いま出来ること、これから出来ること
ウィルスの影響で出張停止になって1ヶ月以上が過ぎ、いまだに出張再開の目処すら立たない状況。入社して10年以上出張の日々を送ってきた僕からすれば、今がどれほど緊急事態なのかわかる。
それでも2月末まで呑気な顔して出張していたのだからバイアスのかかった自分を殴り飛ばしてやりたくなるね。でも実際その時はここまで蔓延するなんて思ってもなかったし、一部言われていた風邪の酷い版程度にしか考えてなかったのも事実。
無知は怖いし、未来を想像できないことも本当に怖いなと今さらながら思う。特定のエリアだけでなく全ての地域に出張を禁止した会社は英断だと思うし、今日から弊社も営業は上長以外テレワークに入った。
愛媛県だからそこまでせずとも・・・と思われる方も中にはいるかもしれないし、もしかしたら会社の中にもそう考える人はいるかもしれない。テレワークを大きな連休と捉える人もいるかもしれないしね。
でもそんなことはない。
愛媛だから出社して問題ないなんてことはないし、在宅だから休み気分なわけなどない。ちなみに自分は立場としては上長にあたるので営業の中で一人出社して仕事をしているが、会社にいる方が業務内容としては楽なんじゃないか?
そう思うほどの業務をテレワーク中の部下には与えている。普段出来ないことをやる、それが今後のスタンダードになるようにやる、人がどう見るか?危機感の差は確実にあるので、在宅の方が業務内容が充実していると思われるくらいに真剣にやってほしいと伝え管理している。
歳をとったなと思う。責任の意味がわかってきたように思う。
今までならテレワークいいなあ、オレも自宅で仕事したいなあ・・・。そんな風に思っていたはず。けれど今回はそんなことはまるで思わない。大切な社員をテレワークに出来て良かった。命を守れて良かった、なんて書いたら大げさかもしれないが
今の状況で大袈裟ややり過ぎなんてことはない。やらずに後悔よりもやって後悔の方がまだ良い。命より大切なものはない、そしてその命を養うための仕事も同じように大切。
だからその仕事とどういう風に向き合うのか、全員が考えて即座に行動に移さねばならない。今まで変えようとしていたけど変わらなかったことがウィルスの影響でどんどんと変わっていってる。
良くも悪くも変化が起きている。
だから変わらなければ生きていけない。取り残される、なんていう優しいもんじゃなくて「生きて」いけない。だから今までと同じ働き方が出来ないのなら、違うやり方を考え実行するしかない。
働き方や人との関わり方に変化を求められている業種は突然で無理やりにとはいえ、早くに気づけたぶん対策を取りやすいのかもしれない。まだ波が小さいから。これからどんどんと大きな波がやってくる。
その波を何の準備もなく受け止められる人はそう多くないだろうと思う。これから先どうなるのか予想はつかない。だから最悪を想定して今から動いていかねばならない。
雇用される側なら会社を信じるしかないが、雇用する側や個人事業主は己を信じアテにするしか道はない。自分は雇用されている側だが「会社を盲目的に信じる」なんてことは出来ない。良い会社だし、安心感も与えてくれるし
不安の不の字もないが「自分が何とかしたい」そう強く思う。自分のいる会社だから、自分が支えていきたいと。会社が盲目的に「あいつがいるから大丈夫」だと、そう思われる社員でありたい。
と、いうわけで営業はひとりぼっちだが今出来ることと、これから出来ることに一生懸命精をだす。いつもと違う毎日は、いつもと違う閃きを与えてくれる。矛盾だらけで整合性の取れない思考や行動だったとしても
命を大事にガンガンいこうぜ。(出歩かずに)