カースティン・バクストン『とある神秘家との結婚』
「健康はマインド(こころ)の中にあり、身体にあるのではありません。身体のレベルで問題を解決しようとすると、問題をリアルにします。形の中に解決を求める限り、自分は無力で傷つきやすく、外の世界に振り回されるという感覚が常に出てきます」
「生命は永遠だった。今、あなたが何にしがみついているかを、自分自身に尋ねなさい。それが、天国の自覚へあなたが戻ることを妨げている。この世界のすべての道は、あなたを死へ導く。たった今、あなたはあなたがいたい場所にいる。たった今が、あなたが触れることのできる天国のすべて。たった今が、あなたがあなたの内に望んだすべて。そして、あなたがこの世界でしがみついているものすべては、その自覚を妨げる」
「存在するマインドはたった一つ。すべてのことは、神が私に学ぶようにと与えてくれたレッスン。すべての出会いは神聖。決断することは、たった一つ。私はあなたの導きを求め、兄弟と結びつき、学びのための完璧な状況に置かれたすべての出会いは、赦しの機会。物事を別の見方で見るため、キリストを見るため、あなたの声に耳を傾け従うことで、私は導かれる。どこへ行くのか、誰と話すのか、そして何を言うのか。それぞれの出会いは神聖。それは教えて学ぶ状況で、救済がそこにある。聖なる瞬間は、この目的の中で体験することができ、リアルな世界を見ることができる」
「信頼することが、今すべての問題を解決する」
「あなたが神を選ぶとき、あなたは私の導きを聞き、それに従うことを選んだのです。あなたは、唯一リアルな結果が得られる決断を下したのです。天国に不足はありません。それゆえに、必要性もありません。何も不足してないし、何かを求めて努力する必要もありません。あなたを妨げるものも限界もありません。だから、コントロールは無意味なのです」
「デイヴィッドは、赦しのカリキュラムはすべての人のためのものだけど、コース自体は数ある道の一つであることを話しました。『奇跡のコース』は、高度な教育を受けた心理学研究者二人が、仕事に満足できず、神との深いつながりを求めて祈った答えとして与えられたものです。彼らは知力で成り立っている人生から解き放たれるように、呼びかけられていました。そのような人生はその従業員が送っているような、祈り、感謝、そして神の摂理を意識したシンプルな人生とは正反対のものだったのです。笑顔の彼を、教育が必要な人ではなく、すでにその道にいる人の象徴と見るのは、なんと美しく安らげることでしょう」
「恐れの存在は、あなたが身体の思いをマインドのレベルまで引き上げたことを示しています」
「私は、身体の痛みを経験しているようです。けれど、身体も環境も原因ではありません。私はこの思いを完全に手放すことを望みます」
「すべては思いなのです。痛み、うずき、筋肉、痛みの原因、などなど。これらはすべて思いです。世界と宇宙のすべては重なる思いの層によって構成されています。思いの連鎖を解放することで、あなたはマインドが今この瞬間にあるように自由にしているのです。すると、あなたは身体を、神の子の一時的な聖なる家と知覚し、抜け出せない牢獄として見ることはなくなります。あなたのマインドを解放しなさい。糸を切りなさい。あなたは身体に翻弄される操り人形ではありません。あなたはスピリットー聖なるマインドなのです」
「実は、あなたがともにいる人びとは、常に、学びと癒しが起こるために最適なセッティングなのです。あなたは、もしかすると他の場所にいるべきだったという疑いの中で、この週末を過ごすことも選べます。もしくは、一瞬一瞬を私と過ごし、神に献身することもできます。覚えていてください。私はあなたのまわりにあるすべての象徴と小道具を使って、あなたを我が家に導くことができます。それができるのは、あなたの意識が私とともにあるときだけです。疑いはエゴのものです。それはあなたの私への気づきを妨げます」
「「すべてが何のためにあるのか、私は知らない」と言うことは、あなたを謙虚な状態に保ってくれます。謙虚さとは、あなたが受け取ることに開かれた状態のことです。「私は知っているマインド」は、エゴの傲慢さの極みです。私の役目は、あなたを我が家へ、神を思い出すことへ導くことです。それは、あなたが世界を作った目的から、この世界を解き放つプロセスでもあります。どんなのもであれ、世界についての「知識」という信念にしがみつくことは、嘘にしがみつくことと同じです。この世界は偽りです。真の智識は、この世界とはまったく関わりもありません。それは、この世界を超えています」
「神のホストである私は、神にふさわしいのです。私の中に自らの住処を創った神は、それを神の望むように創造しました。私が永遠であるそれを神のために準備する必要はありません。しかし準備が整っているという自覚を、私に取り戻すための神の計画を邪魔しないようにすることだけは必要です。彼の計画に、私は何一つ付け加える必要もありません。ただそれを受け取るには、その計画を自分自身の計画で代替しないという意欲を持つ必要があります」(『奇跡講座』18章Ⅳ節)
