FF16,クライヴたちの隠れ家住民追跡
隠れ家はクライヴのお城であり、その住民はプレイヤーにとってはほぼモブだけれども、クライヴにとってはそうではないだろう、彼が守るべき人々、共に戦う人々と認識しているのはどんな人達なんだろうか? という興味から、隠れ家の住民をトークログ等で追跡しました。
4周目はこれに注視して遊んでみよう、と興味本位でやっているだけの記事です。
ストーリー進行に合わせてシドの隠れ家も確認しましたが(別記事)、どちらかといえばこちらが本命。
ネタバレを含みます。
未クリアの方にはおすすめしません。
この記事で記載しているのはクライヴたちの隠れ家に暮らす人々と、その他マップでクライヴを操作して遭遇できる石の剣達です。
確認したのは日本語版。英語版は名前を確認するくらいのふんわり把握で、会話内容をすべて把握しているわけではありません。
キャラクターによってはプレイヤー個人の感想が長々と記載されています。キャラクターの感想から脱線していることも多々あります。適宜読み飛ばしてください。
●隠れ家の住民(非戦闘員)
・オットー
外回りばかりしているクライヴに代わり、現在の隠れ家のほとんどを取り仕切っているすごい人。重要なことの決定権は多分クライヴが握っているのだろうけれども、荷物の管理から石の剣への指示まで、日常的な采配はオットー。有能すぎる。石の剣の灰の大陸への渡航制限はオットーが決めたことらしい。
後継者候補はゴーチェ。頑張れゴーチェ。
来たばかりの頃のクライヴを「厄介な野良犬」と思っていたこともあるけれど、クライヴのシド襲名には反対する声もある中でオットーが真っ先に支持してくれたらしい。陰の立役者というサブクエストがあるけれど、日向でも立役者だと思う。
叔父さんがくれた軍資金で真っ先に「ロストウィング産のワインを仕入れてもいいか?」とうきうきした様子で訊いてくるので、お酒が好きみたい。
クライヴのことはクライヴと呼ぶ。英語版では壮年期開始直後にクライヴの私室に入りつつMaster Cliveと呼んでいた。
この場合のマスターとは何か? とググるとこんな感じ。
隠れ家は大規模なお屋敷と呼べなくもないし、その主のクライヴくんにはぴったりな敬称。敬ってくれてありがとう、オットー。
・ハルポクラテス
隠れ家の偉大な歴史家。モースのお弟子さん。英語版の表記を見ると師は執筆活動するタイプ(Chronicler,年代記執筆者)だったが、ハルポクラテスはHistorian(歴史学者)となっており、うーん、解読するのを楽しむタイプなのかな?
クライヴには「お主の冒険譚も書庫に置こうね!」と壮年期開始時から言っていて、羽ペンをくれる最終盤サブクエストよりだいぶ前から「回顧録書いて♡」圧が強かったことがわかる。備忘録や調べ物のお願いのためにもいろいろ体験談を伝えていただろうけれど、それだけじゃなくて好きな本の話とかもしててほしいなぁ。
木の実が大好きなおじいちゃん。ヴィヴィアンからは書庫の主として扱われている。
クライヴのことはクライヴと呼ぶ。英語版での手紙の書き出しにはMaster Cliveとある。意味合いはオットーのところで引用したとおりだと思われる。
ハルポクラテス自身は、隠れ家の人々からは語り部と呼ばれている。英語版ではTomes、直訳だと書物だけれど、生き字引という感じなのかな。
長い名前をきちんと呼ぶのはロズフィールド兄弟とディオン様ぐらい。英語版ではロズフィールド兄弟はLoresman HarpocratesとかLoresmanとも呼びかけており、ディオン様のMaster Harpocratesもそうだけれど、「ハルポクラテス先生」と敬っている感じがあって良い。
・ヴィヴィアン
ミドが学内で避難先にしていた先生。ミドの勢いには圧倒されがち。壮年期開始の1年ほど前に、暗殺されかかっているところをクライヴに助けられて隠れ家にやってきたらしい。そこんとこもっと詳しく。船酔いするたちということで、湖岸から隠れ家までは地獄だったんじゃないだろうか。
クライヴのことはクライヴと呼ぶ。
クリスタル自治領が破壊されたとき、出身者である彼女のことを思ってしんみりしてくれるクライヴに湿っぽくなるなと笑いとばしてくれる、さばさばドライお姉様。でもきっと、人を思いやって湿っぽくなるようなクライヴだからこそ気に入って逗留していてくれるのだろうな。いくらインテリ同士とはいえ、性格が気に入らなかったら会話を楽しむどころではないから。
ハルポクラテスからは若先生と呼ばれていて、仲が良さそう。ミドからは大先生(英Professor)と呼ばれている。
最初は「君たちの隠れ家」とでも言いそうな雰囲気だったのにオリジン出立前には「私の……いや、我々の隠れ家のために」なんて言い直していて、今デレましたね!? とニヤニヤさせられてしまう、隠れ家の偉大な先生。
・カローン
トルガル関連のクエストギバーにもなる女傑。たまに、親切で可憐な名もなき商人♡と自称したりもする、お茶目なおばあちゃんでもある。英語ではクライヴはLady Charonと敬称付きで呼び掛けることも。
トルガルのことは隠れ家で一番面倒を見ており、飼い主であるクライヴより気を配っている。おやつの食いつきがどうとか……。身内のことは少し疎かになりがちな飼い主クライヴには有り難い存在。というか、白銀の君にしてもトルガル関連にしても人からの手紙でクエストを受けるために、忙しすぎて身内のことは後手に回りがちな印象が残ってしまうのかも。
クライヴのことはクライヴと呼ぶ。
タイタン戦後には「大きな悩みが片付いたから抑え込んでいた悩みごとが出てくるはず、隠れ家の住人に気を配れ」的な忠言もくれるし、原初の楔直後は「混乱期にこそ商機はあるもの、隠れ家の連中にひもじい思いなんてさせない」と言い切ってくれる、頼もしいお方。
隠れ家の物資の輸入はカローン頼みな点が多いようで、壮年期開始後にオルタンスに話しかけると「カローンのつてのおかげで余裕はないけど暮らしが成り立っている」と教えてくれる。さらに、灰の大陸へ渡るあたりは物流の混乱により隠れ家内自給自足期だったらしいのだが「シチューが薄くなった(英語版)」等の声も聞かれるので、このままの状況が続いたら住民干上がりそうな……という綱渡りのような恐ろしさが感じられる。オリジン浮上後は「カローンのつてのおかげで物資がまた入ってきた」という住民の安堵(とこの混乱はいつまで続くのかという不安)の声が聞ける。
クライヴはカローンを信頼して灰の大陸へ行ったのだろう。腕っぷしを頼りにされる頭領が居たところで何ができるわけでなし。
かくしゃくとしてはいるけれど高齢のカローン、丁稚であるグツが商人ではなく鍛冶屋を夢見ている状況は隠れ家経営面からしたらちょっと怖い。後継者問題はちらほら描かれているが(クライヴ→ガブ、オットー→ゴーチェ等)、物流の生命線であるカローンの後継者も切実に必要だと思う。
・グツ
ジェントルジャイアントなグツ。クライヴのことも見下ろせる。可愛い。テト&クロを肩車しているらしいインナーボイスで、右肩に1人、左肩に1人、といっぺんに2人担いでいるところを想像した。可愛すぎる。
どんな非常時でもカローンに言いつけられた通りお勘定を忘れない。クライヴのことはクライヴと呼ぶ。
荒事は苦手で可愛い悲鳴を上げているイメージがあるけれど、カローンのためには荒ぶることができるし、クライヴとジルの戦いを見て奮い立ち、バハムート荒ぶる自治領で待っていてくれる。ドレイクスパイン前にも来てくれるが、ガブも北部の民なのでエーテル耐性強めなのだろう。
オリジン出立前は、カローンを守ってくれとクライヴがお願いしている。
・エッダ
エイストラで初めて出会ったときは「若い妊婦(英 Expecting Mother)」
お腹の子がベアラーだったためにアカシアにならずに済んだという、多分結構珍しい存在。エーテルの負荷が生まれる前の赤ちゃんに行くのか、と思うとなかなかハラハラしてしまう。
丁寧な針仕事をなさる方、というインナーボイス的にお針子でもしてるのかな……と思ったが、もしかしたら隠れ家での仕事ではなく、我が子のためのおしめやおくるみなどを作っているのかもしれない。
臨月の近い妊婦さんという繊細な存在であるためか、バルナバス戦後のエイストラで「ガブ、頼む……」の眼差しを揃って送るロズフィールド兄弟や、安産守を渡そうとしてカミカミになるガブ(英語版)など、彼女の周りでうろたえる可愛い男性陣が見られる。
○植物園の人々
・植物園のナイジェル
サブクエストの進行によって徐々に緑豊かになっていく植物園の園長。普段はあまり部屋からは出てこず、書籍にあたっている印象。
他の住民は原初の楔後やオリジン浮上後に弱気になったり逆に強気なところを見せたりする台詞が出てくる傾向があるが、この方は黒の一帯での植物育成というわかりやすくハードル高い事業に従事しているためか、最初からガッツのある発言が多い印象。不断の努力、不屈の精神の持ち主。
ドレイクファング破壊後に「シドがロザリア出身とお聞きして……」とモーガンビアードの採集を依頼してくるので、改まった前置きをしてお願いしてくるってことは最近聞いた話なのかな、隠れ家の住民内でクライヴの出自ははっきりとは知られていないのかな、と真っ先に感じるのはここかも。良家の出だって噂本当だったんだ、という住民の雑談が聞けるのは叔父さんが来てからなので。
クエスト終了時にはクライヴが「城でよく香っていた」と城住まいの身であったことをさらっと口にしているので、特に隠しているわけでなく、単純に話していないだけみたい。
ロザリア出身者はロズフィールド姓を聞いたらピンと来てしまいそうな気もする。(ナイジェルはロザリア出身で、タイタン戦後には「あなたの無事の帰還についてFounderに感謝を」みたいなことを言っている)
オリジン出立前は、植物園は私達が守ってみせます、と言って送り出してくれる。
・植物研究家のコルマック
マーテルの果実を石の剣に届けて欲しいな……とクライヴに頼んでくる植物研究家。クエストギバーになるのは壮年期初期の一度だけだが、通りかかるたびにずっと植物に話しかけており、かなり印象的なお方。少し鬼気迫るものを感じるというか、もしかしたら人と話すのは苦手なタイプなのかもしれない、石の剣相手に限らず……と感じてしまう雰囲気がある(個人の感想です)。一応、サブクエ完了時に本人も「人が苦手だった」と言っている。
音楽を聴かせてみたらどうだろうか、なんて言ってるときもあるので、植物の成育と呼び掛け・音の関係、みたいな研究をしているのかも。
彼が呼びかけながら育てている植物には、ボフミルさん(花)とケネスさん(木)もいる。
タイタン戦後、オットーやらヴィヴィアンやらハルポクラテス達やらに報告したあとで古くからの住民のセリフがフーゴ討伐お祝いモードに変更されるのだが、コルマックは帰還直後から仇討ちが済んだことをマーテルの木に話しかけている。テ、テレパシーかな?
・植物研究家のフレデリカ
コルマックのインパクトの前にわりとかすんでしまう植物園の人々。
植物園の人々は、植物園か植物園への階段踊り場の鉢植えのところにしか現れない。彼女はタイタン戦後に階段踊り場にいる。
サブクエスト白銀の君にて雪月花の生えていそうなところを教えてくれるのは彼女。クラジルの恩人、霞むとか言って申し訳ない。英語版ではきれいな花だが毒があるので食べるのはおすすめしない、なんてことも教えてくれる。大丈夫、食べない。
植物園の人々はお花ばかり面倒見ているように見えるが、終盤では花だけでなくぶどうも生えてくる。お花専門の人達ではなかった。まだ結実はしていないけれど、いつか隠れ家産のワインが飲める日が来るのかもしれない。
・植物研究者のヴェスナ
英語版だと名前がヴェラさんになる。
植物園内でちょこちょこ移動しており、ナイジェル背後の書棚の本を見てやけど用の薬草を植えてみようか悩んでいたりする。肥料と植物の相性について言及したり、水が綺麗だからこそ植物が育つのだと言っていたり。原初の楔のあとは、今までの研究の成果でこの空模様でも植物を育ててみせる、と折れない心を覗かせる。強い。
ところで、研究家と研究者の違いってなんだろう。
ヴェスナとシャルルは二人で作業しているらしい空気もあるし、二人で協力して一つのテーマを研究しているのかな。コルマックやフレデリカはそれぞれ単独で研究テーマがあるということなのかな?
・植物研究者のシャルル
壮年期開始時に浄水タンクの隣にいて、話しかけると浄水器の説明をしてくれる人。ミドの工房ができた後にも浄水器の隣りにいて、「ミドが帰ってきてるなら浄化装置の手入れをしてもらおうかな」と言っていた。もしかしたら植物の育成と水質の関係を研究しているのかもしれない。
名前の響きからして恐らくはザンブレク出身。
ヴェスナと一緒にいることが多く、新しい種を植えてみようだとか、カンベル陥落後には植物の種が手に入りにくくなったとか、いろいろ話している。
○掃除係の人々
英語版のあだ名が他の職種に比べて多彩。
長や頭は居ない。
・掃除係のゾラ
お掃除したりお喋りしたりしている。あまり話す機会はない。図書館で本を探しているような仕草をしていることがあり、おそらく文字は読める。
フーゴ戦〜タイタン戦のあたりで怯えるカサンドルを、シドがなんとかしてくれる、と慰めているような描写がある。
植物園の浄水器が隠れ家の水全てを賄っていることを教えてくれる。植物園から憩いの広場までどうやって水をひいているのかはわからないが、設定的には憩いの広場から流れている水も浄水なのだろうか?
