「情報系大学院入試への道」読んだので感想
今回の技術書典には行っていないのですが、読みたいと思っていた本がBOOTHで出たということで喜んで買いました。
さっくり読めたので勢いのままに感想を書きます。
この本に期待していたこと
元々自分も、本の著者と同じく文系大学卒。今はエンジニアを名乗っているが、情報工学の基礎知識不足を感じる事もしばしば。
そういった背景から、何らかの手段で情報工学の学位を取れるくらいの勉強をしたいというのは少し前から考えていました。
元々自分の考えていた選択肢は放送大学、或いは学部への3年次編入。そういった中で、大学院入試というのは考えていたようで考えなかった選択肢でした。
著者が何をメリットとして大学院入試を選んだのか、そのメリットが見合うのならどのように対策していくべきか。目次からするとそのような事が書いてありそうで、手にとってみました。
大学院に行くメリットとは?
「大学院とは大学よりも専門的なことを学ぶ場所」
「学部でできる事ことなんてたかが知れている」
「勉強が好きな人は習得して満足してしまうこともあるが、そこに新しいものを一本付け加える、見つけ出す意欲がある人を求めています」
(いずれも本の中から一部抜粋)
そういうことらしいです。
あくまで専門的な研究機関なので、自分で研究テーマ持てなきゃ辛そう。
その事を理解した事で、僕の中で直近での大学院入試の選択肢はほぼ消えました。
エンジニアとしての勉強がしたいのであって、情報工学の研究は特に今の所食指が動いてないんですよね...
一方で、情報工学を学ぶ事で見えてくるものは確実にあると思っていて、その中で研究したいテーマも生まれるのではないかとも思います。要はすぐには行かない事を決めたというだけですね。
大学院入学の対策
この部分がとても分かりやすくまとまっていてよかったです。
そして前項の通り、私がやりたい「勉強」はここに書いてある内容でほぼ賄えそうに思いました。
まずはこの分野を学習して、興味関心が持てる分野を深堀りしていけば、大学院入学してでも研究したいテーマというのが見つかるかもしれないです。
まとめ
大学院入学に向いた人はどういう人なのか、そういう人がどういったアクションを取るべきなのか簡潔にまとまっていて大変ためになりました。
また私のようにまずは情報工学を勉強したいというレベルの人間にとっても、「試験対策」で列挙されている参考資料はそのまま使えそうです。私はこの対策に書いてある内容をひとまずやってみてから、改めて院進学が自分に向いているのかどうか考えることにしました。
ToDo
- 数学の勉強から始める 「プログラマの数学」
(この本の中では数学の勉強に「マセマ」参考書がオススメされていましたが、持っている数学本の中で積んでいる状態をまずクリアしたい)
- 情報工学系で興味を持っているテーマに関する論文を読んで見る。AR・VRに関するものが一番関心が高いが、ウェアラブルデバイスや、心理学絡みなども。
- BBC Learning English の 6 minute English聞く。
(本の中のオススメ。シャワー浴びてる間にYoutube見てる事が多いので、これに置き換えてみる)