【2日目-② カッパドキア】天は赤い河のほとり ゆかりの地を訪ねて 2020
こんにちは。マティーニです。
今回はカッパドキアでの乗馬アクティビティについて記します。ようやく聖地巡礼開始です。
ローズバレーサンセット乗馬ツアー、夕日に色づくローズバレーを楽しむ2時間の乗馬体験に申込みました。ホテルまでの送迎付きで5,000円です。カッパドキアはペルシャ語で「美しい馬の土地」という意味で、おとなしく美しい毛並みの馬がたくさんいます。カッパドキアといえば、気球や4輪バギーなどの体験が有名ですが、乗馬もとってもオススメです!
なぜカッパドキアが「天は赤い河のほとり」の聖地巡礼になるのか、ファンの皆さんはお分かりかと思います。
そうです!番外編の舞台がカッパドキアなのです。「カッパドキア奇譚」で奇岩群の中をアスランで駆けていくユーリに憧れて、乗馬体験に申し込みました。
午後3時、ホテルから乗馬クラブへと車で移動しました。乗馬を始める前に、まず事務所で誓約書にサインします。(乗馬中に怪我や事故を起こしても自己責任です、という内容だったと思います)
さて、乗馬するかと意気込んで馬牧場に向かうと
待っていたのは
なんと
黒馬!
まさにアスラン!
乗馬のパートナーになる馬はこちらから指定できる訳ではなく予め用意されています。なので、そう都合よく黒馬じゃないよなと半ば諦めていたんですが。嬉しい結果となりました。
(性別は女の子でした。女性の場合、比較的小柄な雌馬に乗るみたいです)
では早速乗馬開始…
ところが、想像していたよりも黒馬の体格がよく、まず乗るのに一苦労。
(ガイドさんが補助してくれてなんとか乗れました)乗ったら乗ったで、目線が今まで体験したことがないほど高くなりヒヤヒヤ。馬が一歩一歩進むも私はバランスがとれず体幹グラグラ。
乗馬体験なんて一度もありません、ガイドさんとは拙い英語でコミュニケーション(すらほぼとれていない)、平坦な道でもとっても怖い。開始5分も経たないうちに、後悔が押し寄せてきました。
考えるはユーリのこと。鞍なし鐙なしヘルメットなし。パートナーはとびきりの軍馬で全力疾走で戦場を駆け抜ける。尋常じゃないです。アリンナでのカシュガ戦を思い出すだけでも身震いします。そもそも跳び箱みたくアスランのような軍馬に股がれない。
小柄な馬に跨りヘルメットを装着し鐙にしっかり足を置いてゆるゆると進みつつもバランスをとるのに必死な私のなんと情けないことか。
聖地巡礼という高揚感は薄れ、いかにユーリが稀有で勇敢な少女なのかを身にしみて感じ、少しシュンとしました。
怖々としながらも進みます。少し余裕が出てきて馬上からスマホでパシャリ。格別の風景です。
1時間後、目的地の場所に到着。カッパドキアの中で一番高い場所で奇岩群を見下ろせる場所です。ここに辿り着くまでに狭くアップダウンの激しい坂道がごまんとあるので、車や四輪バギーなどではたどり着くのが難しいです。乗馬か徒歩でないと来れません。
「カッパドキアで一番高い所にあるカフェ」と銘打ったミックスジュース屋さんがあり、その場でザクロやオレンジを搾ってくれました。美味しかったです。
しばしジュースを飲みながら休憩した後、ガイドさんがとある場所に案内してくれました。
案内に従い、裏手の奇岩の洞窟へと進んでいくと教会にたどり着きました。カッパドキアはキリスト教徒が隠棲した土地でもあり、多くの洞窟教会があります。
よくみると、顔がほとんど削られています。後から聞いた話ですが、イスラム教徒がこの地に住む際に故意に顔を削ったそうです。イスラム教では偶像崇拝が禁止されており、人の顔を描くのも禁じられています。よって、以前住んでいたキリスト教徒が描いたキリスト達の絵は、イスラム教徒にとってタブーだったわけです。(ちなみにギョレメ野外博物館で描かれている絵もほぼ顔が削られてます)
壁画の保存状態を維持するため、写真撮影が禁止されている所もあります。気をつけてください。(今回はガイドさんに確認をとってから撮影しました)
日の入りが思ったよりも遅く、あと1時間近く待機しないといけないらしいので、夕日を拝むのは断念し戻ることにしました。
そのままいてもよかったんですが、ガイドさんとの英語コミュニケーションが上手くとれずに過ごすのも辛かったので。
↑の写真は一番ローズバレーっぽい写真です(笑) 本来は沈む夕日の赤色が奇岩を綺麗に色付けるそうです。今回は早めに撤退しましたが、雲が多かった日なのでどちらにしろ綺麗には見えなかったかも。
帰り際にはコツを掴み、乗馬を楽しむことができました。怪我をすることなく無事終了です。
もともと往復2時間の予定でしたが、結局3時間ほど経過していました。
ホテルまで送っていただき2日目終了。
部屋に戻ってからどっと疲れが出てしまい、さっさとシャワーを浴びて寝てしまいました。夕食を食べに行く元気もありませんでした。
乗っていた当時は恐怖一択でしたが、今振り返っってみると「もっと乗馬していたかったな」と思います。またカッパドキアに行く機会があれば申し込みたいです。それまでの間に少しは英語を勉強してガイドさんとコミュニケーションを取れるようになりたい。
ゆったりと始まった聖地巡礼。3日目はレッドツアーに参加し、赤い河こと「マラシャンティア」を見に行きます。
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