【ラブレター from インフルエンサー#09】「さあ、向島の特別なストーリーがバージョンアップします。 」(河井孝仁さん/東海大学教授)
「アナキド」プロジェクト・クラウドファンディング実施にあたって、各界のインフルエンサーのみなさまに応援メッセージという名のラブレターをいただく本連載【ラブレター from インフルエンサー】。
さて、本連載も今回で第9回目です。
今回は、シティプロモーションの第一人者として数々の実績を持つ東海大学教授の河井孝仁さんです。
河井さんとは、わたしたちが五島市に住んでいる時に知り合いました。
五島市がIターン・Uターン者から募って結成した有志団体「ディープキャラバン隊」に、みくが参加したのがきっかけでした。
河井さんは五島市から任用されて、シティプロモーションのアドバイザーをされていました。
ブランドメッセージを考える会議の中で、河井さんにいろいろと示唆に富んだ助言をいただいたのですが、その限られた時間でお話をするうちに、まちづくりやシティプロモーションに関してだけではなく、河井さんがアートや藝術にまで造詣が深いことがよくわかりました。
お仕事で全国各地を飛び回っている河井さんは行く先々で美術館を訪ねたり、大相撲や伝統芸能を鑑賞されたりと、日本の文化に親しむ様子をFacebookにアップされていて、外面的なまちのあり方だけではなく、日本固有の文化にも非常に関心がおありなんだなぁと感心しました。
そういうこともあって、時々五島でお会いした時には、河井さんから良かった展示や美術館のお話を聴かせていただきました。
それ以来、河井さんとはまとまった会話をする機会にそれほど恵まれなかったのですが、Facebookでの投稿にしばしばご感想やご意見を下さり、なぜだか実際に会った回数や話した回数に比して心理的距離はぐっと近いように感じております。
今回、まちづくり分野ではご意見番的存在の河井さんに応援メッセージをご依頼したところ、なんと快く引き受けて下さいました!
正直、わたしたちの活動をどこまで理解して下さっているのか、わからない部分がある中で、もしかしたら不躾なお願いになるかと心配した部分もあったのですが、いただいたラブレターを拝読すると、それは杞憂に過ぎないことが即座にわかりました。
わたしたちは正に河井さんが仰る通りの場所として「アナーキー・イン・ザ・ドーナッツ」を機能させようと思っています。
それでは、河井さんの含蓄に富んだお言葉、みなさんで拝読しましょう。
地域はどこでも同じではありません。
それぞれに「特別な場所」のはずです。
地域はランキングで語られるものではありません。
それぞれに「特別な場所」のはずです。
その「特別の場所」を示す言葉として、地域ブランドという言葉もあります。
私は、地域ブランドとは、そのまちで紡ぐことのできる特別なストーリー、ライフスタイル・ストーリーだと思っています。
誰が、そのまちにしっくり暮らせるのか。
誰が、そのまちにしっくりと滞在できるのか。
そのまちでどのようなライフスタイル・ストーリー、ステイスタイル・ストーリーが実現できるのか。
それは地域の一つ一つの場所、一つ一つの魅力が要素になっています。
尾道にはライフスタイル・ステイスタイルを紡ぐ「場」があります。
「チャイサロンドラゴン」。
向島に新しくライフスタイル・ステイスタイルを紡ぐ「場」が生まれます。
「アナーキー・イン・ザ・ドーナッツ」。
さあ、向島の特別なストーリーがバージョンアップします。
<profile>
河井孝仁(かわい・たかよし)
東海大学文化社会学部広報メディア学科教授。博士(情報科学・名古屋大学)。静岡県職員、静岡総合研究機構研究員を経て現職。専門は、行政広報論、シティプロモーション、地域情報論。公共コミュニケーション学会会長理事、日本広報学会常任理事、社会情報学会理事、総務省地域情報化アドバイザー、(社)日本広報協会広報アドバイザーなどを務める。
『シティプロモーションでまちを変える』(彩流社)、『「失敗」からひも解くシティプロモーション』(第一法規)『「地域の人」になるための8つのゆるい方法』(彩流社)など著書多数。
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