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株式会社グローパスを創業しました

こんにちは、anboo (あんぶー) こと、大塚です。
この度、グロース支援の会社である「株式会社グローパス」を創業しました。独立してから1年半、数々の良いこ゚縁に恵まれ、グロースのご相談を数多くいただけるようになりました。私個人でできることの枠を超え、より多くの企業様のお役に立てるよう、この度法人化の運びとなりました。
今日は、この会社で何をやっているのか、簡単にご紹介させてください。

なんの会社なのか

一言でいうと「データ活用を強みとしたグロース支援の会社」です。
と説明すると「広告とかの運用ってこと?」「要するにCRMってことね」「データ基盤と分析系?」といった反応をよくいただきます。

アメリカのスタートアップ業界などでは一般的になってきた「グロース」ですが、日本においてはまだまだ概念として普及しているとは言い難く、人によってイメージするものが大きく異なると感じます。

「グロース」はサービスを成長させることそのものなので、対象となる範囲はとても広いです。
AARRRモデル(にAwarenessを追加したもの)を例にとると、従来の「マーケティング」の管掌範囲はAwareness(認知)〜Acquisition(獲得)ですが、「グロース」の場合はその先のActivation(活性化)〜Revenue(収益化)も対象となります。

AARRRモデル(にAwarenessを追加したもの)

また「グロース」は広告やCRMなどのマーケティングだけでなく、プロダクトづくりも対象とします。UI/UX改善や新機能の開発、取り扱い商品や料金プランなども対象範囲です。
こう書いてみると改めてその範囲の広さに驚きますが、とにかくサービスを大きく成長させるために必要なことは手段を問わず何でもやるよというイメージを持っていただければいいのかなと思います。

では何に専門性を置いているかというと「データ活用」です。
データ分析を通して今のサービスの状況を正しく把握し、どこにフォーカスするか決めること、何をやらないか決めること、優先順位をつけること、そういうことを得意としています。
マーケティングやプロダクトの実行部分については、各領域のプロフェッショナルたちと協業しています。

「グロース」におけるマーケティング・プロダクト・データ活用の関係性は、メルカリ時代の師匠であり、今もクライアント先で一緒にお仕事をさせていただいている樫田光さん(@hikaru)のGrowth Camp社が提唱する"Growth Pyramid"がとてもわかりやすいので、こちらに引用させていただきます。

"Growth Pyramid"の構造(Growth Camp社提唱)


社名の由来

社名の「growpath」は「growth (成長)」と「path (道筋)」を組み合わせた造語です。「事業成長の道筋を描き、その道を共に歩んでいく」という意味を込めています。
グロースは、例えると地図のない荒野で道を探すような営みです。
知らない土地で迷ってしまった時、地図がない状況でどのように進む道を決めるでしょうか?

1. 周囲の状況をよく観察する(太陽の位置や川の水音など)
2. 得られた情報を元に仮説を立てる(川に辿り着ければ、下山できるはずだ)
3. ひとまず進んでみる(こっちから水音が聞こえるから行ってみよう)
4. 周囲の状況変化を観察する(このルートだと行き止まりだから迂回が必要だ)
5. これの繰り返し

こんなところでしょうか。

これをサービスのグロースに当てはめると、このようなステップになります。

1. 状況観察 :データを見る(データモニタリング, ユーザーインタビュー, アンケート調査, データ分析)
2. 仮説構築:データを解釈して仮説を立てる(施策立案)
3. ひとまず進む:ABテスト
4. 状況変化の観察:テスト結果の分析
5. これの繰り返し
(※1,2のステップはしばしば逆転します)

グロースはデータを頼りに、日々状況を観察しながら一歩一歩進んでいく泥臭い道のりです。限られた予算と時間の中で、効率的に進むべき道を見極め進んでいくためには、サービスをグロースさせた経験と、データ活用のノウハウが大きく役立ちます。
私たちは単なるアドバイザーではなく、データ活用を武器にクライアントと共にグロースの道筋を切り拓き、共に歩んでいくパートナーでありたいと考えています。

誰がやっているのか

代表は、私(大塚)が務めております。
新卒から約7年間、データアナリスト兼PMとして、データを武器にプロダクトとマーケティングの両面からサービスのグロースに従事してきました。
専門とする領域は、データ分析 / 事業戦略 / CRM / プロダクト改善です。
サービスのグロース構造をフレームワークとKPIに落とし込み組織全体の目線を合わせること、ドラスティックな施策の検証を素早く実行する仕組みづくり・チームづくりが得意です。

