僕とDくん
今から16年前、中学3年生の時。
「あんた昔こんなの好きじゃなかったっけ?」
と母に見せられたTVで、beatboxのパフォーマンスが流れていました。
放送を見て、そのまま当時流行っていた「モバゲー」でbeatboxのサークル(コミュニティ)に参加したのをよく覚えています。
当時モバゲーで1番大きなbeatboxサークルの管理人だったのが、D.Hというハンドルネームの人。学年は僕の二つ上の高校2年生でした。
初心者にも優しく技術を教えてくれて、気軽にサークルの人と会話をするDくんは正に皆の憧れ、人気者でした。
翌年、サークル内で衝撃の発表がありました。
「僕、ハモネプに出ます!」
管理人のDくんが高校の同級生と組んだバンドでハモネプに出演するんだとか。
CMで初めて見たDくんの素顔は、なんというか素朴で、優しそうで。サークルでのイメージ通りの人でした。
その頃になるとサークル常連になっていた僕はサークルの副管理人になっていて、当時モバゲーのルールで禁止だったけどメールアドレスも交換していて、いわば「メル友」みたいな関係になっていました。
そしてハモネプのO.A。
Dくん改めよかろうもんの「だいち」としてテレビに出演した彼は、その後も世界大会のwildcardやアポロシアターの出演など、様々なステージで活躍していきます。
大地が東京に拠点を移してからは、年に一度くらいではあるけどご飯に行ったり、近況報告の電話をたまにしたり。
お互いボイパリーグのチャンピオンにもなりました。優勝決まって親の次に連絡したのを覚えてます。笑
結婚発表後のサプライズをしたらそれを大喜びして動画化してくれたり。
僕がハモネプの補欠合格で悔しさで爆発しそうになってた時、「じゃあうちで一緒ハモネプに観ようや」と誘ってくれたり。
僕がプロとして立っていたステージを観に来て来れたり。
1人の友人として、彼の活躍にどれほど刺激をもらったか。
1人の友人として、彼にどれだけ助けてもらったか。
そんなDaichiと、この度バトルをすることになりました。昔から知ってる後輩、さつまあげのバースデーイベント。さつまあげは今や日本中のビートボックスイベントでMCをしたり、様々なイベント運営をしたり、かなり忙しくしています。彼のシーンへの貢献も計り知れません。彼とももう知り合って10年くらい経つのかぁ。
本当にね、感慨深い思いが強すぎて、バトルにかける気持ちとかあんま出てこないんですよ正直。
beatboxを始めて16年。Daichiと出会って16年。
お互い、大人になりましたね。
まだまだ人生も、ビートボックスライフもこれから。
とはいえ人生を賭けて向き合ってきた、打ち込んできたbeatboxという宝物。
いっちょ全力で、ぶつけ合いましょうか。
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