アナログコースとは?[N高内で『価値ある日々』を取り戻すための団体・times]
N高は一つの学校であると同時に「一つの社会」でもある。
そして、社会には社会問題がつきもの。
N高は大きな学校です。大きすぎて生徒数は3万人、その多様性も普通の全日制の学校ではあり得ないほどです。
しかし、そのような学校は本当に「学校」という枠組みに収まるのでしょうか?
アナログコースはN高を単なる学校と言うよりは「一つの社会」として捉えており、N高という社会における社会問題を解決し、ひいては活動を持続可能にするための収益化や議会制の設立を目指しています。
N高は生徒数も3万人と多く、その中身も非常に多様性があります。これは良い側面もありますが、同時にその「多様さ」の中には「家庭環境」や「経済的状況」など、社会問題もついてきます。
そう、社会には社会問題がつきものです。
全ての社会問題の母は「格差」かもしれませんが、残念ながらN高内には「学校」という規模では対応できないほどの格差や格差に起因する「社会問題」が存在しています。
最も単純な側面のみをみても、ある生徒は起業や全国のキャンパスを物理的に巡る旅行など、生活に余裕がありワークショップなどにも積極的に参加してN高生活を余す事なく充実させていますが、別の生徒は親から虐待を、高校生になっても受けていて学内のSlackも監視されているため助けを求めることも難しく、また家出をしてもお金がなく食べるものすら欠ける人も実際にいます。(学内のSlackで確認されています)
本来なら、これらの課題は学校の問題ではなく国の問題であり、その解決も国に求めるのが当然に思われます。
しかしながら、現に国はこの問題に対処しておらず、また社会であるはずのN高自体は自分を学校だと思っているためそもそも対処しようと思いません。なので、私たち生徒自身で助け合うための枠組みを作るしかないのです。
あるいは、そう言いながら今まさに起きている問題に対処しなければ、彼ら彼女らの本来あったはずの高校生活は永遠に失われる。と捉える事もできるでしょう。
アナログコースはN高生全員の「価値ある日々」を取り戻したい。
私たちは高校生活を安定させる事のみを目指している訳ではなく、むしろN高卒業生や学外の不登校生徒など日本という枠組みで見た時の国政にも将来的には参入を目指していますが、それでもまずはN高という社会の安定化が今後の活動の基盤にもなるため重要と考えています。
N高は素晴らしい環境です。素晴らしい環境にあってこそ「価値ある日々」を、生きていて価値があると思える充実した日々を送れるので、私たちはそのための障害を、私たち自身が縛られている悪い環境さえ取り除けばN高という素晴らしい環境を活かした上で「価値ある日々」を送れるはずです。
以下にアナログコースの公約を示します。
アナログコースは何をするのか?
生徒の精神的健康を取り戻すための「動機・トリガー」を作る。
どんなに私たちが素晴らしい活動をした所で、その活動が生徒に伝わらなければ、活動に参加する機会がなければ意味がありません。私たちアナログコースは「積極的なSNS・動画運用」や「活動を身近にするための全国規模のリアルでのコミュニケーション」を重視し、可能な限り幅広く多くの生徒が「動機」や「トリガー」を得られるようにします。
活動を収益化・持続可能にした上で「全てのN高生が安心して働けるようにする。
どんなに素晴らしい事をしようとしても、そのための元手がなければ始まりません。将来的にはクラウドファンディング等を利用しますが、そのための実績も必要です。
私たちアナログコースは「N高内で企業を作り、活動を収益化・持続可能化」する事や「設立した企業である程度健康が安定したN高生を雇用する」事を当面目指しており、収益を上げるためのプロジェクトについても後述します。
安心できる環境で働く事を通じて物質的に安定し、精神的な安定を得る。
結局の所、物質的にある程度満たされれば精神的にも余裕ができます。逆も然りです。
私たちアナログコースは活動全体を通じて最終的には「N高生の賃金として生活に還元する」事を目指しており、また活動に余裕ができたら「活動拠点としてのN高学生寮・生産拠点」を作る事も目指しています。
3万人が団結して共に働いた先には「全員にとって明るい日々と未来」が待っている。
もちろん、今のN高には明るい未来があります。通信制高校の中でも最も成功した学校であるN高はこれからも成長を続けるでしょう。
しかし、その数万人に及ぶ生徒の間に安定や団結がなければ、「全員にとって明るい未来」は決して訪れないでしょう。ただワークショップに参加できる生徒は良い大学に、ひいては良い人生を送れるでしょうが、それでも多くの生徒の日々は自室で学内Slackをできるかできないかくらいです。
それでも、もし私たちの活動を成功させる事ができれば、私たち生徒はN高内企業で働き続ける事で安定した余裕のある日々を送ったり、余裕のある日々の下で専門的なスキルを身につけ、さらなる挑戦をする事もできます。
生徒会などを見ても私たちに類する活動は現状存在しない事から、N高生の未来は私たちに、現状は参加者や支援者がたった数十人の私たちの肩の上にあると言えるかもしれません。
未来にとっての重要度がどれだけあるか?は未来にしかわかりませんが、それでも今の私たちにとって間違いなく重要なのは確かです。
いくつかの収益化・持続可能化するためのプロジェクト
私たち全体にはこれといったスキルはほとんどありません!しかし、個々人を見た時にそれぞれ特徴的なスキルを、例えば電子工作の技術やプログラミングの知識などを持っています。
専門知識に加えてN高生を雇用した上でのマンパワーを使えば、私たちは困窮する生徒を実際に救えるくらいのリソースを手に入れる事ができると考えており、これらの目標を推進しています。
3Dプリンター等工作機械を使ったオンラインファブラボの設立
ペットボトルを再生したフィラメントから始める3Dプリンターのフィラメント製造
小型無人飛行船をN高生で大量生産する空中風力発電ホームページもあります
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?