日めくりアルバムチャレンジ #8 『Agaetis Byrjun』
Sigur Ros / 『Agaetis Byrjun』
多くの人が「キモっ」て思うよね。このジャケ。
でも白線の上をバランスを取りながら歩くように、その気持ち悪いと美しいと思う感情はせめぎ合い、すぐどちらかに崩れてしまうような危うさなのかもしれない。
Sigur Rosというバンドはこの2枚目のアルバムの時に、Radioheadの前座、日本語のように聴こえる曲、ユニークな歌声、ギターをバイオリンの弓で弾くエトセトラエトセトラ...と。売れる要素がたくさん絡み合って登場したのをよく覚えてる。
ポストロックに括られていた例に漏れずLIVEでは爆音なんだけど、疲れてうとうとしながら聴いていたら、突然の高いスネア音でびっくりして起こされたりと、シューゲイザーのカオティックな部分と、クラシックの睡眠を誘うような美しさがアイディア化された空間は、本当に唯一無二だと思う。
ぼくはその中で、音が大きくなればなるほど静寂に聴こえるという不思議な感覚を感じたりした。
(とかいいつつ、初単独も教会LIVEも見てるんだけど眠気でほとんど覚えてないんだよね。)
当時、クアトロのエレベータにキャータンのヴィンテージのオルガンが少し斜めにしないと入らず、すごく慎重に運んでたのを思い出すなぁ。
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