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選手の強奪について考える。
筆者:クレ(@analyze_foot)
Jリーグは、シーズンオフに入り続々と移籍が発表されています。その中で毎度取り沙汰される「強奪」について考えていきたいと思います。
*記事内での移籍についての考え方は全ての移籍に当てはまるものでは無いので、ご理解ください
強奪とは
辞書的な意味の強奪とは、暴力で無理やり奪うことを意味するが、
移籍市場における強奪という言葉を解釈すると、
「愛する選手を金持ちクラブに取られた!」
というのが主になる。
クラブ関係の上下が明白なものに限らないのでどのクラブとの移籍でも言われうる言葉だというのも特徴的だ。
そして、多くの場合批判されるのは引き抜いた側のクラブである。
ただ、それは果たして強奪なのだろうか。
強奪なんて存在しない
結論付ける様で申し訳ないが、個人的には強奪なんて存在しないと考えている。
元々所属のクラブに問題がある。
クラブの合意無しに選手は移籍出来ないのが大前提、即ち過程でどう葛藤があったとしてもクラブが認めているのだ。
例外はある
強奪は存在しないと言ったが、「裏切り」は存在する。
いわゆるライバル関係にあるチーム間での直接の移籍だ。
過去を遡るとバルセロナ→レアル・マドリードに移籍したルイス・フィーゴが浮かぶ。
ここでは深く紹介しないが、バルセロナとレアル・マドリードは言わずもがなライバル関係であり、今シーズンの両者の対戦は政治的な情勢にも左右され、延期までしていた。
そんな敬意を欠いた移籍は、本人も意思を持って決断しているのでクラブ共々批判されてしかるべきである。
批判の矛先は、選手でも移籍先でもない
少し話は逸れたが、こうした移籍に対して批判されるべきは所属していたクラブである。
よく批判される側の選手は、プロであり個人事業主のようなものであり少しでも評価やレベルの高いところで働きたいというのがもっともな所だろう。現役生活の短いアスリートで、特にそれは顕著である。
そして、それは否定することはできない。
また、引き抜いたクラブも選手や所属していたクラブと話し合いをして合意の上で行っている。それを批判するのはお門違いというものだ。
「なぜそんなに安い違約金だったんだ!」
「もっと給料出してあげよう!」
こういった声の上げ方をスタンダードにして、愛するクラブに必要なものが何なのか考えることもサポーターである。
たくさん選手が出て行ってしまうクラブなら魅力がないという可能性もあるし、その場合は魅力あるクラブ作りを求めるべきだ。
そして移籍する選手には、今後の活躍を祈って拍手で送り出すことこそが必要である。
金持ちクラブを必死に叩いても出てくるのは、金である。
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