大塚 杏里
X(旧Twitter) / Facebook
2018年に新卒でメルカリに入社。PM・データアナリストとしてサービスグロースに従事。 2020年に1人目PM・データアナリストとして医療系スタートアップに転職。2023年に独立し、データ活用を軸にグロースやDX支援、生成AI関連で活動。2024年、growpathを創業。

そして取締役は、ベースフード元CCOの加二谷宗真です。
ベースフードではCCOとして、創業期からブランディング・クリエイティブ領域の構築、グロースに従事してきました。 マーケティングをアカデミックなバックボーンとして持ち、それを活かした定量的な評価を軸としたロジカルなクリエイティブ提案を得意としています。

加二谷 宗真
X(旧Twitter) / Facebook
大学でマーケティングを専攻し、在学中に起業。 個人事業主としてデジタル・アナログ問わずクリエイティブ領域に従事し、 2017年に創業メンバーとしてベースフード株式会社に参画。 2024年、growpathを創業。

我々2人の他にも、現在は業務委託という形ではありますが、事業会社でサービスをグロースさせてきた多様な専門性を持つプロフェッショナルたちに参画いただいております。

なにをやっているのか

創業して間もない会社ではありますが、個人事業として約1年半(副業も入れると約6年間)グロース支援の仕事をしてきたこともあり、既にいくつかの企業様のサポートをさせていただいております。
企業規模は様々ですが、サービスがPMFして成長したものの、次のフェーズに向けてもう一段二段サービスを伸ばしたいというフェーズの企業様が多いです。ポストIPOのベンチャーや、M&Aで大企業のグループ入りしたベンチャーなど、挑戦のフェーズが変わってきた企業様を中心にパートナーとして関わらせていただいております。

我々の仕事は、サービスをグロースさせることです。その実現方法は実に多岐に渡りますが、我々はグロースのために必要なことであれば基本的になんでもやる方針です。
グロース戦略を描きその実行のサポートをすることはもちろん、チームやプロジェクトのオーナーとして自らが旗振り役となることもあれば、必要な人材を採用したり、代理店やツールの選定や紹介をしたりなど様々です。

クライアントのニーズや状況によって関わり方は様々ですが、基本的には以下のような流れでご支援させていただくことが多いです。
まずは経営陣や事業責任者とディスカッションし、サービスのコアの価値や今後の事業展開の目線合わせをします。また、現在社内で持っているグロースの仮説をヒアリングします。
その後、定量/定性データを活用して既存仮説の精査、新たな仮説構築、優先度付けなどを行います。それを元に、事業計画(PL/BS)、プロダクトロードマップなどを引き、施策の検証サイクルを回していきます。
施策の検証フェーズでは、事業責任者やマネージャーの壁打ち相手から、プロジェクトのオーナーやチームマネージャーのような役割まで、必要に応じて関わり方を変えています。
実務面でも、社内に足りない人材がいる場合、マーケティング、プロダクト開発、クリエイティブ、データ分析、データエンジニアリングなど、多様な専門性を持ったグロース人材を業務実行者としてアサインさせていただいております。

グロース相談の受付とグロース人材募集のお知らせ

しばらく新規の募集は停止していたのですが、この度強力なメンバーが増えたこともあり、少しではありますが新規でのクライアントサポートの受付をはじめました。
グロースで課題を感じている企業さまがいらっしゃいましたら、是非「こちらのフォーム」からお気軽にご相談ください。
また、growpathでは一緒にクライアント企業様のグロースに取り組んでいただける方を募集しています。
フリーランスの方、会社を運営されている方、副業を探している方など、どなたでもお気軽に「こちらのフォーム」からご連絡いただければと思います。

おわりに

長文となりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございます。
独立してから約1年半、皆さまになにもご報告ができていなかったのですが、この度のgrowpathの創業をきっかけにこうしてご報告することができました。
会社としては第一歩を踏み出したばかりで、これからというフェーズですので、引き続き皆様のお力添えをいただきながら、一歩ずつ着実に前進してまいりたいと思います。
最後に、個人事業主の頃から変わらず信頼しお任せいただいているクライアントの皆様、そして創業にあたり貴重なアドバイスをくださった多くの方々に、この場を借りて心よりお礼申し上げます。


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