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3期生日記②〜菊地葵さん〜

3期生日記、2回目は「ねじねじ」こと菊地葵さんです!
あなたラボに参加するまで、参加してからの気持ちの変化。
そしてこれからについて赤裸々に書いてくださいました。
勇気を出して一歩踏み出した葵さんのnoteをぜひご覧ください!

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Twitterにやたら流れてきた「あなたラボ」の広告。(失礼)
1度目はスルーした。(すみません)
2度目は少し引っかかった。
3度目は、無視できなくなった。
さっそく申し込みをした。
その後間もなく、事務局の女性と電話で話す事になる。
彼女は「うんうん、モヤモヤを抱えていらっしゃるんですね」と、私の話を優しく受け止めて聞いてくれた。
この時、「1年間、自分にできる事を頑張ってみよう」と思った。

私は幼い頃から保育園の先生になるのが夢だった。中学校では「男女平等参画社会だ」「共働きが当たり前のこの時代、家事は男女問わずやるもの」と教わった。女性の社会進出も進んでいると聞いた。

そして、いざ大人になると…
裏切られた。

保育士になる夢を叶えたが、その給料は決して高くなく、家族を養うためにと現場を離れる有資格者が後を絶たない。
結婚すると、パートナーは仕事を続けているにも関わらず、私は5年間勤めた保育園を辞職する事になった。また、家事の比重が私に大きく振り分けられた。パートナーは魚を焼いただけで褒められ、私は魚を焼いただけでは「おかずこれだけ?」と言われた。

妊娠した。職場に報告すると、およそ1週間ほどで解雇を言い渡された。

出産した。私はひとりぼっち、家族も友人もいない土地で子育てをした。子がいくら夜泣きをしても、パートナーの対応が代わる事はなかった。

そうして、私は、鬱になった。

今でも症状が強く出る事があり、就労なんて現状ではままならない。だけど、仕事をしないと焦りが生まれる。

「どうしよう、私このままじゃダメだ。」

そんな折、先述のあなたラボ事務局の女性と話すこととなる。
あなたラボ、どうやらもやもやしに行く場所でもあるらしい。

「もしかしたら得意かも。」

交流会を重ねるうちに、あなたラボに参加しなければあり得なかった出会いや、自分と向き合う時間に恵まれた。
私と同様にもやもやを抱えている人、行動力のある人、「それいいですね!」と受け止めてくれる人…
かつての自分の生活圏だけでは得られない刺激が、心地よい。

次第に、「私も何かやってみよう」と思えるようになった。

今は幼児から中高生向けに、各年代に合った性教育の教材作りやイベント企画を行っている。

まだまだ将来に不安はある。しかし、今できる事をやってみようと行動を起こし始めた自分に、ちょっぴり驚いている。

あなたラボ3期生 菊地葵


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