沢山の色
少し私の話をさせてほしい。
私は「共感覚」を持っている。しかし私の共感覚は一般的なものとは違うのだと思う。
一般的な共感覚は「文字や数字を色として知覚する」というものだ。例えば「1」は青色。「あ」は黄色とか・・・
しかし、私の共感覚は「人の姿を色として知覚する」ものなのだ。この感覚を持っている人に私は出会ったことはない。声とか仕草とか癖とか、人のあらゆる要素から、その人の色が見えるというものだ。
皆が感じるであろう「あ、あの人今日怒ってる?」って思うことと感覚的には近いので、そんなに遠い感覚ではないのだと思う。
私は、「赤、青、緑」この3つの色で最初は感じるときが最も多い。そこからいろんな「白、黒」など、色んな色の要素を足したり、引いたりして、その人の色がわかる。
そしてその過程は、キャンパスに色を塗る感覚とそう遠くはない。初めに「赤、青、緑」をキャンパスに大きく塗って、そこから色を除いたり、足したり、混ぜたりする。キャンパス上で混ぜるので、色を%で分けていると考えていい。
次回で「色の特徴」は書いていく。これに興味を持った人がいれば、次回を楽しみに待っていてほしい。