「具体的なことは、エゴのものです。私は、今この瞬間のあなたのマインドの状態ーあなたの幸福ーだけに関心があります。具体的なことにあなた自身を縛りつけると、今この瞬間の喜びへの気づきをブロックします」
「あなたの人生を抱きしめてください。恐れず、好みも気にせず、あなたの人生に現れるすべての人を抱きしめてください。特別な関係を手放し、聖なる関係を抱擁するあなたの意志は、すべての世界に示す美しい模範となるでしょう。包含こそ、神の愛の本質です」
「この世界の目的は死です。この世界は、真理や幸福へ向かう道や選択を与えてくれる場所のように見えます。しかし本当は、この世界の中での道ー人生の謎が解き明かされ、問題が解決されることへの期待ーを望むことは、どごへもたどり着かない道へ進もうとしている明らかな兆候です。神への道とは、たった今、あなたはすべてを持っており、真理を知るために形を変える必要は一切ないと気づくことです。あなたのここでの目的は、真理を受け入れ、それを受け入れたことを兄弟とつながって示すことなのです」
「神が原因であること、そして神の子であるあなたは、その結果であることを、いつも覚えていてください。赦しの目的なしには、「宇宙の支配者」でありたいという願望は、エゴのゴールになってしまいます。「自分の運命の支配者」であることは、マインドの力に気づくためのよい足掛かりとなります。しかし、最終的には、人は明け渡し、謙虚さと受容の状態に到達しなければなりません。神こそが父です。そしてキリストは神の愛する創造物であり、キリストを通して、神の永遠の愛と力が降り注ぐのです」
「平安の道は、赦しです。それは、世界がどうあるべきか、どんなことを話すべきか、そしてメッセージがどう運ばれるべきか、知っていると思っている「私は知っているマインド」を解体することです。このような考えは、ほとんど常に、背を向け、メッセンジャーを裁き、分離を解決策とする誘惑につながります」
「観察者の状態というのは、マインドの中へ、ワンネスや傷つかない経験へと戻ることです。同一化は神となされるもので、自己概念や身体とではありません。観察者に戻る経験の中で、あなたは奇跡という媒体を通してマインドの力を自覚しなければなりません」
「問うべき質問は「私は何の望んでいる?」です。あなたが夢をリアルだととらえ、向上しようとした途端に、あなたは観察者である自覚を失います」
「マインドを引き上げてください。この地球上の人間関係の範囲や行動ベースの思考よりも高く引き上げるのです。あなたは、それを遥かに越えています。あなたは、それよりずっと大きな存在です。あなたの聖なるマインドを、幻想の中に沈めてはいけません。これは、神からあなたに与えらえた、あなた自身の選択です」
「神は生命です。形の中に生命はありません。
あなたが道であり、真理であり、生命です。象徴から生命を推し量ることはできません。象徴それ自体は無意味なのです。あなたの恐れと疑いを私に渡してください。そして、全面的にマインドを彷徨わせることを許さずにいてください。マインドをさまよわせることは、あなたにふさわしくありません。
あなたは、神聖で永遠なる神の子です。今こそあなたの遺産を受け取ってください。今、立ち上がりましょう。卑小で傷つきやすい役を演じるのは、もうたくださんです。疑いの証拠を手放してください。恐れと形の象徴を手放してください。すべての未来の概念と過去の概念を手放してください。それらは、あなたではありません」
「信頼してください。あなたは誠実でなければなりません。正直さと信頼を行動で示さなければなりません。すべてを与えることを実践しなければなりません。そうすれば、あなたは神を学ぶでしょう。この世界の何かを握りしめることは、死を信じることです。あなたの動機は神のためでなくてはなりません。恐れや保護主義からのものではダメなのです。あなたが両手で望まないものを握りしめているのに、私はどうずればあなたが求めるものを与えることができるでしょう? あなたは自分自身を解放しなければなりません。あなたのマインドを解き放ってください」
「これは神についての問題です。これは、恐れと死のサイクルを終わらせることについてなのです。唯一、保護を必要としているのはマインドです。身体としてのあなたの保護をする試みは、死のサイクルに留まる選択です。この世界のシナリオは、死です。エゴのシナリオからの脱却は、生命であり神であり目覚めです。その方法は、私を信頼することです。目覚めは全的であり、部分的なものではありません。あなたはすでに遠くまで来ました。後戻りすることはできません。死に戻ることはできません。単に、それはもう選択肢にはないのです」
