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近畿大学通信教育部図書館司書コース:合格レポート/図書館サービス概論

図書館サービス概論のレポートを載せていきます。
・丸写しはご遠慮ください。
・このレポートは私自身の解釈で書いたものです。
 全てが合っているとは限りません。参考程度にお願いいたします。


設問

身近な公共図書館(都道府県立より、市町村立が望ましい)を観察し、このテキストに書いてあることと比較しつつ、その図書館の特徴を述べ、またあなたの具体的で実現可能な希望を列挙してください。

レポート

1.はじめに
 今回、市立⚪︎⚪︎図書館について調査を行った。なお、数値に関しては各市の参考資料を基に記載している。

2.市立⚪︎⚪︎図書館の概要
(1)立地
 JR⚪︎⚪︎線⚪︎⚪︎駅から徒歩約10分程度のところに位置している。近隣には市役所や警察署、消防署、幼稚園や小学校などが立ち並んでおり、市の主要な建物が近い。駐車場は20台程あり、満車の場合は⚪︎⚪︎市役所に停めることも可能である。
(2)蔵書に関して
 市立⚪︎⚪︎図書館の蔵書数は324,622冊であり、登録者数は43,899人である。人口の一人当たりの蔵書数は3.01冊であり、市民1人当たりの貸出冊数は2.66冊である。全国市立図書館の蔵書数は273,942冊であり、それに比べると蔵書数は多い。全国の市立図書館の平均の一人当たりの蔵書数は3.42冊
13行 であり、貸出冊数は5.26冊であるのに対して⚪︎⚪︎市の蔵書数、貸出数はいずれも低い値となっている。近隣の市と比べてみると、⚪︎⚪︎市では蔵書数は333,641冊であり、登録者数は13,400人である。人口57,166人の一人当たりの蔵書数は6.16冊であり、市民一人当たりの貸出冊数は8.95冊である。
 また、⚪︎⚪︎市では蔵書は352,358冊であり、登録者数は41,774人である。人口57,166人の一人当たりの蔵書数は6.16冊であり、市民一人当たりの貸出数は7.04冊である。この数値から見ても市立⚪︎⚪︎図書館は人口や登録者数に対して蔵書数が少ないことが分かる。また、⚪︎⚪︎市に対しては人口の多さの割に登録者数も貸出冊数も少ないことが分かった。
(3)基本サービス
①貸出・閲覧・レファレンスサービス…1人10冊(+紙芝居2巻)まで貸出可能で期間は2週間OPACが2台設置されており、自由に使用可能。
②リクエストサービス…登録することでWebOPAC使用可能。道立図書館の資料も予約可能。
③複写機サービス…1台設置されており、複写可能。
④課題支援サービス…保健所や病院と連携した資料の配置、IT技術の資料コーナー設置。
⑤文化・集会活動…季節の展示物や観光地としての歴史にまつわる資料コーナーあり。
⑥図書館行事の実施…子ども向けの工作や映画鑑賞、図書館ツアーの開催。
⑦その他…がんに関する資料やパンフレットの配置のコーナーがある。暮らしを豊かにするための本の紹介コーナーがある。
(4)対象者別サービス
①児童サービス…乳幼児向けにカーペットで仕切られた絵本のコーナーがある。月に数回絵本の読み聞かせや子どもが好きな手遊びなどを保護者向けに紹介している。幼稚園や保育園などの施設に訪問し、お話し会やブックフェスティバルを実施。
②高齢者サービス…朗読CDコーナーや拡大読書用デスクが配置されている。
③障害者サービス…デイジー図書の貸出を実施。大活字の本、点字の本やさわれる絵本、LLブックがある。
④多文化サービス…英語で書かれた絵本や朗読のCD、英語と日本語で書かれた本がある、英字新聞や洋書コーナーがあある。
(5)その他のサービス
・移動図書館が市内各地33ヶ所を回っている。
・⚪︎立図書館の電子書籍も利用可能。
 
3.テキストとの比較と具体的で実現可能な希望
 市立⚪︎⚪︎図書館では、近隣に幼稚園や小学校があり、児童サービスが充実していることが分かった。ただ、児童が自発的に調べ物ができるような取り組みはなされていなかった。文献調査法が学べる講座やイベント、児童を専門的に指導できる図書館員がいて、些細な質問や指導に対応できる環境があると児童期から図書館利用教育が浸透し、図書館の利用者増加につながると考える。
 また、児童期には積極的なイベントや広報があるにも関わらず、YA世代に対しては何も対策がなされていないように感じた。市立⚪︎⚪︎図書館では13歳〜18歳の貸出率が他のどの世代とりも低くなっている。YA世代が興味を持てるようなコーナーを設置し、おすすめの図書などを紹介する取り組みが必要である。また、学習室がとても広く充実していることや近隣に大学もあることからYA世代対して学習アドバイスをしたり、居場所になるような相談ができる大学生ボランティアの配置があると利用者が増えてくるだろう。また、YA世代にも文献調査法を学ぶ機会や読書習慣を促進するようなイベントや取り組みはなされることを望む。
 また、⚪︎⚪︎市は観光の街であるが、街はシャッター街となり、寂しさを感じる部分が多くある。地域の産業の活性化は必要に感じられ、近年のインバウンドの急拡大の影響もあり、ビジネスチャンスが眠る街でもある。そのため、ビジネス支援にも力を入れた資料やセミナー講座の開催が必要だと感じる。起業を考えている人に対してビジネスに関する資料のコーナーの配置や産業振興部局や商工会議所の担当者を紹介したり、起業して成功している方の講座や相談会を実施することも必要だろう。
 市立⚪︎⚪︎図書館は近隣の地域に比べて蔵書数が少なく感じる。予算の関係もあるとは思うが、蔵書数を効果的に増やす取り組みを実施し、利用が少ない世代にも利用してもらえるような取り組みを望む。

参考文献

市立⚪︎⚪︎図書館事業概要 令和5年度版 令和4年の利用概要(2023年度)
⚪︎⚪︎市民図書館要覧(2023)
⚪︎⚪︎市図書館活動報告(令和4年度版)
日本図書館協会 日本の図書館統計(https://www.⚪︎⚪︎)(2024/⚪︎/⚪︎ 閲覧)

感想

この科目のレポートは再提出になっています。
私は1回目の時に「一人当たりのデータは平均とも比べて評価してください」と総評で指摘があったのでそれを追記して合格となりました。
データや平均を出したりするのが苦手なのと近隣の図書館のデータと比較もしなくてはならなかったので作成するのに少し時間がかかりました。
この科目の成績は「優 80」でした。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
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レポートを書いている方の参考になれば嬉しいです。
データや平均を出すのは大変ですよね。。
数字が苦手な方は特に(私も含む)。
再提出でも先生が指摘してくれたところを追記すれば大丈夫です!
諦めずに提出しましょう!

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ancomo
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