課題解決Pシーズン5 参加者紹介-ヒューマンラボ 「未来を考える60代が輝く居場所づくりの提供」
船越 伴子 さん
(株式会社ヒューマンラボ 取締役)
■課題解決プロジェクトで取り組む課題や背景を教えてください
今の60代の方々は、いったん定年等を迎えバリバリ仕事は一段落しますが、身体は元気で自身のキャリアや社会問題への関心も高く、自身がこだわりをもって生きている方が意外と多く、「シニア」という言葉のイメージとはほど遠く、活き活きと自分らしく仕事や生活をしようとしている方々が着実に増えていると言えるでしょう。
しかしながら、そのパワーや、考えていることを発揮する場がなかなか見つからないのも事実かと思われます。そこで、問題意識の高い、これまで以上に大きな視点でいろんなことを考えていきたいと思っている60代の方々の、その思いやパワーを発揮していただく居場所をつくりたいと考えました。
■どんな事業、サービスになりますか
サービス名:TNG100 KOBE (Think Next Generation)
やっと未来を考えるゆとりのできた、60代の、〝子どもの未来や世界の未来、自分が本当にしたいこと、社会問題 “など、もっともっと次世代について考えたい方の居場所づくりを提供する事業です。
神戸在住や神戸と関係の深い60代の方に100名限定で集まっていただき、次世代について語り合える場、コミュニティを作っていきたいと考えます。そこでは、学生などの若者、外国人観光客、神戸の地場企業なども集ってくるという場です。
例)
●社会問題を議論する場
●これまで培ってきた知識やスキルを、他者に教授する場
●若者と語り合ったり、自分がしたかったビジネスアイデアを受け継いでもらう場
●外国人や、外国人観光客と触れ合い、語学を楽しむ場
●神戸の歴史を探索する場
●神戸の地場企業のモニターとして、神戸発展のための提案を提供する場 etc.
■半年後のゴール、または目標のイメージを教えてください
2024年10月には本ビジネスを実際に立ち上げ、スタートさせたいと考えています。60代の会員制で、会費はひとり10,000円/月。第1回のTNG100KOBEが開催されようとしているイメージです。
■事業成長に向け、(メンターさん以外で)必要とするサポート、つながりたい法人・個人を教えてください
60代のTNGな方々、会員さん候補になる人との接点が必要です。
また、神戸の地場産業の方々にも、ぜひモニターなどでこの場をご活用いただきたく、つながりたいと考えます。
■なぜ、アンカー神戸の課題解決プロジェクトに応募されましたか? 期待することはどんなことですか
今回の事業は当社の新規事業で、すべてが初めての試みです。社内で考えるだけでは限界があり、こうした分野の専門家であるメンターの方にアドバイスやご指導をいただきたく、応募しました。
また、対象が神戸在住者や神戸に深く関連のある方々を考えており、「神戸発」の事業を起こすということからも、アンカー神戸での課題解決プロジェクトが当社にはぴったりはまりました。
半年後の事業運営になんとしてもつなげていきたいと考えております。そのために必要なことや情報収集の方法など、当社にはない視点でのアドバイスを期待しております。
公式サイト
メンター 江藤 誠晃(株式会社BUZZPORT 代表取締役 PRODUCER)
自称「神戸生まれの地球育ち」。ツーリズムプロデューサーとして国内・世界各地の観光地活性化策を手がける他、旅行作家・ジャーナリストとして様々なメディアにコンテンツを発表。マーケターとして主催した観光立国勉強会やプロデューサー塾などで観光・旅行業界に幅広い人脈を持ち、民間企業の新規事業開発から自治体の地域創生マーケティングまで幅広く活動。近年はZ世代の観光人材育成に注力し「観光甲子園」の統括プロデューサーも務める。
2022年に空飛ぶクルマ市場の活性化を目的とする公民連携組織 HAAM【HYOGO空飛ぶクルマ研究室】をローンチしチーフに就任。これらの多様な活動は全て独自のマーケティングメソッドをベースに推進し、アクセラレータープログラムにおいてもロジカルかつ実践的なメンター業を担っている。