活版日記:発狂の毛抜き印刷
(活版印刷について知りたい方はこちらの特集を読んでね。)
今日は、毛抜き印刷の練習。
髪の毛ほどの細かい部分がある複数色を、正確に合わせる技術のことを「毛抜き(合わせ)印刷」っていうらしい。
完成図はこれ。
二色刷りがいまのわたしにはとんでもなく大変ってことはわかってるから、3時間くらいかけて、二色がぴったり合えばいいなあって思いながら開始!
まずは一色目の組版。
事前に作っておいた樹脂版をチェイスに組んでいきます。
いざ!印刷!
やったー!一刷り目はばっちりです。
量産。これはたのしい作業です。ガチャンガチャン。
問題は二刷り目です。インキのお掃除をして、二つ目をまた組んでいきます。
いざ!印刷②!
最初からそうかんたんにうまくいくはずはなく、印刷機とにらめっこしながら試行錯誤します。あっというまに時間は経ちます。
途中、できなさすぎてお外に深呼吸しにいきました。あと、お茶もしました。
でも、やっぱりうまくいきませんでした。
約3時間、葛藤したけれど、最後には紙切れで強制終了。
今日の優秀作品はこれでした。
あとほんのすこしなんだけれど、これを合わせるのがとっても難しい。
紙をおさえる針のせいで指先がとっても痛くなるし、下手くそだから手がインキだらけです。
何度も心が折れそうになって、なんだかこの感じ、覚えがあるなって思ったら、イラストレーターとフォトショップを会得しようと思った時とおんなじでした。あの時も、先が見えなすぎて真っ暗だった。けれど今、デザイナーになれてることを思うと、活版印刷もいつかは完璧になるでしょう!
今日はそんなかんじで練習おわりです!つかれた〜!
本当はわたしが使ってる機械のことを先に書きたいのだけれど、まだ全然書けてません。そのうち書きます!
おわり。
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長いのに読んでくれてありがとうございます。