ADLを制する者は看護を制する
看護の世界ではよく使われる言葉
ADL
看護師の仕事は大きく分けて2つです。
『診療の補助』
と
『療養上の世話』
療養上の世話という言葉を保健師助産師看護師法では使用していますが、意味合いとしては、疾患の影響により日常生活活動を自力で行うことが困難な患者さんに対し、援助または介助するという事だと個人的には思っています。
なので、日常生活活動の援助または介助を行う事は看護の役割であり、日常生活活動の維持・向上を目標として日々のケアを行っていく必要があります。
しかし、『日常生活活動』といっても活動内容は多岐に渡ります。なのでADLという大きな括りの活動内容は、3つに分類されています。
①BADL
全ての人が生活するために毎日繰り返し行う基本的な活動です。
食事、整容、更衣、排泄、移動、入浴活動を指します。
生活していく上で本当に基本的な活動ですが、高齢者の患者さんはなんらかの疾患によりこれらの基本的な日常生活活動が制限されています。
②IADL
BADLに比べ高次な活動になります。
調理、洗濯、掃除、買い物、屋外移動(公共交通機関利用)、服薬管理、金銭管理、電話、メールなどです。
BADLに比べると少し高次な活動になりますが、IADLも生活していく上では欠かせない活動だと個人的には思います。
③AADL
単に自立して生活する以上の活動、人生を楽しむための個別性の高い活動です。
趣味、余興、スポーツ、ボランティア、仕事、社会活動、友人との交流などです。
AADLは健康がベースにあってこそより活動できる内容だと個人的に思います。
どれも大切なADLですが、QOLや生きがいの向上には、IADLとAADLの自立がとても重要であり大切です。
僕たち看護師は、日々患者さんの状態に合わせた看護計画を立案し評価・修正をしています。
目標は時期によっても様々ですが、最終的な目標はやはりADLの自立につながると思います。
出来る限り元の生活に戻れるように関わっていく事が看護の大きな役割の1つだと個人的には思います。
ADLを制し、看護を制する方は
プチョヘンザ🙋♂️🙋♂️
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