憩いの広場から流れた水は二手に分かれ、クライヴの私室前と、洗濯場へとそれぞれ流れ着く。厨房の人々が水汲みに行くのに植物園は遠すぎるので、私室前から調達して料理しているのかな。
・掃除係のツキボル
掃除係ではあるが、お掃除してるところを見た記憶がない。
英語版では「妻のヘアピンを買ったときのツケが……」みたいなことを言っているので、妻帯者であることと、カローンのお店はツケがきくらしいということがわかる。このときの話し相手である給餌係のサモがほうきを持っていて、ツキボルは手ぶらで話しているので、なんか逆〜! と感じちゃう。
サモと仲が良いのか、本を読んでほしいとお願いされているときもあるので、字は読める。
トミラに「《シド》が5年前にここを見つけた」と教えている姿を見られるので、トミラよりは古参の住人らしい。
特定の女性とずっと一緒にいるような描写はなく、彼の妻が誰なのかは推察できない。
・掃除係のデルフィーヌ
ちゃんとお掃除するタイプの掃除係。モリーの焼き菓子を食べることができたラッキーな女性。
オリジン浮上後はデッキを掃除する手を止め、「胸がざわざわする……」と言っている。英語版だと「私を呼んでいるみたい」と言っていて、マザークリスタルってベアラーに呼び掛けるような機能があったのかな……とちょっと不安になる。
・掃除係のピーター
壮年期開始直後におかえりって言ってくれる人その2。昇降機上がってすぐのところにいる。
ハーヴィの色違いに見えるが、顔をよく見ると皺があったりしてもう少し年かさであることがわかるし、声も低い。
クライヴの私室前を念入りに掃き掃除してくれている時がある。ありがとう。
フーゴ戦後、洗濯場で洗い物を抱えたテリックに「次からはちゃんと事前に出して」と言っていて、彼は掃除係だけれど洗濯をすることもあるらしいことと、洗濯物を出す時間には〆切があるらしいことが伺える。
英語表記だと、クライヴが住人のあだ名で言葉遊びをしている気配を感じる。
・掃除係のヤセン
仕事途中の一杯を楽しんでいる人。フーゴ戦後におかえりと言ってくれるくらいであまり話す機会はない。メモ書きみたいなものを見ながら居住区の武器棚を確認しているときがあるので、恐らく文字は読める。
原初の楔直後はアトリウムと居住区の間の渡り廊下で掃除の手を止めて空を見上げているが、少し話が進むと掃除を再開している。立ち直りは比較的早めだった人。
ミスリルの兜用部品を取りに行くときに外に出てるのは多分この人。印持ちは外出できないと言う会話がそこかしこにあるのだけれど、このときはクライヴも同行しているので例外だったのだろうか。
・掃除係のリブシェ
居住区で本を読んでいることがあるので字が読める人。おしゃべりしてる姿をよく見る。
原書の楔後はサロンから東の空を見て外の集落は無事だろうか、隠れ家の平穏は続くのだろうか?と不安を口にしている。オリジン浮上後も不安を口にしており、トミラに「シドがいるから大丈夫」と宥められている。グエリゴールの降臨のようだ、と述べており、つまりは魔導大戦の終焉を連想していると思われる。
○お針子さん達
・針子のコリス
サブクエスト「実を結ぶ想い」完了後に出現。
大工のトリストラムと、マーテルの果実を食べに行きたいという会話をしている。
ロードを挟むと居なくなる、サブクエスト専用のNPC。
・針子のミルシャ
壮年期開始直後、ラウンジに座っていて、足元にトルガルが寝そべっているのが彼女。お喋りしたり、野菜の入ったかごを運んでいるところを見かける。
オリジン浮上後は昇降機前でクライヴが無事に帰ってくるか不安がっていて、ラドッシュに励まされている。
色んな人とおしゃべりしているが、クラーラと話しているところを見ると「同じ職種なだけに仲良いのかな?」と思ってしまう。
・針子のクラーラ
色んな人とお話している。
タイタン戦後はプリドボルと話している。ハルポクラテス達に報告したタイミングで、昔からの住人の会話内容がフーゴや5年前の襲撃で喪った人に関するものに変わる中、プリドボルとクラーラの会話はドレイクファングについての話題になる。フーゴに対し関心が薄い会話にあえて変更されるということは、彼らは襲撃より後に仲間に加わった住民という表現なのかもしれない。また、フーゴそのものよりクリスタルへの関心のほうが高い住民の方がもしかしたら多いのかも、という感想も湧く(5年前からの生き残りの住人は、プレイヤーからの印象はともかく、人数比で言えば多くなさそうなので)。
原初の楔発動直後はすれ違いで耳にする独り言が2パターンあり、「すぐ晴れると良いけど」「こんな空見たことない」というものだが、英語版では「再び太陽を見られるだろうか?」「月も……」みたいな感じになる。月に言及されるとクライヴの誓いを連想してしまう周回プレイヤーからすると、俄然印象的になる。
ラウンジでミルシャと話しているタイミングでは薄い本か手帳のようなものがほんのりクラーラ寄りに配置されており、彼女のものなのであれば文字を読むなり書くなりできると思っても良いのかな。
○大工さん達
・大工頭のバードルフ
クライヴのことは大将と呼んでいる。英語版だとMaster Cidなので、多くの住民と同じく彼もクライヴのことはシドと呼ぶ派であるらしい。仕事柄、隠れ家再建の際には真っ先にお声がかかって、まっさらな状態のインビンシブルにやってきただろうと思われるのだが、クライヴとは呼んでくれないのだな。シドの隠れ家では「シケた面してんなぁ!」と呑みに誘ってくれたけど、今はどうなんだろう?
直接話しかけられるのはメインクエストでミドの工房を作るときぐらいで、聞き取れるのはすれ違い会話。主に作業指示。
ミドの工房を作るときにようやく話しかけられるのだが、マーサの宿のバーナードに盥回しされる。大工さんが4人しか居ないので、手が回らないのも仕方ないよね……人員増したほうが良いと思う。
なんらかのリストを見ながら木材を確認しているので恐らく文字は読める。
タイタン戦後、ハルポクラテス達に報告したあとは「ジョフロワ親方の好きだったお酒で乾杯だ」と言っている。英語版では正面に立つエミルに「親方の歯がそんなにいっぱいあるの、知りませんでした」と言われており、ずっと歯を見せて笑うようなことはなかったのだなぁということがわかる。
原初の楔直後は仕事に手がつかないことを訴えるエミルに「空なんか気にせず木と向き合え!」と力強いアドバイスをしている。オリジン出立前も「やれることをやるだけ」と言っていて、芯の強さを感じさせられる。
このゲームにおける「人の強さとはなにか」に対する答えは、クライヴもそうなんだけど、「その時々でできることに力を尽くせるメンタル(それが些細なことであっても)」なんだろうな。か弱い人や若手は狼狽えて何もできなかったりする姿も見せるけれど、教え導く立場である年長者は落ち着いていることが多い。
・大工のトリストラム
サブクエスト「実を結ぶ想い」完了後に出現。針子のコリスに対して、マーテルの果実が美味しかったから食べに行くといいよ、とお勧めしている。
ロードを挟むと居なくなる、サブクエスト専用のNPC。
・大工のブラーシュ
安全面を考えたら服を着てほしくなってしまうのだけれども……ジョフロワ親方もそうだったけど何故シャツを着ないのかしら。肉体美を見せる必要があるのか? 大工さんとクライヴを並べると案外大工さんのほうが体格は大きかったりする。腹筋の割れ具合等からしてクライヴのほうが体脂肪少なめな感じ。飛んで跳ねて走り回って長剣をぶん回し、燃焼しつくしてるのだろうクライヴ。
荷運び役よろしく大きな袋を運んでいるときも多い。工具や材料を運んでいるのかな。
レシェクとの会話から、歴史に興味があるらしいことと、今のところ文字は読めないことがわかる。
・見習い大工のエミル
ブラーシュさんにも言えることなんだけれど、服を着て安全に作業してほしい。
原初の楔の後は、こんな空の下で作業しろっていうのか、みたいなことをバードルフ親方にぼやいて活を入れられているが、カンベル陥落後は木材をノコで切っているバードルフを尻目に空を眺めている。活が足りなかったみたい。
○荷運び役の人々
そこそこ人数がいるが、掃除係同様に長や頭はいない。
・荷運び役のエヴェラード
壮年期開始直後、たまには休めよ!お昼寝するなら屋上が良いよ!と教えてくれる。
フーゴ戦後にマクサンスとの雑談でロザリス出身者であることがわかるが、赤ん坊の頃しか居なかったから思い入れはないと本人は語っている。赤子のうちにベアラーだと判明して離れたのかもしれない。
カローンの店先を見ながら「ピピオの実がない!」と言っているときがあるが、ノースリーチのデートイベントのアイテム説明でも過去作でもチョコボ用である。買ってどうするの? 人間も食べられるのかな。
オリジン浮上直後はラウンジにて空のお皿3枚を前に食事のおかわりを求めて断られているが、英語版では9個もパンを食べていることがわかる。あの大きいパンを9個も……。大食漢なのかもしれない。
・荷運び役のゲオルゲイ
おすすめの本を教えてほしいと言っているときがあり、本を読みたいと言うってことは文字読める勢だと思われる。
喫煙者であり、フーゴ戦後に憩いの広場にて煙草を嗜んでいる。
雑談する姿も仕事している姿も食事する姿も見られてバランスが良い。
・荷運び役のダリボル
髪に隠れて見づらいお顔を覗き込むと結構お若いことがわかる。ハーヴィと同い年ぐらいかな? ニワチョコボに噛まれた彼と雑談している姿が見られる。カンベル陥落後もハーヴィと話している姿が見られるので、もしかしたら歳が近い者同士仲が良い、なんてこともあるのかも。
積荷を確認したり歩き回ったり、淡々とお仕事していることが多い。なにかのリストを見ながら木材の確認をしているときがあるので、字は読めそう。
・荷運び役のヤン
壮年期開始時、すれ違うと、おかえりシド!と言ってくれる。それ以外は会話を耳にするのは一度だけで、黙々とアトリウムでお仕事している。
原初の楔後に「魔物が現れたらどうしよう」とおろおろしているオフカを落ち着きなさいと諭しているので、この人もあまり動揺しないタイプの人らしい。
オリジン浮上後は姿を見なくなる。それまでずっとアトリウムに居たので、姿を見なくなると心配になってしまう。無事だと良いが……。
・荷運び役のラスロ
喫煙者。
マクサンスと仲が良いのかもしれない。お喋りしたり一緒にご飯を食べたりしている。
気晴らしならメイヴの注いでくれる酒が一番!なひと。
この人も雑談する姿も仕事している姿も食事する姿も見られてバランスが良い。
原初の楔後は書庫で本棚を見ており、読む本を探しに来ている=文字が読めると思っても良いのかな。カンベル陥落後、刻印除去手術を受けて石の剣になろうか悩んでる……とトミラに話しているので、本を読んで何かしら思うところがあったのかもしれない。
オリジン浮上後はラウンジで談笑している姿が見られるが、刻印はそのままなので、とりあえず入隊については保留しているみたいだ。
○畜産の人々
・飼育係のサモ
ドレイクブレス行き直前にツキボルに対し「本を借りたのなら俺にも読んでくれ」と言っていることから、自力で読書ができない、つまり非識字であることがわかる。
彼にとってもメイヴの入れてくれたエールが癒やし。
原初の楔の後は、他の人が自分の仕事に戻り始めていく中、長いこと空を眺めている。しかしオリジン浮上後は、「皆空ばかり見てるけど、俺は自分のことに集中するぜ」という仕事人ぶりを見せてくれる。非常時にも日常を淡々とこなしていく胆力がついたらしい。
なお、お仕事してる姿を見られるのはオリジン浮上後くらいで、それまでは色んな人とお喋りしていることが多い。
・給餌係のハーヴィ
エディータと同い年くらいかなぁ、と無邪気な少年であることを期待して観察してしまうのですが、あの子とは違って目が緑色。喪った小さい仲間の面影を探すのはこんな心境なのかしら、と胸が締め付けられるような気持ち。
歩き回ったり、お喋りしたり、フーゴ戦後には書庫で昼寝したりしている。開いた本ではなく積まれた本を前に寝ているので、文字を読めるかどうかはわからない。もしかしたら周囲が静かで積み本が良い衝立になるから書庫へ昼寝しに来ているだけかもしれないし……。
対ニワチョコボなお仕事をする姿を直接目にすることはないが、タイタン戦後に「ニワチョコボに噛まれちゃって」と話してダリボルに医務室行きを勧められているので、仕事はちゃんとしているらしい。
原初の楔発動直後には体調を崩してまっさきに医務室にやってきた。調子悪くて……と言っているが、英語版だと「腕を上げるのが難しい、呪いが……」と言ってるので、腕に石化症状があって、そこが辛いのかもしれない。
カンベル陥落後には仕事に戻ったらしくアトリウムで荷物を確認しているような仕草を見せるし、オリジン浮上後は大広間の辺りを歩き回っているので、元気に暮らせているのだと思いたいな。
・給餌係のマティアス
いっぱい食べていっぱいたまごを産んでくれよ!
