どんな感情も人間らしいよね
自分のインスタグラムのストーリーの方に、結構な長文で「こんな悔しいことがあった!」みたいな感情をそのまま曝け出して投稿しました。
こんな悔しいことがあった、でも自分はこう絶対こうしない、こうありたいっていう感じで投稿したんですけど、結構反響をいただきました。凄く優しい方とかは励ましのDMをくださったりとか。皆さん本当にありがとうございます。
実はあのストーリーの内容は、その日にあったことではないんですよね。あれは、私が自分の書いている日記を見返した時に目に留まった、過去に起きたことなんです。
インスタグラムのストーリーはリアルタイムなイメージがあると思うので「最近起きたばかりの事かなぁ。」と思った方もいらっしゃると思うのですが、あの投稿をしていた時は、とっても平穏な気持ちで投稿していたので大丈夫です。ありがとうございます。
また改めてインスタグラムに投稿するので、ストーリーの内容は全部は書きませんが、簡単に何があったか書くと、初対面で会った方に笑いながら「絵描きで食べれるんですか?」「自分の子供が将来画家と結婚するって言ったら
自分だったら嫌ですね。」みたいなことを言われたんですよね。
その人は悪気がないかもしれないです。でも当時の私は自分自身でも分かる位、心がガーッと揺れたなっていうのを感じて、多分この出来事は一生忘れないかなっていうぐらい衝撃だったんですよね。
なんか怒りの気持ちもあったし、何でそんな事を言えちゃうんだろうっていう気持ちもあったし、悔しいなって気持ちがとっても。久々に衝撃的でした。
言われたことはその二言だけではなくて、他にも色んなことを話しました。一生懸命自分の心を守るために必死だった事や、その時あったことや感情
は忘れないことは無いだろうなぁと思います。
自分の日記をパラパラって開いた時に書いてあったのを見つけて、本当にそう思ったんだなっていう感情と一緒に、「どうして私の心はこんなに揺れたんだろう…。」って思う気持ちも生まれたんですよね。
感情っていうのは、基本的には流しっぱなしの時が多いと思うんですけど、
やっぱり残しておくと、後から見返した時に、起きた感情を観察できたりとかします。
そして今回も観察をしてる中で新しい考えと出会ったんです。
これは私が、飛んできたこの石を、ちゃんと跳ね返すことが出来なかった事が悔しかったのでは?と。そもそも石を投げようと思わせる隙があった自分も確かに居ました。もっと堂々と自信を持って「全然余裕で絵で食べていけますよ!」と言える自分だったら良かったのにと。
自分に対してすごい悔しくて、自分に対して怒ってたんだなっていうのを、
私は改めて日記を見返した時に感じたわけです。
人生に対して使う成功という言葉は、あまり好きでは無いのですが、その人から見て圧倒的に自分の好きなことで成功して自信を持って人生を歩んでいけてたら、そもそも、そんな言葉は出てこなかったと思うんですよね。
こういう出来事が起こしてしまって、きっと優しい人たちは「そんなことないよ。」って言ってくれるかもしれないけど、世の中は優しい人ばかりではないわけです。
飛んできたものをガードする強い気持ちっていうのが必要かと思うんですが、強い気持ちを鍛えなくても、投げようと思えないほど立派なバリアみたいなのが張れてたら、誰も傷付かずに一番良いんじゃないかなあと思いました。それに気づけたというお話です。
あのストーリーを投稿したのは、それこそ「好きなことをやっていて楽しそう。」とか「楽しそうでいいよね。幸せそう。」みたいな話を言われることが結構多くて、それ自体は嬉しいことだし、実際に最高に幸せだなとも思うんです。
でも自分で何かをやっている人は、みんな分かっているはずなんですよ。楽しいことだけじゃないよっていうことも、大変なこともあるよねってことも。仕事が違ってもあると思うんですよね。何もない人間なんていないと思うんです。
けどそういうのを出さない方がかっこいいと思う人は多いだろうし、出さない方が綺麗だから出さないって人が多いと思います。でも私が魅力的だなって思う人は、何かあった時に「全然平気です!ずっとポジティブなんで!」って言う人よりも、ちゃんと傷ついたことや、悲しかったことを自分の大切な感情の一つとして出しつつ、それでもちゃんと顔を上げて、また歩いているっていう人なんですよね。私はそういう人を魅力的と感じるし、凄く好き。
じゃぁ、私がそう思うように「同じ人間なんだな。」とそう思ってくれる人もいるかもしれないと感じて、ああいう部分を出してみました。しょっちゅう出していたら、周りも疲れちゃうかもしれないので気をつけないとですが。
いろんな意見があると思います。綺麗なままでいてほしかったとか、そういうのって出す必要ないよとか、ネガティブな方に受け取られちゃうよって言うのもあると思うんです。
でもやっぱり私がそばにいてほしいなというか、応援してほしいなと思うのは、良い面だけを見ていて、ちょっとでもそれが見えなくなったり、別のものが出てきた時にすぐ離れちゃう人ではなくて、
それも見ても「その人間らしさが、こういう作品になっていくんだ。」っていうグラデーションを楽しんでくれる人たちがいたら嬉しいなっていう風に思っています。欲張りかもしれませんが。なので過去の日記からそのままの文章を抜粋してストーリーに投稿してみました。
喜怒哀楽どの感情もその人にとって絶対必要だからあるものだと思うんです。誰かを羨む気持ちとか、焦り、嫉妬、自分に対するネガティブな気持ちとか。そういう感情って必要なければ、そもそも人間の感情の中に備わってないと思うんですよね。
でもその陽と陰の両方のバランスがあるから生まれるものがあったり、人間が人間らしくいられるんだなと思います。どっちか片方に飲み込まれすぎて、自分を見失ってしまうっていうのは、大切な人とか大事な想いとか意思とかを蝕んでしまうので、良くないなとは思うんですけど。
どちちの感情も自分はちゃんと持ったね、持ってるねっていうのは、自分自身は忘れずに、どちらも含めて自分だねっていうのを受け入れることは忘れたくないです。他人の感情は受け入れずとも受け止めるぐらいでいいと思うんですけど、自分の感情は知っておいてあげる。受け入れてあげるっていうのはこれからも大切にしたい。
そんな感じで今日はどんな感情も人間らしいよねっていうテーマで記事を書かせていただきました。
それでは今日も良い1日をお過ごしください。
またね。
これからも励みに頑張ります!