「夏の牝馬×黄金の負担重量」鬼に金棒の回収率と安定性
今週開催されるハンデ重賞の小倉記念に絡み、負担重量別の回収率について分析記事を昨日掲載しました。
芝のハンデ戦では負担重量50kg~53kgのゾーンが最も高回収率になるようです。
ここで1つ非常に気になった事があるのですが、基本的に負担重量は牝馬の方が軽くなります。
2015年から現在、負担重量が50kg~53kgとなったのは
・牡馬:1288頭
・牝馬:2519頭
そこで考えたいのが、元々回収率の高くなりやすい「夏の牝馬」に限定した、この負担重量ゾーンの回収率です。
黄金の負担重量ゾーン×夏の牝馬、その成績は?
早速分析を。
下記は
・分析期間:2015年~現在の7月・8月が対象
・芝のハンデ戦
・負担重量50kg~53kgを背負った馬
・性別で分けた成績
・単複100円均等買いの場合
というデータです。
分析する際、牝馬>牡馬を予想していましたが、これは空振りでした。
牡馬は勝率・複勝率が低いものの高配当となる穴馬の好走が目立ち、回収率で牝馬を上回っています。
では、払戻均等買いではどうなるでしょう?
※払戻均等法で分析する目的
的中したら必ず払戻が2万円を超えるよう資金分配し、穴馬の一発によって過去の回収率が高くなりすぎるのを補正します。
この方法ですと、上位人気馬もコンスタントに活躍していないと、回収率が低くなります。
払戻均等法で見る、軽ハンデ牝馬の安定性
上記と同じ条件にて、2万円の払戻均等法で馬券を購入した場合のデータが下記です。
穴馬の好走に支えられていた牡馬の回収率が大幅に下がり、牝馬は下がったとはいえ単勝回収率は100%。
つまり
「芝のハンデ戦にて、負担重量50kg~53kgを背負った夏の牝馬」は、上位人気・穴馬共に買い
だという事です。
小倉記念は牝馬が軒並み偶数番に入った事もあり、「夏は牝馬」の格言通りの結果もありえそうです。
また、牡馬の軽ハンデ馬にも警戒は必要でしょう。
穴党にとって歓喜の大波乱となりますでしょうか。