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朝勉強のすすめ
こんにちは。中小企業診断士のあんパパです。
1月15日に令和6年度の中小企業診断士の合格発表がありました。
見事合格された方、おめでとうございます!
惜しくも合格には届かなかった方、まずはゆっくり休んでまた歩き出しましょう。
この試験は諦めずに努力を重ねればその分だけ合格には近づける試験だと思います。
これからの作戦を立てて効率良く勉強を続けて頂ければと思います。
中小企業診断士を目指す方だけでなく他の試験や資格合格を目指される方々にも朝勉強をすすめたいと思います。
勉強の計画を立てる際に今回の記事を参考にして頂けると幸いです。
なぜ朝勉強にしたのか?
私の勉強スタイル
私は会社員をしながら中小企業診断士の資格取得を目指していました。勉強期間は約5年程度だと思います。
この期間には我武者羅に取り組んでいた期間もあれば全く勉強をしていない休息期間も含みます。
おおざっぱに言えば最初の3年程度は夜型の勉強、最後の2年間は朝型の勉強、ここで言う朝勉強のスタイルでした。
夜型の勉強スタイルは基本的には通勤の往復時間や昼休みに勉強して、帰宅後に夕食、お風呂を済ませてから就寝するまでに勉強時間を確保するスタイルです。
朝型に切り替えた理由
中小企業診断士の2次試験を2回目に受験する頃には精神的にもかなり追い込まれていました。ご存知の通り2次試験を2回敗退するとまた1次試験から再スタートになります。ですので何とか2回目で合格を掴みたいという気持ちが当然ですが強くなっておりました。
ですので、当時は勉強時間をできるだけ確保しようと思って日々の勉強をするのですが、仕事が忙しかったり家族の用事があったり、また日々の疲れから睡魔に負けてしまったりとなかなか勉強時間が確保できませんでした。
ここで私は大きなストレスを抱え込んでしまいました。
できるだけ多くの勉強時間の確保といった曖昧な設定とそれがなかなかできていないという焦り、そして迫り来る試験日から勉強しても空回りとなってしまいました。
勉強が進まない焦り、空回りする焦り、迫り来る試験日が負の連鎖となってしまいなかなか予定通りの勉強ができず、結果、2回目の2次試験も落とす結果となりました。もちろん、ストレスだけでなく本質的に合格レベルに足りなかったことがあったのも要因です。
3回目の2次試験を目指すと決めた際に、またこのストレスを抱えて勉強することになるのを避けたいと思い考えたのが朝方に生活リズムを変える朝勉強でした。
朝勉強のメリット
目標勉強時間の設定
3回目の2次試験を目指すと決めた際の勉強計画を立てる際に、毎日最低3時間の勉強時間の確保をする事としました。
多年度生であったこともあり一通りの勉強をしている強みもあり、試験当日までの道のりを短距離走ではなく長距離走として捉えることにしました。
仕事をしながら勉強される方々にとって通勤時間や昼休み、家庭での学習時間を考えてると3時間程度が無理なく勉強を継続できる最大限の時間であり、一方で資格試験などに合格する為に毎日最低限確保しないといけない勉強時間ではないでしょうか。もちろんそれぞれの方々の事情はあると思います。
「できるだけ勉強する」といった目標だとある時期は短距離走的に詰め込んで、ある時は勉強時間が短くなるといったその時々の流れに身を任せるようなやり方になり、結果、受け身になってペースが掴めなくなったのが前年の反省点でした。
私の夜型勉強での失敗点
毎日3時間の勉強時間の確保を決めた後はそれをどうやって、どこで確保していくかが問題です。
夜型の時に勉強時間が確保できなかったのは、帰宅後に就寝時間までの間で勉強できなかったのが主な要因でした。
やはり仕事が終わって疲れて帰宅した後に勉強するのは結構な気合いが必要でした。ついつい家族と一緒にテレビを観たり子どもと遊んだりと誘惑も多く自分との戦いに負けることが多かった😭
もう一つは効率の観点。
仕事終わりで疲れた頭ではなかなか効率も上がらず、睡魔に襲われることも多かったので気が付けば机で寝てしまっていることも多々ありました。
こんな状態では机に向かっていても勉強した内容が頭に入ってこず効率的ではないと感じてました。
逆転の発想
資格の勉強も3年を過ぎる頃までは何の疑いもなく当たり前のように夜型の勉強を続けてきていました。ただし、今後も効率良く極力無理なく勉強を続けて行くには今までの失敗点を改善する必要があり思い立ったのが朝型の勉強に切り替えることです。
それまでも朝勉強をしている方々はいらっしゃったのでそういった勉強法もあるのは知ってましたが、朝起きるのが辛そうという思い込みから朝勉強をやってみようとは思いが至りませんでした。
