タイ マリファナについて
2022年6月から、タイでは大麻が指定禁止薬物の対象から外れ、合法化されました。ただし、大麻の栽培、所持、医療目的での使用は認められていますが、娯楽目的の吸引などは認められていません。したがって、公共の場で大麻を使用すると、3カ月以下の懲役か25,000バーツ以下の罰金、またはその両方が科される可能性があります。
大麻には2つの成分があります。CBD(カンナビジオール)はリラックス効果をもたらし、THC(テトラヒドロカンナビノール)は気分を高揚させる効果があります。このうち、CBDには麻薬成分は含まれていないため合法的に使用できますが、THCは中毒作用があるため違法とされています。日本ではCBDの規制はありませんが、タイから大麻や大麻成分を含む商品を持ち込むと、大麻取締法違反となり罰則の対象になるため注意が必要です。
典型的な事例として、大麻入りのお菓子やドリンクを知らずに摂取することが挙げられます。街中の屋台やバー、クラブで知らない人から勧められて摂取することは危険です。最近では、日本人観光客による娯楽目的の大麻使用が増えており、錯乱状態で在タイ日本大使館に保護を求めるケースや、大麻使用で意識を失い病院に搬送されるケースが報告されています。知識不足では済まされないため、自己保護のためにも絶対に大麻を摂取しないように心がけましょう。