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日めくりアルバムチャレンジ #9 『Blur』

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Blur / 『Blur』

 Oasisから洋楽の世界に飛び込んだ僕は、彼らの存在を知りつつもなんか聴く気になれていなかった。その頃はとにかくダークな雰囲気で、しっかりロックしている音が好きだったから、そのポップさが受け入れづらかったのかもしれないし、自分はOasis派とか思ってたのかもしれない。
そんな先入観は、ふと流れた「Beetlebum」のビデオを見て、打ち砕かれることになるのだが、それがいまにも続くBlur生活のはじまりであった。

 不思議なことに、自分にとってOasisは瞬間風速的な存在であったが、Blurはここから現在まで続く、人生通じて長く聴き続けるアーティストになっていった。
このアルバムはいままでのポップ路線からグランジのようなロックへ方向転換を見せた作品。逆に言うとBlurらしくない作品になった(当時はらしさがなんだか知らなかったけど)のだが、ここから多様なアプローチに挑戦する実験マインドを持ったアーティストになっていったと思う。
それも自分たちの強みであるポップさを残しながらだったから、いつもデーモンがどんな作品を作るのか楽しみになったし、なにより歌える曲なのが嬉しい。

それは、ソロ活動やGorillazにまで及びデーモン・アルバーンというアーティストの存在感はいまも変わらず輝いているわけだから、純粋にすごいとしか言いようがない。

 リアム・ギャラガーはもちろん大好きなんだけど、ロックアイコンすぎて実践するにはちょっと気が引ける。デーモンは(Beckもそうなんだけど)自分の中ではそのスタイルも含めリスペクトしてる存在。


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