3期生日記④〜奥村潤子さん〜
3期生日記4回目は、ごてんまり作成をしている奥村潤子さん!
自身の活動している中で生まれたモヤモヤに対して、あなたラボに参加しながら「自分は何がやりたいのか?」が見えてきたようです。
ぜひご覧ください!
ごてんまりの”分かる”と”できる”を届けたい
こんにちは。
秋田県由利本荘市でごてんまりを作っています奧村潤子です。
〈ゆりてまり〉という屋号で活動しています。
今回あなたラボには、知り合いの一期生の方におすすめされたので参加しました。
わたしのやりたいことは、「ごてんまりの”分かる”と”できる”を届けたい」です。
皆さん、ごてんまりってご存じでしょうか?
ごてんまりとは丸くて可愛らしい、手毬のことです。
由利本荘市では地元の文化としてごてんまりが有名なのですが、実はその素性が市民にほとんど知られていません。
「伝統がある」「昔からある」というイメージばかりが先行し、ごてんまりの詳しい歴史についてほとんど誰も知らないのはもちろん、誰が作っているのか、材料は何を使っていて作り方はどうすればよいのかといった、具体的な情報は多くの人が知りません。
創作技術だけでなく、ごてんまりを見てどんなふうに楽しんだら良いのか、つまりごてんまりという地域の文化をどのように味わったらいいのかという、鑑賞技術も多くの人が持ち合わせていません。
由利本荘市にはごてんまりという素晴らしい芸術文化がありながら、その作り方、味わい方を学べる環境が圧倒的に不足しています。
わたしはこの状況をなんとかしたいという思いがありました。
そしてあなたラボに参加し、試行錯誤する中で「ごてんまりの”分かる”と”できる”を届けたい」というキャッチコピーにたどり着きました。
ごてんまりの”分かる”と”できる”を届けることができたら、きっと「面白い」「楽しい」と思ってくれる人が出てくるでしょう。
実際、由利本荘市の文化複合施設カダーレで月毎にテーマが異なるミニごてんまり教室を開催しているのですが、ワークショップの合間にごてんまりの歴史や柄の意味などをお話ししていると、皆さんの顔が輝くのが分かります。
「へぇ、そんなこと知らなかった!」
「ごてんまりって、面白いね!」
知らなかったことを知るのは純粋に楽しいですし、地元の文化について知りたいと思っている人はかなり多いです。
今まで教室やワークショップを開催し、「来てくれた人に話す」ことをやっていたのですが、反対にこちらから積極的に出向くことも始めました。
2022年の7月には、山形県の高校にお邪魔してごてんまりについて少しお話しさせていただき、ワークショップをやるという授業を行ってきました。
皆さん大変真剣に聞いて下さり、ワークショップにもまじめに取り組んで下さいました。
今秋には由利本荘市内の小学生を対象に、同じようなお話とワークショップの授業を行う予定です。
ごてんまりについて知りたい、やってみたいな、と思う方がいたら、ミニごてんまり教室に参加するか、ぜひわたしのところにご連絡下さい。
ごてんまりの作り方や、柄の意味や歴史については、わたしのnoteのマガジンにまとめてあります。興味のある方はそちらもご覧下さい。
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