【2-8(3)】循環器系 - 下肢の脈管 国試過去問
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【2-8 循環器系 - 下肢の脈管】
■【2-8(0)】下肢の脈管 学習プリント
■【2-8(1)】下肢の脈管 解説
■【2-8(2)】下肢の脈管 一問一答
■【2-8(3)】下肢の脈管 国試過去問(このページ)
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【あん摩マッサージ指圧師】国家試験問題
<2014 あマ指 28>
動脈とその分布先との組合せで正しいのはどれか。
1.閉鎖動脈 —— 大腰筋
2.上殿動脈 —— 中殿筋
3.下殿動脈 —— 小殿筋
4.大腿動脈 —— 大殿筋
【答え】2
この問題は2番が正解です。
上殿動脈は上殿神経とともに梨状筋上孔より出てきます。
そして浅枝と深枝にわかれ、中殿筋、小殿筋、大腿筋膜張筋などに分布します。
浅枝は大殿筋上部にも分布するのですが、国試的には、神経と同じ分布域で考えておいて大丈夫だと思います。
その他の選択肢について確認します。
1. 大腰筋は腸腰動脈によって栄養されます。
腸腰動脈は内腸骨動脈の壁側枝です。
閉鎖動脈は主に内転筋上部に分布します。
3. 小殿筋も中殿筋と同じく上殿動脈によって栄養されます。
4. 大殿筋は下殿動脈によって栄養されます。
大腿動脈は大腿深動脈などの枝をだし、大腿の筋群に分布します。
動脈の分布域は、あまり覚えていない方が多いかと思います。神経の分布域から動脈に置き換えて推測する方法でこの問題は大丈夫かと思います。
【はり師・きゅう師】国家試験問題
<1994 鍼灸 33>
大腿動脈について誤っている記述はどれか。
1.外腸骨動脈の続きである。
2.鼠径靭帯の下をくぐり、大腿の前面に出る。
3.坐骨神経に伴い大腿後面を下行する。
4.内転筋裂孔を出て膝窩動脈に続く。
【答え】3
この問題は3番が誤っています。
大腿動脈は血管裂孔を通り大腿前面に出て大腿三角を下行。内転筋腱裂孔を通り膝窩に至ります。
その他の選択肢について確認します。
1. 大腿動脈は外腸骨動脈の続き。OKです。
2. 大腿動脈は鼠径靭帯の下、血管裂孔をくぐって、大腿の前面に出ます。OKです。
4. 大腿動脈は内転筋腱裂孔を出て膝窩動脈に続きます。OKです。
<2001 鍼灸 21>
下肢の動脈について誤っている記述はどれか。
1.貫通動脈は大腿深動脈から分岐する。
2.大腿動脈は大腿三角を通る。
3.前脛骨動脈は膝窩動脈から分岐する。
4.足背動脈は後脛骨動脈の延長である。
【答え】4
この問題は4番が誤っています。
足背動脈は前脛骨動脈の延長です。
その他の選択肢について確認します。
1. 大腿深動脈の枝は貫通動脈、内側・外側大腿回旋動脈なのでOKです。
2. 血管裂孔を通過した大腿動脈は大腿三角にでてきます。
大腿三角は長内転筋・縫工筋・鼠径靭帯によってつくられます。『三角なのに、長方形』です。
3. 膝窩動脈は膝窩筋下縁の高さで前脛骨動脈と後脛骨動脈に分かれます。
<2007 鍼灸 25>
下肢の動脈について正しい記述はどれか。
1.大腿動脈は鼠径靭帯の上を通る。
2.膝窩動脈は総腓骨神経と伴行する。
3.前脛骨動脈は足根管を通過する。
4.後脛骨動脈は足底動脈弓を形成する。
【答え】4
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