ここからは個人の体質の話になり合う合わないの話になってくるかと思いますが、実際にやってみると私の体質では「夜に睡魔と戦いながら起き続けるより早朝に起きて布団から出る戦いの方が自分に勝てる」ことに気が付きました。
私にとっての朝勉強の主なメリットは次の通りです。
仕事終わりの疲れた頭で勉強するより、睡眠後のスッキリした頭で勉強した方が効率が上がる。
毎日最低3時間の勉強時間確保をノルマとして考えた時に朝勉強で1.5-2時間程度時間を確保することで通勤時間や昼休みの勉強と併せて1日のノルマが達成が容易となり勉強時間が確保できないストレスからは解放される。
早朝は家族はまだ寝ているので静かな環境で勉強に集中できる
会社から帰宅後の勉強時間は予備的な時間として扱える。勉強が遅れていれば3時間以上の勉強時間に充てても良いし家族との時間に充てることもできる。
何なら飲みに行ってもノルマは達成できる 等
私にとってみれば朝勉強に切り替える事で今まで抱えていた諸問題が一気に解決したような気持ちでした。
特に2が私にとっては大きな収穫でした。
朝勉強でノルマの半分以上を達成できれば仕事終わりの自分に期待する必要はなく、勉強時間が確保できないプレッシャーからくる勉強の空回りや焦りといった負の感情から解放されたのは勉強を継続する上で大きかったと思います。
朝勉強を続けるポイント
ここでは私が朝勉強を継続する際に心掛けたことやモチベーション維持の方法などをご紹介します。
夜は早く寝る
朝勉強を継続するための基本中の基本かと思います。要は生活リズムの構築です。睡眠時間を削って行う朝勉強は長続きしません。
私は毎日最低6時間睡眠の確保を心掛けました。朝の4:30に起床するなら前日は22:30には寝る必要があります。
帰宅して夕食を済ませてお風呂に入ったらダラダラとテレビは観ずにスマホと読みたい本などを持ってベッドに行くことです。
テレビは見出すと時間が一気に過ぎてしまうので観たいテレビがあれば録画するかTVerなんかで休みの日にまとめて観るようにしてました。
ベッドの中でスマホをいじったり読書をしていると勝手に寝落ちしていることも多く効率的でした(笑)
とにかく、夜は最低限のことだけやって早く寝ることです。
翌朝の準備は前日に
朝、起床と同時に勉強が始められるように前日に翌朝勉強するテキストやノートを机に広げておくのも効率的です。
朝起きて、「今日は何の勉強しようかな?」と考えている間に時間が過ぎてしまいます。翌朝は何の勉強をするか、事前に決めておくことが朝勉強を効率良くスタートできるポイントです。
また、勉強していてわからない点や調べたい点、疑問点を敢えて持ち越すのも良いかと思います。
おそらく勉強ジャンキーの皆さんはわからない点や疑問点を抱えたままにしておくなんて不快で不快で仕方なく落ち着かないと思います(笑)
そこですぐにテキストを読んで解決してから寝るのではなく敢えて落ち着かないまま翌朝に持ち越すことで翌朝は勝手に目が覚めてすぐに朝勉強が始められます(笑)
高等テクニックですが結構効果的かと思います。
朝勉強仲間の存在
私にとって朝勉強を継続する最大のモチベーションでした。と言うか朝勉強仲間がいたからこそ継続できたと言っても過言ではありません。
朝起床してXを開いてみれば誰かが既に朝の挨拶と共に勉強をスタートしています。当時は私も朝の挨拶をしてから朝勉強を開始することを日課にしていました。そうすると自然にやり取りがはじまって朝勉強仲間が増えてきます。
特に同じ資格を目指している方なんかとは交流が深まって今ではリアルでお会いする仲になった方もたくさんいます。
勉強する内容や目指す資格は違うけどこんな朝から勉強している人たちがいることが認識できることは朝勉強継続の大きなモチベーションになりました。
今は、「無言勉強会」や「Anytime study (エニスタ)」など勉強会を立ち上げている方々がいらっしゃいます。こういった勉強会に参加して朝勉強のモチベーションを維持するのも楽しく勉強を継続するポイントかと思います。
最後に
拙い文章を最後までお読み頂きありがとうございました。
色んな試験の合格や資格を取るために勉強をしている方々がたくさんいらっしゃると思います。
現在のやり方で問題なくできているのであれば、その方法を突き詰めていただければOKかと思います。
一方で、何か改善すべきことがあったり成果がでていないと感じている方がいらっしゃれば思い切って勉強方法を見直すのもありかと思います。
これから何かの勉強をはじめる方も併せて参考にして頂ければと思います。
がんばりましょう👍