【Netflix】おこもり生活用おすすめ作品(アニメ編)
最近料理しながら、Netflixをながら見していることが多いのですが、そういうときドラマや映画など字幕で見ると、内容が理解できなかったりするので、気軽に再生しておきながらも内容を理解しやすいアニメを見ることが多くなりました。その中でもここ2年ほどの視聴リストの中から、特によかった作品をおすすめしたいと思います。やっぱり大好きなファンタジー/異世界もの多めでお届けです。
Re:ゼロから始める異世界生活
異世界召喚系の代表作といってもいい本作。コンビニ帰りに突然異世界に飛ばされた主人公「ナツキ・スバル」がヒロイン「エミリア」に救われるところからはじまる物語。スバルはこの世界で死んでしまうと特定の時間まで戻る「死戻り」能力を持っていて、逆にそれが彼を苦しめることになる。
何度も世界をループすることになるが、基本的に物語が先に進まない場合は絶望ルートになっていて、その残酷な描写とスバルの無駄な能天気さがよいコントラストを魅せてくれる。
天性の引きこもりだった割に、しっかり筋トレしていたり明るく前向きで行動的な上に、つい失敗を人のせいにしまくるという本性が出てしまうという嫌われ者の主人公を余所に、メイドの鬼っ子レム・ラムやパックという可愛いどころのキャラクターが周りを囲んでフォローするという主人公を嫌って感情移入するという珍しいパターンのアニメ。
王都での事件があったあとの、エミリアたんのスバルへの台詞は全男子必見。近々2期も公開する予定だったので、この機会に見るのにちょうどいい。
盾の勇者の成り上がり
嫌われ者の主人公第二弾。ある国から4勇者のひとりとして異世界に召喚された主人公「岩谷 尚文」が、登場人物に嵌められ誰からも信用されない状態からたった独りの状態で物語ははじまる。勇者でありながら、人間不信に陥り憎まれ役を演じながらも、もともとの博愛・逆境精神で世界を生き抜いていく。
主人公パーティー以外の登場人物にムカつきながら感情移入するという作りになっていて、ある種わかりやすいチート能力を持っているのがうまく中和されています。ちなみにここらへんの感情の仕組みについてはこちらの本を読むと、あー、こうゆう体験のつくりかたがあるのかと、納得です。
ゴブリンスレイヤー
子供の頃のトラウマを元に、冒険者としてそれなりの実力を持ちながらゴブリンをぶっ殺すことだけに執念を燃やす主人公を描く。
この世界のゴブリンは、モンスターとしては非力な存在ながら、それなりの知性と武器をもち集団行動しながら村を襲ったり、女性を強姦したりするという一般人や初心者冒険者にとっては厄介極まりない存在。
一切素顔を見せない主人公には、ある種狂気的なものが見え隠れすることもあり、全体的にちょいグロありな問題作。
転生したらスライムだった件
異世界転生したら、そもそも人でもなくスライムになってしまうというっ外しぷりだが、異世界系の中でも最強レベルのチートさを誇る。多様な種族が登場し、それをまとめるバトルあり、街づくりありと建設的な面白さがあって良いが、なによりスライムの姿が可愛い。
モンスターであるがゆえに、人と敵対していくのかと思いきや、全体的に博愛主義でみんなと仲良くなっていくスタイルなので、残虐さや苛つくような要素はないのも安心して見てられる。それにしても現実世界から飛ばされてきた割に、みんなやけに素直に事実を受け入れ、論理的に物事を考えてしまうのは、そのチートさもしくはゲーム脳ゆえなのだろうか?
灰と幻想のグリムガル
元世界の記憶もなく、チート能力もない異世界系としては至って現実的な作品。最弱モンスターのゴブリンを倒すのにも苦労し、はじめて生命を「殺して生きる」ということを体感して成長していく姿を描く。働いて小銭を稼ぎ、なけなしの生活を送る中で仲間たちの大切さを知る。成長も遅く物語は進まないため地味ではあるが、各キャラクターの心理描写がしっかり描かれていて、ゲーム的でないので感情移入しやすい。
お金を稼いで手に入れるスキルが毎回地味すぎるが、ひとつスキルを手に入れただけでも嬉しくなってしまう序盤の楽しさに目を向けた作品といえる。
新世紀エヴァンゲリオン
僕が中学2,3年生の頃、リアルタイムで見ていたいまも色褪せない作品のひとつ。当時はまったくわけがわからなかったが、様々な考察を経てようやく裏設定のようなものを理解しつつある。
いわゆるなロボットアニメを通して、「他人とどう接するべきか」という人の持つ根源的なカルマを扱っていて、そこから自己肯定に至るまでシンジくんの苦悩や変化は現在でも通じる根源的な悩みにもつながっていく。
いままで見たことない人はこの機会にどうぞ。カラー公式では、映画版も無料配信するそうですよ。
Fate/Zero
Fate関連のアニメがびっくりするほどいっぱいあるんですが、1作目であるstay nightの前日譚を描く作品。個人的にはzeroが一番面白くもっとも反吐が出るストーリーで、見ると胸糞が悪くなります。しかしその分、人の心を捉える力が強いのかもしれません。
主要キャラのように見えるセイバーも、脇役になってしまうほど各陣営物語あり、キャラクターありの濃い連中の集まりになっていて、どの戦いも熱っつ熱。サーヴァントについてつい調べたくなってしまうのも、この作品の特徴ですね。
メイド イン アビス
アビスと呼ばれる地下に無限に伸びる洞穴を探索する物語。可愛い系の作風ながらも、鬱展開を描くのはまどマギ的でもある。地下に潜ると上昇負荷というものが徐々にかかるようになり、深くなるにつれその反動が大きくなるがゆえに潜れば潜るほど戻れなくなるという設定が良い味を出している。かなり危険な場所に挑んでるがゆえ、毎度ギリギリの状態なので見ているとついハラハラ。主人公2人がけっこう真面目なため途中で出てくる「ななち」の天然っさでよい中和をしてくれるが、そこにあるストーリーもまた鬱的であったりする。
ゾンビランドサガ
不意な事故で死んでしまったが、ゾンビとして生き返りなぜか佐賀のご当地アイドルとして活躍していく姿を描く、ちょっとひとネジ外れたゾンビ&アイドル作品。
「けいおん!」同様、劇中歌がしっかりしていて普通にアイドルものとして面白いという意外性。なぜ佐賀なのかは、ちょっとわからない。
ソマリと森の神様
人が滅びかけた世界、感情のないゴーレムと人間の子供が残った人を探してファンタジーな世界を旅をするハートフルな物語。この世界では(人間の言う)異種族が支配しており、彼らはお互いの多様性を認めながら生活してるが、人間は人以外を認めることができず、それが原因で徐々に駆除されていった。ある種AIであるゴーレムが人の感情的なものを学んでいく姿と、近年課題になっている多様性への問題提起がテーマになっていて面白い。
―
どうでしょうか?
もういまいち観るもの無くなってしまったなぁという方の参考になればと思います。
よろしければサポートお願いします。 投げ銭で頂いたものはコーヒーやラムネなど創作のお供に返させていただきます。