R4年度中小企業診断士2次試験を振り返る
2023年1月12日にR4年度中小企業診断士の合格発表がありました。
受験された皆様、ホントにお疲れ様でした。
私は昨年に引き続き2度目の不合格となりました。合格された方々、本当におめでとうございます。惜しくも涙を飲んだ方々、私もそうなんですが、また頑張りましょう。
さて、まだ得点開示もされて無いので何点で不合格なのか一切の情報はありませんのでデータ的な分析は全く出来ておりませんが、未来の自分への備忘録の意味も込めて感覚的な2次試験の振り返りをしたいと思います。
中小企業診断士候補としてのベース
私は今回の2次試験に臨むに当たってEBAのお世話になりました。
江口先生の講義は、私にとってR3年度は掴みどころが無かった印象の強かった2次試験を可視化してくれました。
加えて診断士としての活動の中での姿勢や考え方など、試験対策以外のお話も大変勉強になりました。
もう一つ、EBAで良かった点は色々な受験勉強仲間と出会えた事だと思います。
これはEBA特有のものでは無いかもしれません。様々な受験支援機関があり、またSNSもありますので勉強会などを通じて知り合う機会はたくさんあると思います。
ここで出会った勉強仲間には個人的に凄いと思わせる方々がたくさんいらっしゃいます。ここで個人的に凄いというのは2次試験に合格した方を指すだけではありません。既に他士業で活動されている方、コンサルタントをされている方、個人事業主、小さいながらも会社を経営されている方など既に中小企業診断士の世界に資格は無くとも片足突っ込んでると思える方々が多数いらっしゃいました。
私は一介の会社員に過ぎないのですが、そういった中小企業診断士のリアルな世界の経験に乏しいのは否めません。日々、そういったリアルな世界で既に活動されている方々がベースとして持っている感覚が圧倒的に自分には不足しており、2次試験の中で出てくる事例企業をリアルに感じる感覚が足りていなかったと思ってます。
2次試験勉強の中ではSNS等で過去問などの解答例が飛び交いますが、凄い方々の各事例の解答例を見ると自分が見れていない点にも言及されている事も多々あり、与件の着眼点や発想の引き出しの数の多さに驚く事ばかりでした。
木を見て森を見ず
もう一つ、自分に足りていなかったと思える点は全体を俯瞰した観点です。
ここで言う「俯瞰」の対象は事例企業だけでなく、事例企業が属する業界等もっと広い対象を意味します。
確かに事例企業に助言をする際に属する業界がどういったトレンドにあって、今後どういった方向性に進みそうなのか理解をしておかないと事例企業に助言をした所で業界内で相対的にどうなのかと言う評価は出来ません。
試験対策として様々な理論を勉強したつもりではありますが、もっと事例企業を取り巻く状況を理解しておかないと刺さる助言は出来ないと思います。
R4年度は農業法人、食肉業、プレス板金屋さん、中古車屋さん等が登場しました。これらの業界に予め精通しておくのは不可能としても中小企業白書等を通じて全体感やトレンド等を事前に研究しておけば良かったのかなと思います。
今の時点で思い当たる反省点はこの2点ですが、今後、得点開示や様々なデータ、受験予備校の見解等が出てくると反省点はもっと出てくると思います。
その際には自分なり分析して纏めてみて、次回の受験の糧にしていきたいと思います。
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