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物語って。

もう8月!
忘れないうちに書いておかねば。

料理探検家の人に教えてもらって、NHKの番組「又吉直樹のヘウレーカ!」
を観たのです。「今、僕たちには音楽がいる!」という回でした。
何と、6月25日放送!一か月以上も前とは。あっという間に月日が過ぎてゆく。

その回はゲストがハンバートハンバートでした。
歌を歌う生き物は鳥とクジラと人間だけ、とか人間の歌の始まりは赤ちゃんが母親を呼ぶところから始まったのではないか、とか。面白い話がいくつかあったのですが、
中でもゲストのハンバートハンバートに歌詞を入れていないメロディーだけの曲をハミングで歌って演奏してもらったところ。又吉さんは元々ハンバートハンバートのファンでもあるので、その曲が何であるのかはすぐに分かってしまうのだけれど、その歌詞のない状態の曲からどんな感じがするか答えていました。

ハンバートハンバートはコード進行とメロディーが先にできて、その後歌詞を作るそう。その曲のテンポとリズム、コード進行、メロディーにもう物語が入っているので、後はそれにふさわしい歌詞を見つけていくのだそうな。

確かにインストの曲やジャズにも物語性は感じます。盛り上がるところや静かなところ。
それを踏まえてあえて均一にしたり、バラバラな無機質な感じにしたり。始まりがあって終わりがある。ことばが無くても物語は感じる。

最近読んでとても面白かった漫画に「我が指のオーケストラ」という作品があります。
音楽家になるのを挫折した若者が、あえて音楽と離れていそうな聾唖の学校の先生になる。
手話の豊かさに出会い、生徒たちとの心の交流や当時の社会格差と差別問題をもテーマにした漫画です。

手話って動作のことばなんですね。その中で若い先生が一生懸命紙芝居を手話で話す内に、これは音楽と同じだ!と気づきます。
「音楽は様々な感情を表現し、それを聴くものに様々な感情を呼び起こす。
音楽を通して悲しみや喜び愛や憎しみを言葉以上に伝達する。
物語も同じなのではないか。」

とここでまた物語が出てくるのですね。
というわけで物語についてどう思うのか、写真絵本の人、料理探検家の人に聞いてみたいのです。


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