分業と太陽経済
社会の本質は分業である。
分業の本質は、各自が自給自足するよりも、各自が人のために供給する方が圧倒的に優れているところにある。
言葉と分業こそが人類の特質とでも言えるのではないだろうか。
それを曇りのない目で観れば、分業とはみんながみんなのために与え合っている姿に映るのではないだろうか。
ところが、今の社会は、「交換」という概念が根強くみんなの頭の中に染み込んでるので、分業がまるでみんながそれぞれ自分のために「交換」し合っているように見えるのではないだろうか。
「交換」という人間の考えが、私たちの目を眩ましているのではないか。まして今のようにモノの生産が過剰になり、地球環境を破壊しかねない状況になってきている中で、富の偏在が起きてしまっているのは、みんなが「交換」という概念に縛られ過ぎててしまっているからではないのだろうか。
人類の自縄自縛。
人間とはそもそも贈り合うことが生きることの喜び、生きることの目的になっている生物ではないだろうか。
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