「愛する我が子、私はいつもあなたとともにいます。私は、あなたから離れることはできません。あなたの疑いの思いだけが、あなたの自覚から私の声を遮ることができるように見えるのです。しかし、あなたはいつも私の元へ戻ってきます。それはあなたの意志です。そしてあなたの意志は強いのです。あなたは決して一人ではありません。私はいつもあなたとともにいます。そして、一歩一歩、あなたを導いています」
「生命を当たり前のものだと思わないでください。受け入れてください。尊重してください。感謝してください。それは、あなたの祈りへの答えなのです。あなたは我が家へと導かれています。そして、一瞬ごとにあなたがそれをどう感じるかは、あなた次第です。あなたが祝福するなら、それは祝福されます。あなたが抵抗するなら、それは困難で恐ろしいものに見えるでしょう。何かが変化したからといって、形や過去そして不足の信念にしがみつかないでください」
「繰り返される疑念は、それが上がってきた瞬間に手放してください。何かすることについても同じです。次にすること、今日すること、4ヶ月後にすること、これらも手放してください。さもなければ、あなたは愛や目的についての自覚が遮られてしまいます」
「後悔が洗い流されることを許してください。それ以外のやり方はなかったのです。あなたは何も間違ったことはしませんでした。マインドは癒されています。今や、大切なのは愛だけです。あなたのすべての信仰を、神の置きましょう。そして、あなたの兄弟を通して現れる神の愛に置きましょう。あなたはどこにいようとも、どこへ行こうとも、私はあなたとともにいます。あなたは決して一人ではありません。すべては善きことのために一体となって働いています。例外はありません。何かを解き明かそうとしないでください。あなたに明かされるようにしてください」
「私たちは、私たちが感じて経験し、反映する愛そのものです。キリストの目で見ることは、あなた自身を愛として真に知ることです。特別な誰かというアイデアは、エゴの概念です。それは特別性と愛を形に投影しようとする試みです。人生の中で、形を失ったことを嘆くのは、幻想を嘆いていることに他なりません。愛に対象はありません。愛は身体の中に留めておけるものではありません。愛がこのようであることを喜んでください」
「失敗が可能なのは一瞬だけです。失敗とは一瞬の忘却に過ぎません。私は思いを訂正するものです。あなたが私の方を向いた瞬間、私はあなたの思いを訂正します。この中を、心をを輝かせながら進んでください。これがあなたの解放の瞬間です」
「時間と空間に自らが縛られていると信じている「私」とは誰のことでしょう? 「私は在る」(I AM)という臨在(プレゼンス)、つまり本当のあなたであるキリストは、時間と空間の中に一度も入ったことがありません。マインドが物質界に入ることはないのです」
「すべての瞬間に、あなたは私の声か、エゴの声を聞いています。あなたは私とともに知覚するか、エゴとともに知覚しています。赦された世界の知覚は、私とともに見ることでもたらされます」
「あなたはカースティンという登場人物のことを気にしています。あなたは身体を偶像にして、夢の主人公にしています。私の導きを聞いて、あなたがキリストと同一化しているときに、台本はありません」
「この世界が天国の代替品であることを覚えていてください。この世界はあなたの家ではありません。すべての記憶、考え、関係、場所、出来事や人びとは、目覚めという栄光ある目的のために使われるのです。イメージの中を、軽やかに歩んでください。感謝とともに、あなたのマインドからそれらが解放されることを許してください。真の赦しを通してのみ、マインドは幻想から自由になり、何にも束縛されず、父なる神が想像したままのリアルを受け入れるのです。神の名が、すべての分離した目的と意味に置き換わります。そして神の名は、創造において、たった一つの名、たった一つの意味、そしてその中ですべてが統合される一つの源和子があることを思い出させてくれます。これが真の赦しです。これは分離や断片を見ることのない、統合された知覚へと導きます。これが神の愛であり、この世界のものではありません。イメージの中に意味を探して、これ以上貴重な時間をむだにしないでください。世界は過去そのものです。すでに終わり、済んだことです。
ここに来て、私と一緒にいてください。私を信じ、過去を解放し、この聖なる瞬間に、あなたを私に与えてください。神の救済計画を受け入れることに代わるものはありません。
あなたは、今、幸せである理由を持っています。受け入れることだけが必要なのです。ここに来て、真理の単純さを私とともに喜びましょう!」
「この神の贈り物は、救済の達成 受け取ることが、その鍵だった」
「真理の自覚を延長させることが、人生の目的です。これこそ、私が持つすべて、私であることのすべてです。すべてがこのマインドの状態へと導いてくれました。この、神との完全な融合へ」
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