皆さんこんにちは。あんパパです。
今回は診断士試験勉強仲間のずんちゃん(@zundanshi)が面白いnoteを投稿していたのでコラボさせて頂きたいと思い書いております。
ずんちゃんの面白い投稿はこちら。
何がおもしろかったのか?
このずんちゃんの投稿の何に私が興味を持ったのか?を次に書いて行こうと思います。
そして最後にずんちゃんからのお題にあった設問設定を自分なりに考えて書いてみようと思います。
発想がおもしろかった
正直言って、朝ドラ「舞い上がれ!」を一度も観たことはありません。
従って現時点ではこの朝ドラには1ミリも興味は無いです。
おもしろいと思った点は、この朝ドラから中小企業診断士2次試験の与件文を作ってみようとした所。
2次試験を受験した方はご存知かと思いますが、 診断士2次試験ではある企業の歴史、組織、現状、これからの方向性、社長の想い等が与件文として与えられます。
これらを踏まえて与えられた設問に対してあなたなら中小企業診断士としてどんな分析をしたり、施策を考えたり、方向性の助言等をしますか?と聞かれて与えられ制限文字数で論述で解答します。
従って受験生は設問で問われている情報を与件分から引っ張り出して解答をする事になる為、目を皿のようにして与件文の正しい解釈に努めます。
名前もその通りなんですが、与件文は与えられるモノであり自分が作ると言う発想は無く作ってみようと思った事も無かった。このある意味逆転の発想が非常におもしろいと感じた点です。
作問者の立場で考えてみる発想
実際の与件分に登場する企業は実在する企業だと言われてます。
また、日本の99.7%は中小企業と言われており「舞い上がれ!」のような劇的なストーリーでなくとも各中小企業にはそれなりの創業以来のストーリーがあるはず。
そんな中で作問者はどのように問題を作っているのか?
作問するのに必要な主な工程は、
①「事例企業の選定」
②「与件分の作成」(どのような情報を与件分に織り込むか)
③「設問の作成」(試験で問う内容や論点をどこに置くか)
が主な作業だと思います。
①②の関係は①の後に②でしかないと思いますが、③→①→②なのか、①→③→②、もし事例企業が架空もしくは脚色が多分に入っているのであれば③→②→(①)なんてパターンもあるかもしれません。
*(①)は特に不要かも
与件文を自分で書くと言う発想で、作問者がどの順番で問題を作っているのかがすごく気になるようになりました。
受験勉強への活用
もう既にやっている受験機関や講師の方もいるかもしれませんが、作問者の立場に立ってみることで一歩進んだ勉強が出来そうな気がします。
企業情報から何が問えるかを考える
日々の仕事の中で得る企業情報でも新聞に出る記事で得る企業情報でも良いと思います。
企業の取ったアクションに対して、「なぜそのような意思決定をしたのか?」を背景まで考える事で、「自分ならどんな設問を作るか?」まで想定すれば、「何がこの企業情報から問えるのか?」まで繋げられてるのではと思います。
どんな情報が必要になるかを考える
「自分ならどんな設問を作るか?」という作問者の立場に立つ事で「こんな情報が与件文にないと設問に的確な解答ができないな」など与件文に盛り込む内容まで想定が広げられます。
こんな事を意識的にやっていければ、与件文から与えれる一方通行の情報ではなくその背景にある作問者の意図や狙いを理解できそうな気がします。
なんなら与件文から設問を自分で作る訓練だけでも有効かもと。知らんけど。
まあ、色々書きましたが要は作問者の立場に立つ事で違った情報も与件文から得られるのでは?あわよくば作問者の出題の意図みたいなものも掴めると事例に取り組む上で有利になっていいな、という事です。
与件文
それではずんちゃんの与件文です。
設問大喜利 事例I
さて、ここからが本題でずんちゃんの考えた与件文に対して事例I的な設問を考えてみました。ちなみに自分なりの模範解答はまだ未完成。
第1問
2代目社長は普通ねじの製造を縮小し顧客によって仕様の異なる特殊ねじの製造を注力する方針を立てた。このような方針を立てた背景とその狙いを100字以内で述べよ。
第2問
特殊ネジの生産が軌道に乗った後、A社は工場の移転や設備増強を行なった。
以下の設問に答えよ。
(設問1)
特殊ネジの生産が軌道に乗ったA社の強みを80字以内で述べよ。
(設問2)
2代目社長が取った知名度向上施策とスローガンの制定がその後のA社に与えた影響を120以内で述べよ。
第3問
大手重工メーカーから航空機部品のボルトの試作品の依頼があった際にA社長は熟考の末、製造を見送る判断をした。A社長が製造を見送った理由を100字以内で述べよ。
第4問
A社長は社員からの信頼も厚いY氏への事業承継を検討している。この事業承継を進める為にはどのような事に取り組むべきか。中小企業診断士として、100字以内で助言せよ。
拙い文章に最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。
ずんちゃんは事例Iを想定した与件文と書いてますが、事例II、事例III的な設問大喜利も考えてみます。
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