とのことなのでニワチョコボ達は鶏卵……ではなくニワチョコボ卵用。
クライヴ私室前の階段下あたりでお掃除をしていることもあるし、鍛冶屋裏あたりで木材を眺めているときもある。
フーゴ戦からタイタン戦前にかけて、フーゴに不安そうにしているカサンドルに対して「隠れ家にいれば大丈夫さ」と慰めている。
5年前の襲撃を経験していたら、隠れ家に居ても大丈夫と思えない人に対して「隠れ家にいれば大丈夫」とは言えないのではないか? と思うので、襲撃より後に隠れ家にやってきた方なのではないだろうか。カサンドルが頼りなさげな声で同意の相槌を打っているので、彼も自身に大丈夫大丈夫と言い聞かせていた可能性はあるけれど。
カンベル陥落後、せっかく文字が読めるようになったから空のことを調べたい、と書庫を訪れており、最近読み書きができるようになったらしいことがわかる。
○厨房の人々
・料理長のモリー
壮年期開始時のイヴァンいわく、チョコボ肉のパイはモリーさんの自信作。
モリーさんのスイーツは住民の楽しみの一つになっていそう。備忘録によればお菓子作りが好きらしいけれど、お砂糖が隠れ家に入荷されることは珍しいとことなので、頻繁に楽しめるものではなさそう。
デルフィーヌが「モリーの焼き菓子を食べた?」なんて聞いている時があるけれど、英語版ではレモンタルトと言われていた。美味しそう。そしてこのレモンタルト、テトの好物らしい。冷ましている間に食べつくしちゃうほど。
クライヴのことはクライヴと呼ぶ。
分厚いレシピ本が読めるので、識字勢。
壮年期で名前が表示される機会が来るのはタイタン戦後で、ケネスも浮かばれる、と感謝される。
ワイバーンの肝フリッタークエスト受注時、なんだかでろんとした煮込みっぽい平皿がカウンターに置かれていて、失敗作がこれなのだとしたら、材料云々の前に調理法が違うのでは……と私は首を傾げました。
オリジン出立前は、なんでも作ってあげるよ、と言ってくれる。
クライヴの好物はなんなんだろう。ゲテモノ紫シチューにはひいていたけど、13年間の奴隷生活を考えたら温かいだけでも喜びそうなイメージがある。
・調理助手のイヴァン
シドの隠れ家ではムービー付きで初登場し、お着替えする等特別感のあった彼は、壮年期開始時はまさにモブっぽく馴染んでいる。が、サブクエで本領発揮し、ゲテモノ料理担当に化ける。
クライヴと同時期に隠れ家にやってきた彼が、フーゴの襲撃を無事生き延びて、今では仕事と趣味を兼ねて平穏に幸せに人生を謳歌している姿を見せてくれる、素敵な人物。
レシピ本が読めるということで、識字。
アルティマニアによればザンブレク出身者なのだが、紫シチュー試食時に‘Odin's teeth!’という感嘆句を発している。グエリゴールのなんとか、とかバハムートなんとか、ではないのだな。
北部出身のガブもエイストラ前の長い吊り橋でBahamut's breath……って言ってたりするし、出身地召喚獣と感嘆句は一致しないのかもしれない。
ザンブレクはウォールードと戦争していたことが多いし、辛いときには自国召喚獣よりむしろ敵対国召喚獣のことを口にするものなのかもしれない。
単純に出自が多様な人々が混ざり合って暮らす隠れ家で口ぐせがちゃんぽんになっている可能性もある。
隠れ家は立ち話も娯楽の一つだろうし、出身地が違う人と仲良くなれば口癖の一つも伝播しよう。関西圏に行くとあっという間に方言が伝染ると聞くし。
・調理助手のイジナ
あまり厨房から出てこない。まあ、イジナに限らず、厨房の中の人々はあまり外に出てこない。
英語表記で見るとイリーナっぽい名前が表示される。
英語版だとおすすめメニューを訊くブラーシュに向かって「シャツを着なさいよ、ここは売春宿じゃないのよ」とズバッと言っているときがある。日本語版だと「魔物の姿焼きなんてどう」と言っているので違いにびっくりする。
魔物の姿焼き、影の海岸から帰ってきたあたりで物流が滞りちょっとした食糧難に悩み始めたタイミングでの発言なので、ポジティブな意味でオススメしてはいないのかもしれない。この時期は「最近のご飯はどれも似たりよったり」と愚痴るリブシェ、それに対して「食料が手に入りにくいから仕方ない」と教えているマクサンスの姿も見られるので、厨房の中の人々は悩んでいただろうなぁ(英語版だと、シチューが薄いのは隠れ家内で手に入る食料だけでやりくりしてるから、というような会話をしている)。
ドレイクファングパンのサブクエ後は調理台の前にドレイクファングパンのチラシが貼ってある。ミルナが喜んで食べていたので、作る気なのかもしれない。
・メイヴ
タブ&クラウンの主。ノースリーチの黄昏時に血まみれのご主人さまを眺めていた話をしてくれるので、もしかしたらわりとアグレッシブに逃げ出してきたのかもしれない。ノースリーチ出身と見せかけてロザリア出身。ベアラーの売買は国境を超える。
タブ&クラウン利用額に応じて色んなお話を聞かせてくれるが、クライヴはなにか考え事でもしながら一人飲みするタイプなのか、彼女の話をろくに聴いていないことがよくわかる生返事をする。本編中ではずっと真摯なので、どうでもよさそうに振る舞うクライヴを見られるのが面白い。
お話に必要な金額と内容については、アルティマニアに書いてあるのでここでは触れない。
○機工士な人々
・ミド
可愛く、明るく、格好良い船長。シドの愛娘。隠れ家の人からは賑やかしてくれると愛されている。
アインヘリアルを追うときはニヤリと笑って舵を握っており、胆力がすごい。
クライヴにとっては年の離れた妹のような感覚なのだろうか。なんでもほいほい引き受けるクライヴにしては珍しく「今少し建て込んで……」と先制したりする間柄。結局引き受けるのだけれど。
クライヴへのものの頼み方を工房内の人々(オウェイン、ヘレナ)と比較してみると、要点を絞りメモも作成済みの状態で依頼しており、忙しいクライヴをうまく使うことを良く心得ている感がある。石の剣ウィルクは「新旧ともにシドはミドに弱い」と評しているけれど、忙しい父親にどう物を頼むべきか小さい頃から考えていたのだろうし、それがそのままクライヴ攻略にもうまくハマってるのだろう……なんて想像してしまう。
初登場時、「ミド、戻ってたのか」とクライヴが呼びかけるまでは「快活な少女(英Fiery Youth)」と話者名表示される。
隠れ家の人々からはミド、仲良し3人組からはミド先生(英Miss Midadol)と呼ばれている。英語版ではクエスト受注時にオウェインがchiefと呼んでいる。
・技術助手のオウェイン
壮年期開始時は植物園近くの踊り場で肥料の配合を変更しようと独り言を言っているので、サブクエストで開発するもの以外にも色々と役立つ研究をしてくれているらしい。
クライヴの薬品ポーチ周りの改良をして所持数を増やしてくれる、隠れ家の住民のみならずアクション下手くそプレイヤーにとって、とってもありがたい存在。ありがとうオウェイン。もう少し増やしてくれても良いのですよ。さすがにもう無理ですか?
ポートイゾルデ行き前ではエーテル関連の書物でも読んでいたのか、ドミナントは顕現の際に外部環境のエーテルを必要としない(フーゴが何故黒の一帯でも顕現できたのか)ということを教えてくれる、というか独りごちている。
情熱の迸りのまま喋り続けてしまうヘレナに対し、「この話、長くなるのか?」と言いたげに腕を組むクライヴを見て自ら話を仕切り直せるクエストギバー。
オリジン浮上後は前例のない事象を研究できることを喜んでいいのか恐れるべきなのか迷う……と言っていて、この状況で恐れ一択ではない辺り、この人も腹が座ってる側の人なのだなぁと感じる。英語版だと「オリジンに行くつもりならちょっとサンプル採取してきてよ!」とノリノリである。研究者、強い。
・技術助手のカリナ
壮年期開始時は大広間で「物知りのカリナ」(英 Kalina,Bookworm)として大広間で本を読みながら、薬の作り方を勉強している、と言っている。書庫でも本を読んでいるし、老いてなお知識欲旺盛な方。ミドの工房が完成したタイミングで表示名が変更される。
知識はついたからあとは実践あるのみ、と言っていたので、医療従事者が増えるのかな、と思っていたらミドのダンジョン住まいになってしまった。
原初の楔の後は「こういうときこそ落ち着かないと」と貫禄を見せつけているが、カンベルが攻められているときにはミドのことを心配してそわそわした感じになっている。英語版・独語版では「物知りのカリナ」期の表記がまさかの「NO NAME」、話しかけると字幕の話者名は表示されない。修正してあげてほしい。Ver.1.31にて修正され、無事《Kalina,Bookworm》となった。
・研究助手のヘレナ
ミスリルの兜の部品調達の際、機能や役割について説明してくれるお姉さん。理解されているかどうか確認せずに一方的に説明(早口)し、クライヴが中断して作業に必要なことを訊き直すなど、ややオタクテンプレート的な描写をされている。
このときの外出、印持ちだが外に出ているわけで、珍しいクエスト。クライヴが同行するから良いのかな? 同時期にロストウィング周辺で黒騎士がうろついている(のを全滅させる)サブクエストも発生するので、同時進行したクライヴは肝を冷やしたのではないだろうか。
壮年期開始時はデッキの辺りをぷらぷら歩き回っていたりする。設備ができたタイミングで設備に合わせたNPCがポップするわけではなく、それ以前からちゃんと存在しているのが良い。
○医務室の人々
・タルヤ
安静にしないなら次は縛り付けるぞ、とクライヴのカルテに書いているつわもの。クライヴのことはクライヴと呼ぶ。英語版ではロザリスから帰還したあと(ジルが医務室で休んでいるとき)、皮肉っぽく「面会時間は終わったわよ、閣下(your loadship)」と呼ぶシーンもある。
ジルちゃんと仲良し。お酒が好きとのことで、二人でタブ&クラウンに行ったりしてそうである。惚気話かしら、愚痴なのかしら、と思いながらクライヴの話題をふんふん聴いていてほしい。クライヴ本人には医者としてのみならずジルの友人としてあれこれ言っていてほしい。
とはいえ英語版だとすでに若干クライヴに当たりがキツイ気がする。前述の「面会時間は終わりよ(帰れ)」とか。
ノースリーチへジルとミスリル買い付けに行く際、英語版だと、行く前は「仕事に集中してよ」的な釘刺しをしたり、帰宅後は「私がハルポクラテスと忙しくしていた間、お二人が楽しめたなら良いんだけど」と若干トゲを感じる口調だったりして、クライヴがちょっとウキウキしているのを察知されている気がする。
日本語音声だと出発前の「ああ、後で合流しよう」のトーンが対タルヤと対ジルとで露骨に違い、英語版でもBenさんがきっと演じ分けただろうから、察知されても仕方ないのだ。演技の差について、弊クライヴはジルとしかデートできない身体なので自力で確認できない(日本語版での違いも人様の動画で知って悶えた)。誰か確認してほしい。
そんなこんなで英語版タルヤさんには「もっと優しくしてほしいなぁ」と、日本語版とはちょっと違った感想を抱いたりしている。
知り合って間もない頃は「私の部屋で盛り上がらないで」と釘を差していた彼女だけれど、仲睦まじい雰囲気はあるのにまさか5年間も進展しないままとは思いもしなかっただろう。心理的な禊が済んでいないという事情をジルが打ち明けていたかどうかを考えてみると、クライヴにすら明かしていなかったということは誰にも話していなかったのではないか、と思う。つまり理由もわからないままもどかしい恋路を眺めさせられているということ……。ガブ乱入にため息を付きたくもなるね。
(2024/03/05追記)クライヴからの呼び名はタルヤ。ジョシュアはタルヤ先生(Lady Tarja)と呼んでいる。
・薬師のロドリグ
クライヴのことをクライヴと呼ぶ。
命を奪いかねない刻印除去手術に躊躇いを感じる、優しい人。タルヤと違ってまだ肝が座っていないとも言える。
タルヤの恩師にエリシア薬を使うことにも「できれば使ってほしくないんだけどね……」と躊躇っている。彼が調合することになるエリシア薬、生きている感覚すら忘れる、というマイルドな表現だけれど、名前とタルヤの発言(tears of Mercy、英語版サブクエスト名でもある)からして安楽死の薬。涙という表現だし、水薬なのかな。
致命的なシーンだけでなく、住民の不安に安眠のための薬などを処方したりもしている。ベッドに腰掛けた住民に跪いて対応する姿はとても親身な印象を受ける。
ロドリグ自体は良い人なのだが、サブクエスト時に刻印除去手術そのものや術後の苦しみについて言及されると、あなたの眼の前にいるクライヴはそれを経験済みなんですね……苦しんでるクライヴって良いですね、病床で魘されたりしていたのでしょうか、と邪気あふれるプレイヤーはちょっと笑顔になってしまう。げへへ。
ver.1.31にてエルモネア草採取サブクエストにカットシーンが追加された。《シド》襲名のため刻印除去したいと言い出したクライヴを、諸々の不安からタルヤとともにやめるように説得した、というエピソードが見られるようになった。ここでクライヴの悲鳴も聴ける。美味しい。
・ヨーテ
分類に迷った。有事の際にはバリバリに戦える人だよね、隠れ家の皆さんを守るようにと言われてやってきたのだし……ということで戦闘員の方へ分類しようか、かなり迷った。ただ、クライヴが彼女に「隠れ家住民のために戦うように」と言うかどうか? と考えると、ないんじゃないかなぁ〜、という気持ちが勝つ。弟を守ってきた従者ということでもちろん腕前に信頼はあるだろうけれど、弟の気持ちを思うと、彼女を戦闘員として扱うクライヴはちょっと想像できなかった。少なくとも弊クライヴはそう。ということで非戦闘員、医療従事者に分類。こちらのほうが隠れ家での馴染み方には合っていると思う(個人の感想です)。薬草・調剤の知識にも長けていることは、タルヤのお墨付きもある。
隠れ家の中には「シドの縁者」と認識されている模様。まあ間違いではない。
不死鳥教団の人々はロズフィールドの血縁者であることも多いらしいが、ちょっと濃い目の黒髪美形ということで、クライヴと並べると「これがロズフィールドの血かぁ……」という気持ちになる。(ヨーテが遠縁かどうか、実際のところはわからないが)
タボールへの道中でジョシュアが「意思が強く忠義に厚く、刃物の扱いに長けている。兄さんに似てるけど、お行儀は良いね」と紹介している(英)。日本語版では「真面目ないい子だよ」とあっさり。
いざタボールについてみたら、教団のお役目抜きにしてもジョシュアへの愛が明らかな娘さんが出てきてクライヴもにっこりしていた。
タボールと言えば、民家に入るなり本棚に目が行ってしまうクライヴがとても可愛い。しかし本に気を取られてヨーテに気付かないファーストシールドのことを彼女はどう思ったのか、大事なジョシュア様をお任せしていいのかと不安にならなかったか、ちょっと心象が気になっている。
クライヴのことは閣下と呼んだりクライヴ様と呼んだり。英語版ではLoad Marquessなときもあり、かつてのクライヴの爵位が侯爵だったことがわかる。
大事な存在なのでお役御免して最前線から離したい、仕える対象である自分から離れて自由になってほしい(相手の気持ちにはひとまず目を瞑る)、というやり口には「兄弟でやること同じなんだなロズフィールド! 兄のことはグーでパンチするくせに!」と感じる。インナーボイスでジルがシンパシーを感じているところが切ない。
○鍛冶場の人々
・ブラックソーン
見た目に反して繊細な職人。石の剣の装備をととのえ、ミドの依頼をサクサク解決していく凄腕。特にミドの依頼、新たな発明品だろうから、前例のない物を作らされることも多いのでは。
名品を見ては落ち込み、自分が求められている仕事について再考し、改良点を取り込んで立ち直る。鉄のように何度でも叩くのだなぁという、鍛冶屋本人が文字通り鍛え直されているサブクエストが印象的。
オーガストは呑み仲間。ブラックソーンのことをとっても大事にしてくれる呑み友達。
タルヤのインナーボイスでお酒を控えるように思われているし、彼女以外の住民にも飲酒しすぎではと心配されている。二日酔いになるくらいには飲んでいるそうな。休肝してね!
