2024-2025年末年始休みに脳みそに与えたモノこと
2024.12/28-2025.1/5までの間、大学がいわゆる年末年始休みだったため、積読積映画積音楽の類を一気に消化せんと意気込んで「積み」解消ウィークとしていろんな物をインプットした。
以下は、(ほとんど未来の自分が見返すために)その一覧を雑にリスト化したものである。
本
•東京ガールズブラボー(岡崎京子)
1年ほど前に地元のブックカフェで出逢って以来お世話になっているSさんのお宅に新年早々お邪魔した際、おすすめいただいたもの。タイムスリップでピテカンに行きたくなったが、一方で80年代のティーンのモラルのなさと手グセの悪さ(タナソーのこともおもいだした)も感じさせられ、昭和は輝いていた(©️武田鉄矢)とか余計に言えなくなった。
•世界の調律(マリーシェーファー)
秋ごろに一乗寺の恵文社でやっと見つけて以来ちまちま読んでいたが、ちまちますぎて進んでいなかった。普通に名著。ただし、マシンノイズと自然音をどうやって混ぜればいいのか(都会のLoFiサウンドスケープをマシなものにするにはどうすればいいのか)について、後進に託す、みたいな終わり方で、シェーファー本人の直接の意見があまりはっきり読み取れなかったのが残念だった。
•書を捨てよ街に出よう(シュージテラヤマ)
ご存知「書街」。若者のアナーキー魂を奮い立たせんとする寺山のパワー。元気が出る本だった。
そう言えば地元に元気が出る公園ってのがあって、たけしの元気が出るテレビに因んでいるらしいのだが、あそこで走り回っている子どもは1人もそれを知らないだろう。
•たまらなくアーベイン(田中-ペログリ-康夫)
菊地成孔が推してた日本最初期のディスクガイド本。トーキョーの男子ダイガクセーは全員車を所有しているという極めてクリスタルな前提に則って、アルバム(AORやメロウ系R&Bがほとんど)ごとのデートシチュエーションが示されている。奇書の類。こちらもSさんのお宅にて。
映画
•オッペンハイマー(ノーラン)
アマプラにカタカナタイトルで来ていたくせに字幕も音声も英語だけで、若干大変だった。特に裁判やってる方のタイムラインが用語がわからんすぎてキツかった。。おれみたいな英語弱者も落ち着いて観れるようにアマプラでも日本語解禁してくれ🙏
•ノスタルジア(タルコフスキー)
こちらもアマプラ。12/31に配信終わるらしかったので急いでn度目の鑑賞をした。相変わらず若干眠くなるが、それはやっぱり水滴の落ちる音をOSTに据えるという最上級の音響設計によるものなのだと思う。
•ベルリン天使の詩(ヴィムベンダース)
ピーターフォークがピーターフォーク役で出てる。おまけに(元)天使という設定。本作でもやはりいいキャラしてる。
•PERFECT DAYS(同上)
今観てる。Meditationsに置いてた「み空」のレコードに「includes パーフェクトデイズ挿入歌の青い魚!」みたいなハイプステッカーが貼ってあった気がする。確かに役所広司がカーステでカセット流してる。
音楽(多いので基本はタイトルのみ)
•Green(スティーヴヒレッジ)
•Point3 water album(システム7)
ストレンジデイズのカンタベリー特集を読んで、レインボードーム以外のスティーヴヒレッジを知りたくなって聴いていた。
•Glass (坂本龍一&アルヴァノト)
•グンジョーガクレヨン(グンジョーガクレヨン)
•Red Hot & Riot(V.A.)
•25 Years Later(ブレイズ)
•Alina(アルヴォペルト)
•Legend(ヘンリーカウ)
•EYES(オリジナルラブ)
•Power Spot(ジョンハッセル)
TV番組
•100分で名著の筒井康隆特集
菊地成孔が出てたし筒井康隆は気になるしで観た。カズレーザーと菊地成孔が「キチガイ」「気が狂う」「気がふれる」あたりの言葉を発しまくり、その度にNHKが規制サイントーンを被せていた。
「頭がピーっている」「完全ピーなんですよ」みたいになっていて、逆にそっちの方が響きとしてはトチ狂ってる感が出てしまっていた。もう、「頭がピーになる」みたいな言葉にしてしまってもいいと思う。
確か、「パァになる」みたいな放送禁止用語もなかったっけ。それも含めて考えれば、キチガイへの漸近過程としては、「頭がパァ」(出来事)からの「頭がピー」(結果、状態)ということになって50音順としても自然。
なんでこっちもこんなにピーになってるかというと、長野から京都へ戻る特急しなのの南木曽あたりの左右のパン振りで脳みそがパァになっているからです!疲れる!
それではみなさん、よき2025を。
俺もがんばります。。