2019 春分図の解説
こんにちは。
3月21日は春分の日でした。占星術では春分の日(正確には太陽が牡羊座に入った瞬間のチャート)のホロスコープを見ることで、1年の流れや1年の雰囲気を予測することができます。
2019年の春分図です。
春分図はACの星座(チャートルーラー)がその年の雰囲気を表し、太陽がその年のテーマを表します。
解釈は人それぞれなので、ここでは私の読みを掲載させていただきます。
ACが牡羊座で牡牛座入りした天王星と重なっているのが、まず特徴的だなと思います。牡羊座は始まりの星座、天王星は「変化や改革」の星です。
自分自身の変化や改革の年、国家の変化や改革の年、そして新たな始まりの年など「様々な変化」が個人でも国家でも起こりえます。
太陽は12ハウスでキロンと重なっています。12ハウスは無意識の領域の部屋で直感やインスピレーションを受けとることを得意とします。また、「統合」や「癒し」なども12ハウスの特徴です。
キロンは「傷」を表します。
牡羊座は純粋で楽しいことが大好きな星座です。赤ちゃんのように爛々とした目の輝きを宿し、ありのままの自分で世界に対して自分自身を表現していきます。
まだ、何も知らない赤ちゃんは勇敢に物事にチャレンジしていこうと危なげながらも前進していきます。
そんな「純粋な気持ち」でいる時に「傷」(キロン)が浮かび上がり、「浄化」(12ハウス)されるのでしょう。
私は「やっと自分を解放できるワクワク感」がここに詰まっているのかなと感じました。でも、まだ現実的なところを固める必要があるので、ひっそりワクワクしている印象です。
そして、なんといっても「地のグランドトライン」が出来上がっているのが特徴的です。山羊座の冥王星を頂点とし、牡牛座の火星と乙女座の月で形成されています。
「グランドトライン(大三角形)」はその三角形を作っているエレメントのパワーが強いことを表します。
春分の図では「地」のエレメントでの三角形なので、「固まる力」や「根付かせる力」が強く働くことが予測されます。
冥王星が10ハウスで火星は1ハウス、月は6ハウスです。
1ハウスの火星は「自分自身の能力」を活かして何かを根付かせようとします。それを冥王星がバックアップしてくれるので、継続的に力を入れて物事を進めていくことが可能です。10ハウスの冥王星は社会に対する影響力を表すので「自分の能力」を活かすことで社会に対しての影響も増します。
6ハウスの月は「自己調整」や「人の役に立つこと」に心を向けます。月が一番冥王星と火星のエネルギーを受け取っています。「自分の能力を活かす」ことに全力で取り組むことで、自然と心も体も調整される雰囲気を感じます。(人によっては体調を崩す可能性もあると思いますが…。そこから必ず復活する配置です。)
乙女座の月って繊細で、しかも6ハウスは乙女座とリンクしやすい部屋なので、心が不安定になると身体の不調として出やすくなると思うんですよね。でも、今年は冥王星と火星から協力的なエネルギーと「再生」のエネルギーをもらっているので、控えめでいるよりも全力でやった方がメンタル的にも安定しやすいのではないかと思います。
そうじゃないと不完全燃焼を感じてしまいそうな感じもします。
ただ、月は9ハウスにある射手座の木星から葛藤を投げかけられているので、ドキドキしながら冒険の旅に出かける雰囲気はあります。
木星が関わると「苦」には感じないのですが、葛藤の配置なので、やり過ぎちゃったり、思いがけず心をオープンにし過ぎて自分でびっくりするみたいな感じで出ちゃう感じもあります。
でも、射手座の木星はパワーが強いので、冒険する方が絶対に良いです。心の方は冥王星や火星が支えてくれているので、ちょっと迷ってしまうなら冒険しちゃう方が楽しいのではないかと思います。それぐらい「地のエレメント」のパワーって強いです。
あと、月は太陽とも向かいあっているので、「直感やインスピレーションを受け取って動いているけど、これでいいのかな」と考えてしまいそうです。太陽はキロンとも重なっていますし、太陽を活かすということは「傷」も出てくることに繋がります。
太陽は12ハウスにあるから「何となく」でしか感じ取れませんが、月と向かい合っていることによって「身体」が教えてくれるのではないかと思います。
「これでいいのかな」と思った時は自分の心とか体の状態をチェックすると「自分が心から求めていることなのか」への理解に繋がるのかなと思います(感情や体調をチェックすると判断材料として使えるでしょう)。
ちょっと一休み…笑。
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