青年期に比べ大分和らいだ印象を受けるけれども、他の住民からはまだまだとっつきにくいお人柄のようで、話し掛けづらい、頼むのに勇気がいる、というような会話が鍛冶屋周辺で聞き取れることがある。
ゾルターンによればもとは戦災孤児で、師匠ヴァルカン(Vulcan)に拾われて鍛冶師になったそう(日本語版だと何故かゲーム内に名前が出てこない師匠、アルティマニアにはフルネームが記載されている)。ブラックソーンは騎士ごっこのちゃんばらでもゾルターンより強かったらしいが、師匠は彼らが剣を振るうことをごっこ遊びであっても好まなかったようだ。
・見習い鍛冶師のアサナシ
居住区でオフカからブラックソーンと仕事をするコツを訊かれ「無駄口をたたかないことさ」と軽口を返している。
噂好きとあだ名されるくらいだからお喋り好きでもあろう相手にその返し、なかなかの皮肉屋さんなのでは……隠れ家の鍛冶師はちょっと人当たり強めの人がなるものなの?
住民にはとっつきにくいと思われているらしいブラックソーンについて、面倒見の良い人だとコメントしている。師弟の関係は良好な模様。
オリジン浮上直後はラウンジ方面から昇降機前のあたりへ走り出てきて、以降はずっとオリジンを眺めている。裏デッキ側からは見辛かったのかな、と観に行ってみると実際隠れ家に隠れてほとんど見えない。
しかし、デッキで油売ってないで仕事してほしい。「近頃うちの見習いが全然仕事しやがらねぇ、鍛冶場に来もしねぇ……」ってブラックソーンが悩み始めちゃう。オーガストがクライヴに相談しに来てしまう。君の師匠はなかなか繊細なんだよ……。
○その他の職種
カテゴライズするほど人数がいない職種の人々。
・教育係のシャーリー
仲良し三人組とエディータにお勉強を教えているお姉さん、というか少女。まだ15歳ですものね。子どもたちに人気のお姉さん。英語版での子どもたちからの敬称はMissであり、ミド先生と同様にシャーリー先生と呼ばれているようだ。
シドの隠れ家からいた住民だけれども、フーゴについては反応が薄い。あまり覚えていないのか、辛くて封じ込めてしまっているような感じなのか、判断がつかない。仲良し3人組への授業中なので、あれこれ思うところを述べる状況ではなかったのかもしれない。
居場所は主にアトリウムで、授業をしていたり、次回の授業の内容を考えていたりする。また、憩いの広場でオリジンを眺める子どもたちの付き添いをしていたりもする。
シドの隠れ家ではエディータに面倒を見てもらっていたような雰囲気があったが、そのエディータには「素敵な女性に成長した(英語版)」と言われている。
英語版ジョスランいわく、仲良し3人組にミドのダンジョンに入ってはダメと言っているのはシャーリーで、ミド本人は気にしていないらしい。
・司書のプリドボル
司書さんなんだが、書庫で見ることはほとんどない。書庫にいるのは2回しか見ていない。歩き回ったり、誰かとお喋りしていたり、屋上で木箱チェックしていたり、裏デッキで木箱チェックしていたりする。書庫の主であるハルポクラテスが居るからかなぁ……。
クラーラのところにも書いたとおり、フーゴの死についてはドレイクファング破壊より興味が薄めらしく、恐らくは襲撃より後に仲間に加わった人ではないか。
カンベル陥落後〜灰の大陸に行く辺りでは書庫にいてドミナントの血筋のエーテル耐性について語ってくれるので、話を聞いておくと面白い。シヴァのドミナントを輩出する北部の民からしたら、首領の嫡女を人質に差し出すというのは相当な重みがあっただろうな、などなど色々考えさせられる。
・字書きのエディータ
仲良し3人組と机を並べて学ぶ女性。英語版、子どもたちからの敬称はMissである。呼び捨てにはしていない。英語版のほうが上下関係がきっちりしている印象がある。
学ぶのは何歳になっても遅くないことをシャーリーが教えてくれた、というようなことを英語版では語っている。
彼女が書いたものを読む機会は3回、詩と短編と第一作目の本がある。
詩を褒められていたときはすべてひらがなで書かれていて、本人が「字が少し上手くなった」と言っている短編には漢字と片仮名も混ぜて書いてあり、邦訳表現が面白い。
英訳だと詩の署名はEbitaになっている。これも間違いの表現としてわかりやすくて面白い。直筆版を見ると署名の綴り間違いはないことがわかるので、あくまでも英訳版での表現である。
タイタン戦後に「字が少し上手くなった」と言っている。英語版では「全ての文字を修得した」という表現。
このときすでに短い物語を書いている。
原初の楔後には皆の気晴らしになる物語、隠れ家を舞台にしたものを書くと言っている。英語版では登場人物の名前は変えるとも言っている。
そしてその記念すべき第一作目は下記スクショの通り。灰の大陸へ渡るあたりから読める。子どもたちに授業で読まれるし、感想文も書かれるとのこと。
邦訳版と英語版とでは差異があるが、ヴァリスゼア語版から違うかどうかはさすがにわからない。解読できた人はいるのかもしれないが私はやりたくない。比較的見やすく短かい内容だった商人札でさえ半日掛かったので……英語版が直訳であることを祈るばかり。タイトル部分らしい左上の4単語の頭文字がW,W,W,Bだし、さすがにこの本はそこらの本の使い回しなのではないか……と思ったけれど、日英版は物語の一番最初、置かれた本は物語の真ん中あたりのページが開かれているわけで、違うとは断言できない。日英版の続きが書いてあるのかもしれない。解読班、助けて!
英語版では名前を変えると言っていた通り、以下のようにもじってある。
エメ Aimee→Aimeth
アルトゥル Arthur→Arturius
ジョスラン Josselin→Joss
ミド Midadol→Midadolfus(シドルファスと混ぜてあるところがとても良い)
シャーリー Shirleigh→Shirleighan
シド Cid→Cidwyn(父上混ざってる? と思ったけれど、父上はElwinなのだった)
ミドの名前に先代シドの名前が混ぜてあるので、こちらのシドはクライヴのことを指していると思って良さそう。というか、仲良し3人組が隠れ家にやってきた時期によっては先代シドのことを言われてもわからないだろうな……いつ来たのかなぁ、仲良し3人組。
オリジン浮上後はアデライドに褒められているところに遭遇できる。次作は幸せな結末の恋のものがたりを書いてほしい、というリクエストもされている。
彼女の本もきっと書庫に置かれるのだろうし、持ち込まれた本にハルポクラテスがにっこりするところが思い浮かぶ。
・詩人のルカーン
ストーリー進行に合わせて色んな歌を歌ってくれる。住人に時事を知らせるお役目とのことだが、あのお歌でパッと時事理解できる住民の洞察力が凄い。
・整備士のイライアス
昇降機もからくりのようなものだろうし、機工士の範疇なのか? ミドのお仲間か? と迷ったのだけれど、ミドとの絡みはないし、とりあえずここに分類。
昇降機脇のベルの前にずっといる。昇降機のレバーを下ろすと鐘がなるけれど、もしかして、あれは手動? エレベーターボーイしてる?
いつも桟橋に居るので、クライヴにとっては隠れ家に還ってきたときに真っ先にお帰りと声をかけてくれる存在だと思われる。(大工さんたちも桟橋付近にいることが多いけれど、彼らの作業についての会話をしていて、おかえりの挨拶は期待できそうにない)
たまに話しかけることもでき、ベンヌ湖が大きくなったのは空中都市や飛空艇が落ちたから、という話を教えてくれる。
・洗濯係のセザール
寝床の敷布を洗っておいたよ! とコストニツェから帰ってくるなり教えてくれる人。どうもありがとう。クライヴは慣れっこなのかもしれないが、プレイヤーは実生活で人にシーツを無断で洗われることなどないので、言われたときにはちょっとびっくりした。話しかける機会はないし、誰かと話しているところもあまり見ない。洗濯場にいるか、歩き回っている。寡黙なお方なのかもしれない。
原初の楔直後はサロン前の階段でひとり空を眺めているが、すぐに仕事に戻っていった。
・倉庫番のオルタンス
保護されてきたばかりのぼろぼろのベアラーにお洋服を縫うことが趣味なんじゃないか、と思われるお方。仕事は倉庫番だろうし、お針子は趣味よね?
クライヴのことをクライヴと呼ぶ。
サブクエストでジルに渡せるクライヴの好きな色の布、何らかの装備品になって見た目に反映されるのかな……と期待して選んだプレイヤーは多そう。私はそう。
昇降機を降りてすぐのところに常時いて、隠れ家に入ったら必ず顔を見るような配置だし、カンベル陥落後のクライヴに「顔色が悪いわよ」と言ってくれたりもして、なんとなくお母さん的な雰囲気がある。英語版では疲れてそうなクライヴにモリーのシチューを食べてきなさいとおすすめするオカンになっている。ジルが拉致されている間だけでなく海岸から帰ってきたときにもちゃんと食べなさいと言われている感じ、大好き。
オリジン出立前は、どんなに服がぼろぼろになっても繕ってあげるからね、と送り出してくれる。
・代書のデシレー
クライヴのことをクライヴと呼ぶ。
5年前の襲撃のことは辛いけれど先生のことを忘れたくなくて思い出すようにしている、という話が聞ける。強いなぁ……。
ゴーチェのような印象的なサブクエストもなくて正直なところわりと印象は薄めなのだが、隠れ家の中では笑顔が人気の女性らしい。
・手代のゴーチェ
クライヴのことをクライヴと呼ぶ。
生き残った罪悪感に苛まれていたらしいことがタイタン戦後に明かされる。
オットーは(デシレーと二人まとめて?)自分の跡継ぎにしたそうに見ている。現在の業務内容からして、荷物整理がデシレー主担当で石の剣派遣がゴーチェ主担当になるのかな。頑張れ、ゴーチェ。
サブクエでは帳尻が合わないことをオットーに内緒にしたくてクライヴに相談しに来る。クライヴが頭領だってこと、忘れてないかな? ただの便利屋じゃないぞ〜!
英語版ではサブクエスト開始時にクライヴと呼び捨てで話しかけている。オットーが介入した際にMaster Cliveと呼ぶのを聞いて「そうだ、クライヴは隠れ家の主だったんだ」と思い出した……かどうかは定かではないが、直後に話し掛けるとMaster Cliveと敬称付きで巻き込んだことを謝罪される。
・見習い騎士のオスカー
戦闘員の方へ分類しようか迷ったのだけれど、まだまだ見習いの身ということで、とりあえず非戦闘員扱い。
ほんのりマードック将軍似の青年。かつての師の甥っ子を預かることになるなんて、なかなか熱い展開。描写はないが、クライヴが稽古をつけてあげたりしていたのだろうか……ちなみに、ラドッシュがこれから稽古をつけてくれる、という描写はある。インナーボイスによればドリスにも稽古をつけて貰っているらしいし、コールとは剣の腕を競う仲らしい。え、普通に強いのでは……。
クライヴのことはクライヴ様と呼ぶ。英語版ではMy loadだったりMy Load Marquessだったり。
インナーボイスを見るとジルのことをロズフィールド夫人のように思っているのでは……という雰囲気があって、ちょっと気が早いんじゃないかな? 気持ちはわかるけど、と思う。
ゲーム内だとクライヴの部屋の前にずっといるのだが、インナーボイスを見るといろんな人と関わっているようで、なかなか楽しい。
従者って具体的にはなにをする立場なのかしら、と思ってググったところ、騎士の身支度など、お世話をするみたい。
・渡し守のオボルス
オボルスはギリシャのコイン、冥銭にも使われていたとのこと。渡守だから? ……ギリシャ的三途の川の渡守はカローンだけど……サブクエスト(英語版)では彼の船の名前がアルゴー号であることがわかり、外大陸出身者はギリシャ神話由来の名前が多いんだな〜、と気付く。
隠れ家の足であり、出入りする人はみな彼と交流することになるわけで、インナーボイスを見るととても面白いお方。5000ギル以上払えば上客らしい。オスカーへの矢印が灰色なのは「50ギルだと!? ありえねぇ!」ということなのかしら。
運賃は定価ではないということで、もしかしたら話が面白かったから・舟唄が良かったから今回はこの値段で、と支払う側のお気持ち次第で値段が決められているのかもしれない。最低価格50ギル+おひねり、みたいなスタイル。オスカーは無粋だったのかもしれない、なんて想像してしまった。
英語版ではラブバードなんて揶揄されていた壮年期開始時、クライヴとジルはいくら払ったのだろうか? トルガルの分も運賃は発生するのだろうか? 興味が尽きない。
オリジン出立前はベンヌ湖のほとりまでは必ず戻れ、隠れ家まで運んでやるから、と言って送り出してくれる。
・桟橋で働く名前のわからない住人×2人
バイロン叔父さんが初めて隠れ家にやってきたタイミングで現れる。叔父さんが連れてきたのかな……?
