崩壊学: 人類が直面している脅威の実態』6

「崩壊した社会がどんなふうになっているのか誰にもわからない。しかし、そこでは助け合いの精神が、1番とは言わないまでも、重要な役を演じるだろう。実際、個人主義は、エネルギーが潤沢にある社会だけが手にできる贅沢だ。私たち全員が奴隷500人分のエネルギー(石油を使えるのになぜ助け合うのだろう)と言うわけだ。
別の言い方をすると、エネルギーが不足する事態になれば、個人主義が1番に死ぬのは確実だろう。素晴らしく協力的な行動示す能力のある集団は、より生き延びるチャンスがあるだろ。それが数百年前、私たちの祖先と霊長類が分かれたケースだった。したがって矛盾するようだが、私たちはいずれ助け合いの時代に入るのではないだろうか。」

パブロ・セルヴィーニョ、ラフェエル・スティーヴンス『崩壊学: 人類が直面している脅威の実態』

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