだった図書館サービス概論、図書館サービス特論のレポート課題も頭に入れつつ調査に行きました。この科目を含めた3科目は同じ図書館を舞台にした方がレポートを書きやすいと感じたからです。
図書館概論の成績は「秀 95」でした。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
いいね、フォロー、とても嬉しいです。励みになります!
インタビューなしでも設問の内容&自身で実地調査した内容が盛り込まれていれば、きっと大丈夫だと思います。(インタビューに行くか相当悩みました。でも時間もなかなか作れないし…同じ街にこのレポートを書いてる人が複数人いたら一気に問い合わせが増えて図書館の方も迷惑かもしれないしい…と思ってなかなか動けなかったです。長い言い訳すみません。。。)
中にはメールで問い合わせて自分が気になることを聞く方もいるようです!
図書館によっては「図書館ツアー」を開催しているところもあるので時間があれば参加するのも良かったかなあと思ってます。
レポートを作成している方の参考になれば嬉しいです。

いいなと思ったら応援しよう!

ancomo
よろしければ応援よろしくお願いします♩