積み荷のチェックをしている。すれ違い会話もなく、名前はわからない。
○性格等で特徴を捉えられている人々
・噂好きのオフカ
隠れ家の住民は娯楽が少なそう(ダイスとカードのゲーム、読書、モリーのスイーツ、お喋りぐらい)で、実際皆様あちこちで立ち話をしている。そんな中、殊に噂好きと称されるということは抜きん出て凄いのだろう。どんな噂を立てられたのやら。
原初の楔直後は「魔物が来るかも!」と慌てているような様子があって、ヤンが宥めてくれているから良かったけれど、ただでさえ不安そうにしている人が多いときに煽るような言動はちょっと、困ってしまうよね。
カンベル陥落後も引き続き不安そうにしていて、これはカサンドルが宥めてくれている。
どうか落ち着いてほしい……声が大きい人は落ち着いていてほしい……。もちろん物理的な声量の話ではない。
灰の大陸へ渡る直前あたりでリストらしいものを見ながら荷の検分をしているので、恐らく文字は読める。
・おしゃべりなシビル
物語を愛するご両親に名付けられたのだろうか、聖女シビルにあやかって。
ポートイゾルデに向かう前にお着替えをしており、オフカに新しいお洋服を褒められている。やっぱり、というべきか、おしゃべりさんと噂好きさんなので仲が良さそう。
情報通のマクサンス達とご飯を食べているときもある。おしゃべりさんと情報通もなかなか楽しんでそうな組み合わせである。
ともかく、大体誰かと一緒にいる。
お喋りさんだからね。
・快活なアデライド
マーサの宿から帰ってきたときにはブラックソーンの飲み過ぎについて愚痴っているが、エールを飲み過ぎてややげっそりした表情を見せるときもある。一人で飲み食いしているときもあるし、誰かと一緒にご飯を食べているときもある。
ハッピーエンドな恋物語を求めているらしく、エディータにリクエストする姿を見られる。
物語を読めるということで識字勢。
・気さくなニーモイ
喫煙者である。
物資がなんとかなりそうでホッとしていたり、蓄えがあれば心に余裕ができる、と言ってるときもあり、気さくさ、軽率さよりは備品を蓄えることに興味が向いているように感じてしまう。クライヴは彼のどこらへんに気さくさを感じたのか、訊いてみたい。
居住区で本を読んでいるときがあるので、文字は読める。
原初の楔後、空を見ながら‘Mothers save us’と祈っている。サブクエスト「忘れえぬ君たちへ」受注時、ヘルマンがMothersの導きがありますようにというようなことを言ってくれるのだけれど、信仰が同じなのであればニーモイにもウォールード出身の可能性を感じる。
(2024/03/12追記)石の剣ヘルマンが口にしていた‘May the Mothers guide you’についてはカンタン(ザンブレク人)、キエル(ダルメキア人)も口にしているのを確認したので、双大陸全土に普及したお祈りの言葉らしく、出身地を特定できるような信仰ではなさそう。なのでニーモイの出身はわからない。
・気が優しいリリアーヌ
壮年期開始直後、いつも忙しいわね(英語版だと「今度はいつまでいるの?」)、と声を掛けてきて、クライヴがあちこち飛び回っていることがわかる。
フーゴ討伐後、テトとクロに「ご両親も浮かばれる」というような事を話しているので、もしかしたら昔からの知り合いなのかもしれない。
海岸帰還直後はウォールード王についての本を読んでいるので、字が読める。デッキの掃除をしている姿も見られる。
・気楽なドラグティン
喫煙者である。
カローンの店先の剣を見ながら「ドリス隊長の剣より高そう」とか「ここで買うか工房で作ってもらうか……」と悩んでいたりするのだが、印持ち(非戦闘員)。買ってどうするの?
フーゴ戦後、ミルシャとお話しているようだが、帰りが遅いから心配したよとクライヴに声をかけてくれる。
屋上でお昼寝して、世話焼きのソランジュに「体を冷やすわよ」と声をかけられたりしている。このときのお返事は「もう食べられないよ〜」とお約束の寝言。屋上の憩いの広場で気楽に過ごしていることが多いのかな。
オリジン浮上後は憩いの広場で不安がっている。
・空想家のモイミル
いつかお外に行ってチョコボに乗って走りたいらしい。居住区で横になっていたり、アトリウムのお掃除をしていたり、ミドの心配をしたり、ラウンジで談笑したりしている。
・恋多きアスタ
恋する乙女。お相手によって変わるお着替えの観察が楽しいお姉さん。
夢想的な恋バナに付き合っていたら、いきなり弟がご指名されてびっくり。兄としてはこうコロコロ心変わりする女性には大事な弟は任せられない。許さん。
それでもまぁ他人事やし、と呑気に話を聞いていたら最終的にはクライヴ自身が指名され、弊クライヴはちょっぴり逃げ腰になった。ジルが居るのでそういうの勘弁してほしい。
恋する相手がクライヴになるまでは話しかけてもこちらに向き直らない。文字通り眼中にない。
・事情通のマクサンス
奴隷市場から逃げてきて、運良く隠れ家の人に助けられたとのこと。
ディオン様を見て「あのお姿はディオン様に間違いない!」と言っていたりする。ザンブレク方面に詳しいのかな……。名前の響きもちょっとザンブレク出身者らしい雰囲気はあるけれど。事情通というあだ名通り、ちょっとしたり顔で話しているような会話内容が多い気がする。
居住区で本を呼んでいる姿が見られるので、識字。
・重症の患者
タルヤの恩師。黒の一帯に飲まれた南部の島々で魔法に頼らない医療を伝授したとのことだが、壮年期から数えて11年前に奴隷商に売り飛ばされ、治癒魔法を使わせられる生活になってしまったのだろうな……と想像できる。(11年前というのは、タルヤが売り飛ばされる途中でシドに助けられた時期である)
登場時、既に石化がほぼ全身に及んでおり、クライヴが個人の名前や人となりを知る間もなくエリシア薬を投与されて亡くなる。
・情にもろいカサンドル
壮年期開始後あたりで、読み書きを習って本当に良かった!と読書の喜びに目覚めている。
フーゴの脅威がずっと付き纏っているのは5年前の襲撃を生き延びた非戦闘員は恐らく皆そうだったのだろうと思われるけれども、彼女は特に怖がっている様子が描かれている。英語版の渾名通りといった感じ。
ロザリスから帰還した辺りから、ゾラとマティスに「シドが居るから大丈夫、隠れ家にいれば大丈夫」と宥められていたり、タイタン戦後は「ずっと不安だったの」とラドッシュとクリスピンに対して泣きながら吐露しているところが見られる。
フーゴを倒したクライヴに全幅の信頼を寄せるようになったのか、カンベル陥落後にはミド達を心配するオフカを力強く「シドがついているから心配いらないわよ」と励ます側になるし、海岸から帰ってきた辺りでは「シド達が帰ってくるとホッとする」と口にしている。
住民のフーゴに対する不安を代表するようなキャラクターなのかと思うと、クライヴは仇討ちを果たすことでようやく真の頭領になったのかもしれないな、と感じる。フーゴ殺害が通過儀礼なのだと捉えると、故郷を荒らされて腹を立てていたクライヴが父の玉座の破壊を直視させられるのも、地下墓地へ落ちるのも、切ない眼差しでかつての居城を見上げてから隠れ家へ帰っていくのも、ロザリスへの郷愁が砕かれる意味合いが増すように思う。
カサンドル自身のことへ話を戻すと、オリジン浮上後は体調を崩して医務室で休んでいるので、繊細な性質は変わらないようだ、とちょっと心配。
・心配性なアヴィス
心配性に見えるのはマーサの宿からなかなか帰ってこないコールを案じているときぐらい。英語版では会話に付き合っているリリアーヌが「無事じゃなかったらシドがこんなところにいるわけないわ(シドなら石の剣の窮地を助けに行くはず)」のようなお返事をしているので、クライヴがラウンジにやってきたのを認識した会話であり、同じ用件で派遣されていった石の剣達が戻っていないから心配している、ということがわかる。
ラウンジでクライヴに絡む酔っ払いヨシュトを諌めたり、鍛冶屋の裏デッキ側の壁の落書きを一生懸命ブラシでこすっている姿を見かけたりと、なかなか個性的な人。シャーリーの教壇近くで本棚を見ているときもあるし、おそらく文字を読めるのではないか。
原初の楔発動直後は憩いの広場でひとり黙々と祈っている。タイタン戦直後のカサンドルは不安が昂じてクリスピン&ラドッシュに詰め寄ったり、オフカは他の人も不安にさせてしまうような想像をそのまま口にしてしまったりしているが、アヴィスは自分の内側で信仰対象と対話することで昇華するタイプなのだなぁ……と住人の性格の差を感じられる。信心深いひとなのだろう。
・世話焼きのソランジュ
すこしふっくらした中年女性。お花の世話が好き。多分、人間のお世話も好き。植物園〜裏デッキのあたりにいることが多い。
お花のお世話の話をアルトゥルにしたり、広すぎて未だに隠れ家内で迷ってしまうことを打ち明けたりしているなど、ほんわかした雰囲気のおばちゃんなのだが、ロザリス行き直前では医務室にて「5年前のことをまだ悪夢に見る」と顔を覆いながらロドリグに訴える、痛ましい姿も見せる。
タイタン戦後は何かあるかな……と思ったら、屋上でごろ寝しているドラグティンを心配していて、ほんわかした日常に戻っている。
クリスタル自治領から戻ってきた直後には書庫で本を読んでいる姿を見ることが出来るので、識字勢。
サブクエスト「良薬はさらに得難し」(キャロットを倒して気根を採ってくるもの)クリア後、植物園に居場所が固定される。
・珍味好きのタルボット
紫シチューが提供され始めたタイミングで出現し、以降ずっと紫シチューを食べている。そんなに気に入ったのか……。何が起ころうとも紫シチュー以外の話をしない。安定感がある。
紫シチューのことを究極の料理と思っているらしい。
・読書家のレシェク
壮年期開始時、オットーと話す前は書庫が片付け中途のことで入れないため、開くのを待っていたりする。荷運びしていることもある。
本を読む姿を見かけるのは壮年期開始時くらい。
屋上でパンを食べながら穏やかに幸せを噛み締めているときもある。原初の楔後はブラーシュに読書を勧めたりしていて、落ち着いた雰囲気を感じる。
・働き者のフロランタン
職業は不詳だけれど、荷運びしている姿をよく見るので、荷運び役なのかもしれない…と思っていたら、英語表記を見たところ荷運び役であることが判明した。この記事は日本語準拠で作成しているので、荷運び役ではなくこちらに分類。
サブクエスト「良薬はさらに得難し」(キャロットを倒して気根を採ってくるもの)クリア後、植物園に居場所が固定され、「花びらを栞にできないかなぁ……」と言っている。英語版では「きれいな花だね、薬のために煮るのが残念」と言っており、どちらにしてもお花が好きらしいことがわかる。
ところで、栞を作ることを思いつくのであれば本もお好きなのでは? 読書する姿は見かけなかったけれど……。
・働き者のマルゴ
子どもたちと勉強しようかな、と言っているのでもしかしたら非識字なのかもしれない。シャーリーの担当科目には算術もあるのでそちらの勉強かな? と思ったが、英語版では明確にlettersと言っている。しかし、その発言よりも前にリストらしい紙を見ながら荷を眺めている姿を見かける。読めるけど書けないタイプだったり、カタコトだったりするのだろうか。
その箒替え時よ、とデルフィーヌに話しかけているときがあるのだけれど、英語版では「その箒、ゴーチェみたいにぼろぼろ」と言っており、ゴーチェの扱いあんまりじゃない? と笑ってしまった。
歩き回ったりお喋りしたりする姿をよく見かけるが、オリジン浮上後は医務室に居る。日本語版ではタルヤのおかげで落ち着いたと言っているところ、英語版ではタルヤのお茶で〜と明言されているので、リラックス系のハーブティでも煎じてもらったのだろう。
・勉強熱心なヨシュト
居住区で本を読んでいたり、ミドの工房も掃除してあげたら良いのに、とデルフィーヌにアドバイスしたりしている。ゲオルゲイとエールを飲みながらダイスとカードのゲームに興じている姿も見られるし、ラウンジで酔っ払ったのか、奢ってくれ〜! と突然クライヴに向かって言ってくるときもある。 おごりの件は気にしないでとアヴィスには言われるものの、いいだろう、と皆に振る舞うクライヴも多いと思う。
カンベル陥落後は居住区でアカシアについて調べているようで、「アカシア状態から元に戻ることはできないのか」と呟いている。この時期はプリドボルもエーテル耐性について調べているので、隠れ家の人々がエーテルのことを気にしているらしい雰囲気を感じられる。
オリジン浮上後には書庫でオリジンのことを調べようとして「本にも載っていない」と不安がっている様子も見られる。書物で調べて物事を知ることで不安を解消するタイプなのかも。
・美食家のエヴリーヌ
ワイバーンレバーのフリットにハマった女性。
肝フリットのサブクエ後に現れ、タルボットに肝フリットこそが至高の料理だと語っている……というか主張し合っている。究極と至高って、グルメ漫画のようだ。
・真面目なマーシリア
フーゴ戦後、子どもたちがいたずらを覚えたことを嬉しそうな声で話している。ちょっと年配の御婦人に見える。一人で植物園を見下ろしていたり、静かに過ごしていることが多い印象。
原初の楔後は何かできることがないかとステイスと話し合っているが、このとき英語版では石の剣になることもできるよと言われている。気軽に勧める職業じゃないよステイス。
石の剣になることを考え始める人は他にもいたので、不安を口にする人、それを労り慰める人、変わらない日常を維持する人、一歩踏み出す気持ちになる人、と住民の違いが目に見えてくるのも原初の楔の効果のひとつ。
・耳聡いギルバート
歩き回ったり荷運びをしていることが多い。リストらしいものを見ながら木材を見ているときがあるので、恐らく文字を読める。
