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譜読みが続いてる曲たち

練習曲以外の譜読みを3曲同時に始めた結果、2曲は今でも続いていて、どちらも苦手箇所は克服できてないまでも、全体が見渡せるようになってきた。

弾きたい曲に限っての話だが、譜読みは好きな方だと思う。ゼロから積み上げていく過程も、作戦を練るのも、練習を組み立てるのも、どれも嫌いじゃない。形ないところから、少しずつ輪郭が見えてくるところもたまらないし、ゆっくりでも、最初から最後まで通った時の喜びは、なかなか他では味わえない。

最近の譜読みのマイルール。ゆっくりであっても、早回しして聞いたとしたら、思い描いている演奏の近くにいること。言うは易しである。これ、自分にとってはなかなか実現しないのよ。それでも、何にもない空っぽの演奏にはならないよう、意識する。

いいなぁと「感じる」だけじゃなく、いいなぁが「音を通して伝わる」を目指す。それは譜読みから仕上げまで一貫して。

昔から、どういうわけかフランスの作曲家の作品が好みで、よく弾いてきた。プーランクとシャブリエは今回が初めて。

プーランクは少し快活な、シャブリエはそれよりは落ち着きのある、特別速くも特別遅くもない曲だと思う。プーランクの方が、弾きたいテンポにまだまだ遠い。二曲並べて弾くなら、どっちを先にしたら良いだろう?なーんてことを考えるのも楽しい。この二曲の行く末はどうなるのだろう?君たち、レッスンについてくる?

素敵な曲たちよ、弾いているのが私でごめんねー、という思いは常にある。フランスものが好きとか宣っても、その実態はいつまで経っても拙いテクニック、垢抜けないセンスでしてね。でも、時代を超えてこうして出逢っちゃったんだもんね。どうかひとつ、仲良くしてくださいね😊

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