『THE UPSIDE/最強のふたり』ともかく最強にほっこりできます。
元々は2011年公開の実話を元にしたフランス映画。
そのハリウッド・リメイクなのだが、事はそう単純ではなく、幾多の紆余曲折があって世に出たものらしい。
何せ、当初、映画化権を所有していたのは極悪セクハラ脅迫・スキャンダルで失墜したワインスタイン・カンパニーだったのだからね。
数々の名作を送り出してきた敏腕プロデューサーがこんな奴だったなんて、というショック。
それから、amazon originalとして『THE UPSIDE/人生の動かし方』というタイトルで配信され、今回、SKYDANCEとSTXの共同配信という形で劇場公開されたもの。
話題性が高く、評判もすこぶる良かった作品のリメイクとなると、見どころはキャストの演技とコラボレーションとかアンサンブルとか、そんな感じの化学反応に期待して正解。
『ブレイキング・バット』のブライアン・クランストンはもちろんだが、アカデミー賞の司会を首になったとゴールデン・グローブ賞で紹介されてたケヴィン・ハート、眼鏡が超お似合いのニコール・キッドマン、『グッド・ワイフ』のジュリアナ・マルグリースとキャストが超豪華で飽きがこない点が本作の一番の魅力と診たね。
元のフランス版より3倍ほど興収が良かったのもこのあたりかも。
難しく構えず、ほっこりして観るのが吉。