海岸から帰ってきた直後にはデッキで「ジルをシドが助け出したらしい、さすが!」と言っていて、本当に耳が早い。プレイヤーは負けイベントが二連発だったことを理解しているのでちょっと複雑な気持ちになる。プレイヤーが見ているのは親しい人が同行していて比較的感情表現豊かなクライヴだけれど、隠れ家の住民にとっては動揺をおくびにも出さないような、それこそ造船所で「支度が済んだらそうしますよ」としれっと叔父さんに返したときのような、ただただ頼もしい《シド》なのだなぁ、とギャップに気づくところでもある。今までもずっと「シドがいるから大丈夫」「シドがなんとかしてくれる」は小耳に挟んでいたのだけれど、実態でもなんとかしていたからなんとなく聞き流していたものが、ここに来て乖離を感じるというような……。
ポートイゾルデで両手でギュッとジルの手を包んだり、医務室で揺れる瞳で訴えてキス未遂しちゃったり、ジルを人質に取られて剣を捨てることになったり、ロザリス城を悲しげな瞳で見上げてしまったり、バルナバスにボコボコにされたり、アインヘリアルで我を忘れてジルに抱きついてしまったり、バルナバスにボコボコにされたり(2回目)、自分が人外かもしれないと恐れたりするようなクライヴは、隠れ家の住民の多くは知りようもないのだ……文字にしてみると当然のことなのだけれど。
ギルバートのことに話を戻すと、メインクエストでミスリルの兜を取りに行くときに御者をしているのは多分この人。印持ちは外に出られない規則なのでは? と思ったがグレンが帯刀してそばにいるし、クライヴも同行するクエストなので、護衛ありなら良いのかな。
・面倒見がいいアデリナ
おすすめの本はある? とゲオルゲイに訊かれて、本を紹介するよ、書庫に行こう! と返していたりして、たしかに面倒見が良い。居住区で本を読んでいることもある。
エッダちゃんのことも気にかけている会話が聞ける。優しい。
お仕事は洗濯担当なのかもしれない。2回ほど洗濯場で姿を見る。
・病がちなトミラ
壮年期開始時には医務室のベッドに横たわりケホケホ咳き込んでいる。それ以外のときは居住区の掃き掃除をしていたりおしゃべりしていたりで体調は良さそうである。お名前のわりに、思いのほか元気そう。
「この隠れ家の場所はシドが見つけてきたの?」とツキボルに質問して、なりたちを軽く説明されているときがあるので、クライヴたちの隠れ家設立時よりは後に保護されたようである。
屋上で本を読んでいるときがあるので、字は読める。
・律儀なステイス
壮年期で隠れ家内で一番最初に「おかえり」と声を掛けてくれる住民がこちらのおかた。このときは桟橋でお掃除してる。桟橋で作業する大工さん、修練場を使う石の剣、昇降機整備士のイライアス以外の住民が降りてくることは珍しいので、おかえりを言うためだけに配置されたんだな……と思う。
リストらしい紙切れを片手に隠れ家内の荷を確認していることがあるので、字は読める。
原初の楔直後はなにか手伝えることがないかゴーチェに聞きに行こうと言っていて、積極的に人助けしてくれようとするお人柄であることがわかる。
・名前不明の住人
ずっと名前がわからない。
荷物を確認したり、荷運びをしていたり、ニワチョコボの世話をしたり、植物園の階段を少し上がったあたりを掃除しているときもある。いろんな仕事をしている人。
書庫で本を読みながらうんうん頷いているときもあるので、文字は読める。
住民間でのお喋りに参加しているような位置に立つことは何度かあるのだけれど、彼の発言は聞けずじまい、名前はわからないままだった。
○こどもたち
・テト&クロ
常に二人で行動している。書庫で預かるようになってから元気になってきたらしい。オーケストリオンにいたずらしたりしている、いたずら好きの子鬼。
人間とベアラーの違いを意識せず仲良く暮らしているということで、隠れ家の理想を体現したような存在である。
非ベアラー。両親がともにベアラーでも生まれる子もベアラーになるとは限らないということがわかる。
彼にとってはクライヴは髪の毛もさもさのおじさん。大人達がクライヴに期待しているのは武力面、強さなのだなぁ(守ってくれる、敵を倒してくれる、等)と感じるのだけれど、子どもたちにとってはただのおじさんなんだ…!と感じて、なんだか無性に嬉しかった。ほっこり。
英語版ではモリーさんの作るレモンタルトが大好物らしい表現がちらほら出てくる。「若先生が本を読むのはテトがレモンタルトを食べるより早い」(byハルポクラテス)とか、「モリーさんのレモンタルトは焼き上がったらすぐにテトが食べつくしちゃうから、食べることが出来たあなたはラッキー」(デルフィーヌ&ツキボルの会話)とか。可愛いね。
隠れ家生まれのため、印を付けられずに済んだベアラー。彼女からしたら「カーテシーを教えてくれるお姫様のようなジルがお髭ジョリジョリのおじさんの恋人になってる」んだなぁ、と思うとほっこりしつつ、ちょっと可笑しい。
・活発なジョスラン
仲良し3人組のリーダー格っぽく感じられる金髪の少年。発言多め。かわいい。
積極的な性格のようで、湖の外に行ってみたいと言ってエメに印を取らないと出られないと返されたり、クライヴに外のお話を聞きに行こうと言ったりしている。
オリジン浮上直後は、勉強を頑張ってお空に浮いてる変なのから皆を守るんだ!と言っていたりする。
強い子。
・素直なアルトゥル
クライヴのお話を聞きに行こうと言うジョスランを宥めたり、発言回数自体が少なかったりして、ちょっと控えめな印象のある少年。可愛い。
ジョスランたち仲良し3人組のインナーボイスも見たかったなぁ。
・慎重なエメ
仲良し3人組の女の子。
ミド関連のことは大体良いなぁやりたいなぁと言っていて、大好きなんだなぁということがわかる。可愛い。
彼ら3人はほとんどいつも一緒にいるが、ジョスランとエメが広間でトルガルを撫でても平気かなぁと考えているときはアルトゥルは植物園への階段にいる。
仲良し3人組から聞ける、オリジン出立前のすれ違い会話パターンは2つある。「シドは今から出かけるんだから、帰ってきたらお外のお話をしてもらおう」というのと、「あの黒いの(オリジン)をシドが壊すところを見たいから、急いで勉強を終わらせよう」である。皆の想いに応えたいね。
髪色3色の3人組、ということで、ロザリア幼馴染勢がたまに懐かしむような気持ちで眺めていたら……と想像すると、ほっこりするような切ないような、複雑な気持ちになる。
ジョスランが人参嫌いだったりしたら大変ときめく。食事時にフォークで人参をつつき回すジョスランと同じく人参をもてあますジョシュア、それを見比べて微笑むクライヴとジル、等を妄想するとすごいときめく。
・夢見がちなジャッキン
ストーリー進捗に合わせていろんな動物と触れ合う彼を観察することが楽しかったプレイヤーは多いと思う。アルティマニアに写真付きで紹介されているので、スクショは割愛。
オリジン出立前は、大きくなったら旅に出て色んな動物に会いたいと言い出す。君が安全に旅できるような世界を作りたいね。待っててね。
・妹想いのブランシュ
初見時は「保護されたベアラーの姉」で、モリーさんがお洋服を作ってくれるというお話を信じていいのか…と背を丸めて戸惑っている様子が見られる。
サブクエスト後は居住区でお洋服似合っているよと姉妹で褒め合っており、このときは背すじも伸び、笑顔を見せてくれる。モリーさん、ありがとう。
・無邪気なエマ
初見時は「保護されたベアラーの妹」で、新しい服をくれるらしいと話している。サブクエ「姫君のお針子」を受けるときから姉と違ってにこにこしており、そこからクライヴは「無邪気な少女」と思ったのだろうか。
・ハイデマリー
サブクエで監獄から助け出す少女。サブクエストで出会ったときの話者名表示は「生き残りの少女(英Surviver)」
怖いよぅと泣いている彼女を励ますドリスさんの声はとても優しい。いつもキリッとしているドリス隊長だけれど、救助者に話しかけるときはこんな声なんだなぁ……。
隠れ家では「チャドウィックも一緒だったらもっと良かった」と語っていて、胸が締め付けられる。
・陽気なミルナ
厨房からほぼ出てこない。肌色や髪の毛の色が調理助手のイジナと同じなので、もしかして娘さんだったりするのかな?
普段は鍋をかき混ぜる人を近くで見たり、パンを捏ねる人を近くで見たりと、厨房の作業を覚えようとしている雰囲気がある。
ドレイクファングパンのサブクエスト後だけ厨房の外に出てきて、美味しさを教えてくれる。
・名前不明の少年
ドレイクファングパンを食べるミルナの隣に出現する少年。ここでしか姿を見られない。
○サブクエで助けるベアラー
助けるサブクエストはあるが、実際に隠れ家のNPCとしては現れない人々。
多分、表に出てこないだけで隠れ家のどこかには来ているんだろう……ということで、住人の人数集計には数える。男女4名ずつ。
●闘う者たち
・ガブ
片目を失ってなお有能な斥候。隠れ家の皆のことは大切な家族だと思っている。
ピンチを助けさせてくれたことでクライヴの精神面を蘇らせたり、ロザリスではピンチを助けてくれたり、いろんな形でクライヴの人生を救ってくれるが、初めてのキスのチャンスは妨害する、そんな親友。皆大好きガブ。
叔父さんからも気に入られるし、ジョシュアからも昔馴染のように思われる、愛されキャラ。しかし終盤のサブクエストでは、実の家族を喪った際に隠れていただけだった自分は英雄にも指導者にもなれないのだ……とコンプレックスを覗かせている。クリスタル破壊の際は大体置いていかれることも、もしかしたらちょっと気にしていたんじゃないかな。
クライヴからは有事の際にシド3世になることを期待されているが、後継者ご指名に対するお返事が、日本語版では「自分でなんとかしろい!(無事に帰ってきてくれよ)」、英語版では「そんときゃお前の部屋をいただくさ、剣もな(シドを継いで皆を守るよ)」と応えており、真逆。しかしどっちも良い。尊い。
灰の大陸入りする辺りではエーテル溜まりもあるような場所を連れ回すことになるが、北部人はエーテル耐性が高いらしく、無事。よかった。
オットーと二択のデートイベントの会話から、ボッタクられた経験があるらしいことがうかがえる。可愛い。
可愛いガブといえば、寄せ集めの家族(英)でエッダに話しかける際の噛みまくりガブはとても可愛い。字幕‘I mean,a baby’が音声では‘I - I - I mean,a - a baby’、‘I hope you like it’が‘oh,I hope,I hope you like it’になる。可愛い。君もこんなふうに緊張するんだね!!! とニコニコしながら眺めてしまう。
(以下、4周目をクリアしたので感想を追記 2024/03/05)
クライヴがアルテマと刺し違えた場合に隠れ家の長を引き継ぐのだとしても、シド3世ではなくてガブはガブとしてやっていくのだろう、となんとなく感じました。
クリスタルを全て破壊して、魔法やベアラーというアルテマの作った理を破壊して、《シド》の役目は終わったのだ。
大罪人シドに負けない名前で名乗りを上げる、とガブ本人も語っていることだし。
○石の剣
サブクエストでのみ登場する人物が多い。
サロンで姿を何度も見られるのはドリス、コール、オーガスト、モルカント、クリスピン、ウィルク、テリック、ロナン。
隠れ家に常駐しているのはラドッシュだが、警邏していたりデッキにいたりでサロンには来ない。
グレン、クラリスは隠れ家内で数回見かけるけれど、どちらかというと不在期間のほうが長い印象がある。
グレンとクリスピンは食事する姿も見られる。
・ドリス
石の剣の隊長。英語版ではCaptain Dorysとコールが手紙に書いていたりする。サブクエストの関係でソロ活動が目立つ隊長だけれど、隊長が一人で行動するなんて、とクライヴが言っているときもあるので、普段は集団行動しているのだと思う。多分。
彼女を育てた奴隷商人のもとでウェットワークをしていたようなので、この隠れ家の強者は大体そういう経験を経ていることになる。
石の剣を取り仕切っているのはオットーとのことなのだけれど、コール部隊の様子を見に行くことになるサブクエストからして、派遣を指示したりするのはオットーで、実際にどう動くか(任務の継続/撤退指示)はドリス、更に現地での細かいことは部隊長が決める、というふうに動いているのだろうか?
世界設定本に石の剣の指揮系統が載っているといいなぁ。ドラヴォズ防衛するサブクエストでボジョという石の剣が登場するが、英語版の会話によればドリス隊長の斥候であるらしい。今後斥候部隊を設立していきたいというような話もあったし、組織図は変わっていきそう。
・コール
副隊長。ダルメキアのベアラー兵出身の真面目なお方。
終盤のサブクエストでエイビスを一人で倒せるようになった新人エンバーよりきっと強いはずで、そんな彼らがゴブリン&ギガース達には苦戦するわけで、モンスターの強さって普通の人からしたらどういう序列なんだろうなぁ……と考えてしまう。プレイヤーはあまり意識することはないけれど。
石の剣のベアラ救出任務って、密売用のベアラーを運ぶ馬車を襲撃したりするのであれば、どちらかというと対人戦が主な任務になるのだろうか……。
・《石の剣》の隊員 ×4人
メインクエスト「暗雲来たりて」でマーサの宿を救援しにいくコールの部隊隊員として登場。
全員、表示される名は「《石の剣》の隊員」(英 Cursebraeker)になっており、個人名はわからない。
・名前不明の石の剣(コールの部隊員) ×2人
サブクエスト「《剣》の覚悟」にコールの部隊員として現れる石の剣。名前が表示されることがない、真のモブ。このときのコール部隊には、アクセルとジスランという名前付きの隊員も居る。
・名前不明の石の剣?
