グループレッスン覗き見
カオス体験は笑顔体験
Geminiオンライン日本語教室では、現在は週に1回のグループレッスンが行われている。私たちの活動の主役は、トルコ出身の在日の成人の女性たち。自分の意思で日本に来た人は少なくて、従って、日本語を勉強しよう!という気概のある人はあまりいなかった。
過去形?んー。
私たちの肌感覚では、「日本語勉強するの当たり前だよね」な空気は女性たちの間で醸造されているんじゃないかと思っている。少なくとも、数年前に比べたら。
活動を始めて4年以上が経過し、基本はマンツーマンだけど、グループレッスンも行っている。
マンツーマンのレッスンは覗かせてもらうこともできないし(数十組あるし!)、グループレッスンはできる限り顔を出すようにしている。
と言っても、オンラインなのでZoomだけど。顔出しなしでひっそりと見学…
していたいが、あまりにも面白すぎて、チャットでつい書き込みしてしまう!!!
ちょっとー、あなた今、「わたしは車です」って言っちゃってるけどーーーーー!
etc…
レッツ日本語
今日は、「おいそがしいところ すみません」を冒頭につけて、近所の人に頼み事をする、という練習だった。
トルコ語でも、こういった気遣いフレーズはたくさんあるので、親和性はあると思うが、みんな、好き勝手なところで、「おいそがしいところ すみません」を入れ込むので、何言ってんだかわからない!!!
もちろん、最初から最後まで言える人もなかなかいなくて、凄まじいカオスである。
でもね。
みんなが笑顔で楽しそうに勉強したり、真剣な面持ちで(多分間違ったことを)メモったりしている姿は、なんだか感動的ですらある。
だって。
ほとんどの人は、外国で外国語を勉強する生活なんて、思いも寄らなかった人たち。学歴だって高くない。ほとんどが主婦でお母さんだ。勉強中も、小さなお子さんはママの周りでまとわりついてくる。
可愛い声が聞こえてきて、ほっこりする。
お母さんが勉強している姿を見せておくことも、大事なんじゃないかなーと私は思う。だって、お母さんたちの勉強の動機のほとんどは、
子どものことちゃんとできるようになりたい!
だもん。
早速使ってる!
私は、AさんとBさんを繋ぐのが役割で、実質上の日本語教育は、ボランティアの先生たちに完全にお任せ。ツナグちゃんだからね!
全国、世界各地のニホンゴシスターズが、トルコ出身の女性たちの日本語学習をすごい腕力で支えてくれている。
レッスンが終わって、料理ボランティアをしているGさんが、早速グループチャットで日本人関係者に「おいそがしいところ すいません」を使っているのを私は発見してしまった!!!
実践力がすごい!!!
私は、いろんな人を見渡せる立場にいるから、そのことを、多くの人に伝えたかった。それも、私がnoteを始めたきっかけでもある。
オンラインだし、マンツーマンなので、外からは何をしているかは見えない。「中の人」になっても、マンツーマンだけだと「お相手の学習者さん」しか見えない。
私に見えている景色を共有したかった。そこには、結構感動的なことが転がっているから。
日本語の勉強なんかきっと私には無理!
9年間、日本語なんかできないしー、と言っていた人が、最近では、マンツーマンのレッスンだけでなく、グループレッスンも「私、毎回出るわ!」と言ってくれている。
やっている方も、励みになる。
「できない」のじゃなくて、「やらなかった」だけのこと。
あなたの世界を変えるのは、「あなた」だ!!!