風向きで変わる滑走路の方向
今日のクライストチャーチは風が強いですね!
ここでクライストチャーチ国際空港の天気をMETARで見てみましょう。
METARというのは、パイロットが使う空港の天気情報で、文字の羅列です。風のところに赤線引きました。翻訳するとこう。
風が真方位で290度で26ノット、突風が38ノット吹いています。方角は250度〜330度の間で行ったり来たりしています。1ノットは1.852km/hなので、ざっくり2倍すると時速何キロになります。
つまり、西から時速50km弱の風が常に吹いていて、風速が不規則かつ瞬間的に時速70kmまで変化、吹いてくる方向もグラグラと落ちついていないということです。パイロットとしては、まぁよく経験する範囲の風ですが、横風となると話が違ってきます。
飛行機は向かい風に向かって離着陸するので、まっすぐ前から風が吹いている分にはどんだけ強くてもまぁいいんですが、同じ風速でも横風だと難しくなります。特に、今日のように方角が定まらずグラグラ揺れている時は、突然風が変化して、飛んでいるといきなりつっかえ棒を外されたような感じになります。
クライストチャーチの場合、西風は普段の滑走路に対してほぼ直角の横風になります。
というわけでクライストチャーチは今日、西風用のランウェイ29(磁方位で290度を向いている滑走路)を使っているはずです。
一枚目とは逆方向から撮影
だいたい西風が15ノットを超えてくると、29になります。クライストチャーチ在住の人はわかるかもしれませんが、飛行機がいつもと違って街の上空を飛ぶあれです。(どれです?)
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風が強いと桜が散ってしまう!とよく言いますが、こちらの桜は風に強い気がします。強風の中、よく耐えています。
パイロットも桜も頑張ってますよー。
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