メインクエストにてミスリル装備用遺物を回収する人々に同行している。刻印がないので石の剣だと思うのだが、衣装は鎧じゃないし、帯刀もしていない。非番(?)の人とか、退役済みの人(?)とか、入隊志願者とかがお手伝いに来たのかな……わからない……。
・オーガスト
呑み友達のブラックソーンのことを気にかけており、サロンでウンウン悩んだり、任務で外出するから……とクライヴに手紙を残していったり、面倒見の良いベテラン石の剣。
ドリスと話しているところを見た感じ、コールやモルカントと文字通り並び立つ雰囲気があるのと、ハルポクラテスの備忘録の記載などから、隊長クラスというかそこそこ偉い立場の人だと思われる。
3回目のブラックソーン励まし隊サブクエ、任務報酬に指輪をもらった(タボールで)らしいことを言っているので、原初の楔後に各地に石の剣が派遣されたタイミングで彼はダルメキア方面に行っていたのかもしれない。
シドの隠れ家ではデブチョコボに入り浸っていたが、クライヴたちの隠れ家では主にサロンにいる。ハルポクラテスの備忘録によれば相変わらず酒場によく出没しているらしいのだけれど、気楽に飲む姿をゲーム内で見られなくなったのはちょっと残念。
ゲーム中で遭遇する石の剣の中で唯一、クライヴのことをクライヴと呼ぶ。
・《石の剣》の隊員 ×3人
サブクエスト「鍛冶師と友と」でドラヴォズを防衛しにいく際に登場。オーガストの部下なのかな?
表示される名は「《石の剣》の隊員」(英Cursebraeker)になっており、個人名はわからない。
・名前不明の石の剣(オーガストの部隊員?) ×2人
サブクエスト「鍛冶師と友と」でドラヴォズを防衛しにいく際に登場。名前が表示されることがない、真のモブ。
・補給係のグレン
シドの隠れ家の記事では非戦闘員に入れてしまったが、印は外しているし……ということでここでは石の剣に分類。モンスターに襲われてあれこれ落として逃げてきたことを考えると、戦闘面は頼りなさげだったけれど、もしかしたら5年後の今は強いかもしれない。
話しかける機会は原初の楔直後だけだが、コストニツェから帰ってきたときにデッキを歩き回っているので壮年期開始直後から会える。隠れ家にいるときは見廻りしているのかも。ラウンジで食事している姿も見られる。
ミスリルの兜用の遺跡の破片を取りにいく際に同行している石の剣はグレン。だ、大丈夫かなぁ。クライヴも同行するから平気なのかなぁ。
原初の楔後は、「こんなときだからこそ届けたい想いはある」と桟橋の手紙入りの木箱の傍らで配達に対する意気込みを語っている。その後は隠れ家で姿を見ないので、配達に出たのだと思われる。無事に帰ってきてね。
・見回り役のラドッシュ
シドの隠れ家の頃から見回りをしていたベテラン。石の剣ではあるが外へ派遣されることはほぼなさそうだな……という印象。壮年期中、かならず隠れ家内のどこかにいる。昇降機前のあたりではトークログの出ない距離でも「異常なし!」「よし、異常なし!」と声を出していたりして、特別感がある。
タイタン戦後に泣いているカサンドルに付き合っていたり、オリジン出立前はミルシャに大丈夫と声をかけたりしていて、治安維持だけではなく隠れ家内の住民の不安にも気を配っている様子が見られる。町のお巡りさんのような、皆から親しまれる立場なんじゃないだろうか。そんなシーンは実際にはなかったけれど、喧嘩の仲裁とかもしてそうだよね。
来たばかりの頃のオスカーにクライヴの私室前で何かしらお話をしているような姿も見られる。隠れ家生活のレクチャーをしているのかな、と思っていたら修練場で稽古をつけてくれるとのことで、「オスカーのことは俺に任せてください」と頼もしい宣言を聞かせてくれる。すごく色々してくれている。ありがとうラドッシュ。
オリジンに向かうクライヴのことは、「信じて待とう」とのこと。
・石の剣アクセル
サブクエスト「《剣》の覚悟」に登場する、コールの部隊員。女性。ジスランの手当てをしている。サブクエ以外で姿を見る機会はない。
・石の剣イレネー
ノルヴァーン砦・西門の近くの橋で原初の楔後にキャンプ&見回りをしている。
話しかけると「こんなところでお会いするとは」とちょっと驚かれる。
クリスタルロードに魔物が入らないように守っているとのこと。ありがたいものである……と思ったけれど、その方針を定めているのは恐らくクライヴやオットーなのよね。
・イレネーと一緒にいる名前不明の石の剣×2人
・石の剣ウィルク
先代シドもミドのお願いに弱かった、と口にしていることから、5年前から石の剣をしていることがわかる。
ロナンと話をしていることが多い。また、壮年期開始時にロナンと修練場で手合わせしているのはこの人。英語版だとロナンの発言に対して「そんなこと言うなよ……」といった感じのフォローを入れている会話もあり、ベテランのウィルクがロナンの面倒を見ているような雰囲気である。英語版では部下がいる立場のような発言をしているので、隊長クラスなのかも。
・石の剣エンバー
ガブに助けられたことから、ガブに憧れて斥候を目指す若者。試験結果は合格不合格どちらを選んでも「素質とやる気はある、見習いから始めたらどうだ」とクライヴが推薦するので、彼は無事石の剣になれる。
サブクエスト中の話者名表示はエンバー(英 Ember)、クエスト終了後は人物頭上に表示される名前はそのままだが、字幕の話者名表示は石の剣エンバーに変わる。(Ver.1.31にて修正)
訓練頑張ります! との本人の言の通り、サブクエ後はモルカントとともに修練場の前にいる。後続のサブクエストではエッダのための安産お守りの材料(エイビスの骨)を調達しており、成長は早い。
英語版では自己紹介時にクライヴに向かってMasterと呼びかけ、「(敬称なしの)《シド》でいい」と返されている。このようにして石の剣がクライヴをシドと呼ぶ習慣が根付いていくんだなぁ。
・石の剣クラリス
大広間を歩き回ったり、サロンで本を読みながら寝落ちしたりしているお姉さん。マーテルの果実を配達するサブクエストでは、ファビアンとともにマーテルの果実を受け取る。
マーテルの名を聞いて「植物園の人よ」とピンと来ているので、彼女もシドの隠れ家時代からの仲間である。
・石の剣クリスピン
カーズブレイカーのなかでは珍しく恰幅のよろしいお方なので、気になったプレイヤーも多いのでは。
ラドッシュと共にカサンドルを宥めていたり、隠れ家内の修復が必要そうな箇所について報せてねというラドッシュと一緒にいたり、原初の楔後には「住民たちを落ち着かせてあげないと」と語っていたりして、ラドッシュ同様、隠れ家内での活動に重きを置いているような優しげな雰囲気を感じる。
石の剣にしては珍しく食事風景も見られるが、体格から想像される感じの量をお召し上がりになっている。いっぱい召し上がれ……。
・石の剣コランタン
マーテルの果実の配達先。マーテルの果実でシドを懐かしむ。先代シドが勝手に小さいのを採って食べちゃってたことを教えてくれる。つまりこの方も5年前からお仲間。
サブクエ以外では姿を見ない。
・石の剣サム
原初の楔後に書庫に現れる。本を読んでいて、チョコボがアカシアになりにくい話をしてくれる。
・石の剣ジスラン
サブクエスト「《剣》の覚悟」に登場するコールの部隊員。脚が動かない・動いたら血が止まらないくらいの負傷をしたそうで、アクセルに手当されながら悔しがっている。
英語版だとアクセルが「動くな、失血死したいのか!?」みたいなことも言っているので、傷はかなり深かったみたい……。クエスト後のコールの発言から、彼もちゃんと生還していることがわかる。
サブクエ以外で姿を見る機会はない。
・石の剣チェリン
サブクエスト「《剣》の決意」の冒頭、サロンでドリスの行方を尋ねる相手。サブクエ以外で姿を見る機会はない。
・石の剣テリック
5年前と変わらず若々しい。オーガストの指示を受ける立場。と書いてから思ったのだけれど、オーガスト、気さくな雰囲気だけれど結構偉い人みたいだから、大体の隊員は彼より下位の立場なのかもしれない。写真はマーサの無事を聞いてにっこりしているところ。
鉄王国行き直前のタイミングでは修練場の剣の手入れをしている。日用品の整備等はベテランよりは下っ端のやらされそうな仕事であるし、5年経っても若手扱いは相変わらずなのかもしれない。
コルマック曰く石の剣はシドの隠れ家時代からの人が多いとのことなので、人の脱落はそう多くなくて(希望的観測。多くないと良いなぁ)、上下関係が変わることも少ないということなのかも。
新人は勿論入ってきているのだろうけど。
・石の剣ナゼール
斥候に憧れるエンバーの試験のクエストギバー。英語ではエンバーやクライヴからSergantと呼びかけられている。どのくらいの地位なんだろう、それは……。
サブクエスト後はエンバーのことはきっちり鍛えますと言ってくれる。よろしくね。
クエスト絡みの石の剣は他で出番がないことのほうが多いが、ロザリスから帰ってきたタイミングでモルカントと共に修練場入りしていたのは恐らくこの人。
・石の剣ファビアン
マーテルの果実の配達先。以前の果実はもっと酸っぱかったよね〜ってクラリスとお話しているので、5年前からいたらしい。サブクエ以外で姿を見る機会はない。
・石の剣フィナン
ver.1.31にて追加されたNPC。
オリジン浮上後、大広間にいて、ロザリスに人が戻り始め、復旧が始まったことを教えてくれる。
・石の剣ヘルマン
ウォールード王国、バートバッハ孤児院出身の石の剣。孤児院からは自力で逃げ出したらしい。わりと最近石の剣に入団した。
英語でクエスト受注した場合、受けるのも断るのも「No.」で選択肢が表示されるのがちょっと面白かった。(受ける場合には「俺が行く」、断る場合には「規則は規則だ」といった感じの選択肢が表示される)
名簿が読めるし、バートバッハ孤児院での出来事を記録すると言っているので読み書きができる。というか情報収集やら伝達やらのことを考えたら、石の剣の人々の識字率は高そうな気がする。入隊試験に筆記試験もあったりして。
サブクエスト以外では姿を見ない。
・石の剣ボジョ
サブクエスト「鍛冶師と友と」(ドラヴォズ防衛戦)の際、オーガストとともにドラヴォズ入りしている石の剣。
英語版のオーガスト達の台詞を見た感じ、彼はドリス隊長の斥候であるらしい。
・石の剣ミルチェ
ヴェルクロイ砂漠に入ってすぐのところで原初の楔後に巡回をしている。テントが近くにないので、見廻りをしたらダリミルに宿泊しているのかもしれない。
各地で輸送中のベアラーが攫われる事件が頻発しているので、密売防止の為見廻っているとのこと。
話しかけると「不審な輩を見ませんでしたか?」と訊かれる。
・ミルチェと一緒にいる名前不明の石の剣×2人
・石の剣モルカント
修練場で手合わせをしている2人に柵外から檄を飛ばしていたり、ドリスと話すときの立ち位置など、石の剣の中ではベテランらしい雰囲気がある。
自身も修練場入りしているときがある。
原初の楔発動直後、クライヴとジルが二人でメイン3拠点巡りをしていたタイミングで出撃・負傷していたようで、目覚めたジョシュアと入れ違うように医務室入りする。結構な血を包帯に滲ませながら「年には勝てんなぁ」とこぼしている。無理しないでね……。
カンベル陥落後(ジルが拉致されているとき)には鎧を着込んでサロンに復帰している。モリーやヨーテに顔色が悪いと言われるタイミングであり、モルカントにも「カンベルに戻る際は気を付けて」と言われるのだが、英語版では「エスコートが必要ならお申し付けを」とまで言われている。かなり心配されてる。
・石の剣ラドモンド
ホーククライ断崖、アンバーの手前で原初の楔後にキャンプ&見廻りをしている。モルカントより年上らしい外見だし、声もやや優しいおじいちゃん味がある。
エーテル溜まりに沈んだアンバーの方を臨んでいるので、アカシア化した村民が出歩かないか見守っているのかな……と感じる。造船所もアンバーもロザリスも廃村状態なのでオールドヒル以東に用のある人は少なさそうだし、そもそもラザロ街がエーテル溜まりに沈んだあとなのでポートイゾルデから陸路で出るのは危なさそうだし、近隣住民を直接守るという雰囲気ではない。
話しかけると、シドも気を付けて、と言ってくれる。
・ラドモンドと一緒にいる名前不明の石の剣×2人
・石の剣ロナン
ウィルクと一緒にいることが多い。若手らしい雰囲気を感じる。
壮年期開始直後の修練場で手合わせしているのはロナンとウィルク。ストーリーが進むと手合わせ後の指導のような雰囲気になっていて、ロナンのほうが稽古をつけてもらう立場だったことがわかる。
英語版では原初の楔後に「この空は人を狂わせるという話がある」と言って、クリスピンさんに「変な噂を広めるなよ」と釘を差されている。人を狂わせるというのはアカシア化するという意味だけでなく、不安にかられた人々が凶行に駆られる、という意味もあるのだろう……。
英語版のやり取りを見ると、ちょっとした失言をしてウィルクに窘められる雰囲気のものもちらほらあり、うっかりタイプの若手なのかもしれない。
原初の楔後はコールとともにサロンに残っているのだが、発言からして居残りらしい雰囲気を感じるので、状況が読めない・危険度が高いときにはまだ任務には出せないような見習いの身なのかもしれない。
エンタープライズ飛空艇版の模型を作るサブクエで「軽くて丈夫な骨」について尋ねるのはこの人。
●住人?
・怪しげな男
壮年期開始時の会話からしてクライヴは彼の顔すら覚えていないらしい。どうして住んでるんだろう。FF16最大の謎と言っても過言ではない。
ロザリスから帰ってきたときにガブの活躍を教えてくれたり、〇〇したそうだな!とクライヴがしたことについて他から既に聞いているように話しかけてくるので、耳が早いことがわかる。他の住人とはそこそこ仲良くやっているのかな?
ストーリー進行に合わせてクライヴのやってきたことをかなり細かくコメントしてくれて、素性のよくわからない人に詳細に把握されているというのはかなり不気味だなぁ、正直なところちょっと怖いなぁ、と思ってしまう。色々知られているので放逐できないのだろうか。シドは地下牢に放り込んでいたが、クライヴの隠れ家に牢屋はないのだろうか。
クライヴが名前も顔も覚える気がないということは彼にとって愛すべき領民ではないのだろう、ということで住民カウントからは省く。
・行商人ゲラス
行商しにくる協力者だろうか。3回ほど姿を見る機会がある。カローンの部下なのであれば住民なのかもしれないが、懇意にしている取引相手かもしれないし……英語版ではトルガルのことを魔物扱いしていることもあり、とりあえず住民カウントからは省く。
グツからトルガルにおやつをあげてみたらと勧められていたり、ミドの工房向けのものを仕入れようかなと言っていたり、エルとテオにボッタくられないように気をつけなよ〜と教えてくれたり、隠れ家まで来るだけあってかなり親密な雰囲気がある。
グツからはゲラスの旦那と呼ばれている。
マクルデュロワ丘陵でベアラーに猟犬という名の魔物をけしかけて遊んでいた金持ち貴族と同じ服をお召しになっているので、裕福なザンブレク人だと思われる。
・バイロン
みんな大好き、バイロン叔父さん。私も大好き。強くて格好良いし居てくれるだけで和むし気取らず親しみやすさがあり可愛く、最強のお財布の持ち主でもある。チートじゃないか! 可愛い甥っ子達の周囲にいる女性の恋愛感情もしっかり察知している。大公エルウィンは大公なだけに息子たちにストレートに表現してあげられなかった愛情表現もあっただろうと思うのだが、その分ベッタベタに可愛がってカバーしてくれたんじゃないかと思うと愛おしさも一入。
クライヴの呼び方が「叔父上」「叔父様」とかでなくずっと「叔父さん」なところ、親密さを感じてたまらなく良い。ガブからはロズフィールド卿と呼ばれている。ミドとのやり取りが面白いし、ルボルにもからかわれている。
終盤はずっと隠れ家にいるのだけれど、ポートイゾルデがお家だろうし隠れ家の住民ではない……と思うので住民カウントからは省く。バイロン叔父さんとしては愛する甥っ子の一味として住人扱いされたほうが本望かもしれないけど……悩ましい。終盤はずっとラウンジに立っているし、きっと住み着いてるだろうし……悩ましい。
クライヴはザンブレク脱走してから5年間も声を掛けていなかったんだな、と思うと、叔父さんを巻き込むことにはいつから考えていたのかな、可愛がってもらった記憶はあるけれど今や大悪党の身の上なので躊躇いもあったんじゃないかな、と想像してしまう。ドレイクブレス破壊のために頼ることを決めたときのクライヴの心境を考えると結構複雑そうだし、知人を頼ると発言した際のジルの視線の動きも「良いの?」と思っているように見えてしまう。
しかし一度巻き込んでしまった後は遠慮なく財布または無利子の金貸し扱いしているような場面もあって面白い。
ドミナント家系ロズフィールド一族であることから、ベアラーでもなんでもないが、エーテル耐性は高めらしい。
インナーボイスから、テトとクロのごっこ遊びに相変わらずのマドゥ役で付き合っていることがわかる。尊い。
父上と色違いの鎧をお召しになっているのだが、右股のマークはフェニックスの卵文様ではなく謎のH字のようなもの。このH字のようなもの、クライヴのお下がり装備の飾りボタンのようなものと同じものだと思うので、ロズフィールド的ななにかだとなのだろうけれども、何なんだろう。ずっと気になっている。
●人外
・ニワチョコボ×5羽
鳴き声は「コッコッコ」ではなく「ピィー!」
採卵養鶏、じゃなくて採卵養ニワチョコボ。
ニワチョコボ肉のレシピも厨房カウンターで読めるので、潰すこともありそうではある。
・トルガル
愛しの相棒。泡立ちが良い子。
隠れ家でもイチャつきたかった。
インナーボイスによればヨーテはトルガルに対してちょっと苦手意識があるらしく、医務室に顔を見せるクライヴが帯同していなくて安心したのではないだろうか。
野生化していた期間がそこそこあるわりにお行儀は大変良く、クライヴをべろんべろん舐め回したり押し倒したりはしない。してくれよ。ウェルカムだよ。
子どもの頃にクライヴに先んじてジルちゃんにちゅーしている。まあトルガルだから許す。というか仔狼のころのやんちゃぶりを考えたら、クライヴのファーストキスもトルガルが相手だろう。まあトルガルだから許す。
・ネクタール
クポ〜! 可愛い。
隠れ家の中でクライヴだけが彼の言葉を理解している。
……可愛いけど、もしかして、アルテマ関係者なんですか?
●ドミナント
・ディオン
最終パーティメンバーだが主人公とは特別仲良くはないという、RPG的にこんなことあっていいんだ……!? となる面白いお方。クライヴからの呼び掛け、「ルサージュ卿」もなかなか距離感あるのだけれど、英語版は「Your Highness」で地位の違いがくっきりしている。
野生の飛竜草の花を採りにいくサブクエストでは、皇子から国宝の指輪を手渡されてものすごく動揺する元ザンブレクベアラー兵、の図が見られて面白い。父を神聖視していたディオン様が暗部のベアラー特殊部隊の存在を知っていたとはちょっと考えづらいので、そういう意味も含めて。
継承権のない長男だが国での地位から離れられず、愛してくれない毒親持ちだが気を引くように振る舞ってくるために幻想・呪縛から逃れられず、幼馴染が個人としての愛情面を補ってくれていたが別れてきた、などなど、クライヴと似通った設定を持たされつつも成り行きは対称的な人物。もっと主人公との絡みが見たかったなぁ。
色々と不遇だけれど、ずっと立ちっぱなし・アビリティ使用不可(プレイヤー側で光源を作れない)の場所にしか居ないなど、フォトモードのロケーションにも恵まれない、そんなスーパーイケメンもののふ。
テランスとキエルを隠れ家に呼んでくれたら生存フラグだったのに!と歯ぎしりしてしまう。何周してもテランスとの別れは泣く。必ず戻るとテランスに誓ってほしかった。というかもっとエゴイストに生きてほしかった。そうではなかったからこそ、臣民にもプレイヤーにも愛されているのだろうけれども……。
ところで隠れ家ではどこで寝起きしていらっしゃったのだろう。バイロン叔父さんにも同じことが言えるのだけれど……頭領のクライヴですらあんな硬そうなベッドだし、他の人々も居住区を見ると粗末なマットレス。そもそも個室はあるのか。個室を貰っていてほしい。野営には慣れていらっしゃるだろうし、お人柄的に設備に文句をつけたりはなさらないだろうけれど。
・ジョシュア
クライヴの最愛の弟。兄に負けず劣らず献身的で頑固で御身を労らない。仕事人間過ぎて恋愛面のセンスが今ひとつな兄のデートをお膳立てするなど、ものすごい気配りを見せる。気配りだけでなく、グーでパンチすることもある。まつげがすごいフサフサ。隠れ家では大体トルガルと一緒にいる。
住民との関係については、シドの弟は体調悪そうだったよ……と心配しているすれ違い会話も聴けるので、気に掛けられている気配を感じる。
ナイジェルは体が弱かった話など聞かされているのでハラハラしているんじゃないだろうか。住民内で最もハラハラしているのはぶっちぎりでタルヤだろうけれども。
フェニックスに乗って空を飛んだんだ!と興奮しているのでグツとはきっと仲良しさんだと思う。
タルヤからは若様、ヨーテからはジョシュア様(英語版はHis Graceであり名前では呼ばない)と呼ばれている。
クライヴの対応が子離れの時期の父親っぽく、個人として判断を尊重しなくては、とちょっと葛藤してそうな雰囲気を所々で出している。生誕時を思い返すところなど、もうパパ。お父さん。画面に映っているのは5歳クライヴだけれど、感じるのが父性。
そんなこんなでジョシュアの主張の前には譲ったり折れたりしてみせるクライヴだけれども、「なんでもないなんて言うなよ」みたいな強気のお兄ちゃんムーヴしてくるところもあって面白い。
なお私はジョシュヨテも好きなのですが、大公子という立場から解放されて恋愛面も比較的自由になった兄に対して、国家元首となる未来はなくなっても教団の宗主という立場は消えなかったジョシュアは地位に雁字搦めのままで、ヨーテを役目から自由にするということでしか愛情表現できなかったんだな、と思うとマジ辛い。ともかくあれやこれやでプレイヤーに最多ダメージを叩き出す弟。思い出すと辛くなるので割愛。
・ジル
クライヴの最愛の女性。また月を見ようとか必ず戻るとか、彼自身が生きることについてはジルに対して誓っている。精神的命綱。
壮年期開始時には「隠れ家の皆の顔を見るとほっとする」と言っていて、ああ彼女にとっても隠れ家が帰るべきお家になったのだなぁ……とほっこりする。青年期は隠れ家というよりクライヴ個人がホームみたいな雰囲気があったので。
インナーボイスによれば、隠れ家の住民からは高貴な雰囲気をまとった優しいお姉さんという認識をされているらしい。クライヴに次ぐ剣の達人である一方、エッダに刺繍を教えたりもしている。すごい。凡夫であるプレイヤーは口をポカンと開けて「はわわわ、すごいー」となってしまう。
隠れ家に居るときはほぼずっとフキダシ付きNPCなので近づくと視線を合わせてイチャイチャ気分を楽しめるのだが、ドレイクブレスに行く直前、メインクエストで話しかける段階になるまでのすれ違い会話NPCになっている時期だけは、近付いてもクライヴの方を向いてくれない。仕草が細かい。
一人でドレイクファングから還ってきたクライヴにお帰りなさいと言ってくれるときなど、壮年期ではちょっぴり微笑みが増える。「君の笑顔のおかげで俺は満たされる」のだが、本当ににっこり笑っているところはなかなか見られない(ささやかな幸せを噛み締めている感があって泣ける)。
クライヴのためなら石化して死んでも構わないような心意気を見せてくれるが、クライヴにとっては死んでもらっては困る女性であり、そこら辺の需要と供給は噛み合っていなかった。影の海岸でクライヴが需要を押し通した結果、弟から鉄拳制裁を受けることになるなど、相思相愛なのにややこしい二人が面白い。
影の海岸シーンの日英の違い等、語りだすと止まらないので割愛。私は海岸は日本語版が好きだ。
・クライヴ
大悪党《シド》、ということで石の剣からは付き合いが古くても《シド》と呼ばれる(オーガストは例外)し、住民の殆どからも《シド》と呼ばれる。
5年前、シドが拾ってきた野良犬、と思われていたベアラー兵が思わぬリーダーシップを見せ始めたときの、住民のびっくり具合を想像するのは楽しい。
インナーボイスを見ると「ワケアリの若者ってとこか」とオットーが認識していることから、シドはクライヴの出自、統治者の血筋であるということを親友にすら教えていなかったようなので。
父上のように宴会で盛り上げに行くようなことは性格的に難しそうだけれども、彼なりに親しみやすさを模索した時期もあったんじゃないかと考えるのも楽しい。
勿論元々の皆の願いを叶えたい性分や、印持ち住民の外出制限に不便を感じさせないようにということもあるだろうけれども、雑用を気安く引き受ける頭領であることを心掛けたのではないか、と思っている。(シドの隠れ家では外出する住民も居て、助けに行って間一髪間に合ったり間に合わなかったりしたという事例を体感できるサブクエストがあるので、壮年期隠れ家から印持ち住民が出られないのはクライヴが行ったルール改定だと思う)
オットーには「愛想を期待するのが間違い」なんて言われているし、住民からは「主に腕っぷし面がものすごく頼りになり、頼めば何でも引き受けてくれる、無愛想な家長」と思われてるんだろうな。
◎まとめ
・人数合計
以上、壮年期で姿を見る隠れ家の住民は非戦闘員 102人
男性55人、女性47人
戦闘員(石の剣+ガブ+ドミナント) 47人
男性41人、女性6人
合計 149人 男性96人、女性53人
(怪しげな男、ゲラス、叔父さんの3名は含まず)
ver.1.31にて下記の人数に変更。
非戦闘員 102人
男性55人、女性47人
戦闘員(石の剣+ガブ+ドミナント) 48人
男性42人、女性6人
合計 150人 男性97人、女性53人
(怪しげな男、ゲラス、叔父さんの3名は含まず)
・小ネタ1
識字率はなかなか高そうな記述がハルポクラテスの備忘録の手紙の項にある。
非戦闘員102人中、55名の住民が本やメモを読む、本を読みたそうにしている、本を探している、手紙を書く等の言動があり、非戦闘員については半数以上が文字を読めると思われる。
読み書きをする姿をゲーム内で見せなかった=非識字確定という意味ではもちろんないので、識字率はもう少し高い可能性がある。
明確に非識字らしい発言(自力で読書できない)があったのはブラーシュとサモの2人。
・小ネタ2
喫煙者はカローン、ゲオルゲイ、ラスロ、ニーモイの4人。
シドがシドの隠れ家で火打ち石を使っていたようなので、恐らく彼らも火打ち石を使って点火しているのだと思う。それか種火を持ち歩いているか、篝火やろうそくから貰い火しているか……。
・小ネタ3
隠れ家にいる人々153人のうち、クライヴのことをクライヴと呼ぶのは20人(クライヴ様含め)。イフリートと呼ぶディオン様1人。
その他の131人にとってはクライヴは《シド》。
住民ばかり見ているとプレイヤー的には期待が重く、ただのクライヴとして扱ってくれる人々の存在は貴重。
更新履歴
2024年02月25日 記事公開
2024年03月05日 更新 - 見落としていた「針子のコリス」と「大工のトリストラム」を追加、タルヤについて呼び名を追記、ガブのところに4周目クリア感想をちょこっと追加。記事に対してネタバレタグを追加。
2024年03月12日 更新 - 「気さくなニーモイ」について、’Mothers‘関連の記載を追加。
2024年04月17日 更新 - Ver.1.31にて修正された物知りのカリナ、石の剣エンバーについて記載を修正。
2024年05月31日 更新 - Ver.1.31にて追加された石の剣フィナンを追加。合わせて合計人数も修正。誤字修正。