サイズ違いってファッション体験を大いに損ねるよね

久しぶりに服を買った。

その服は、お店で見ることができないから通販で買うしかないんだけど、ユニセックスのブランドでビッグサイズというサイズ感が全くわからない状態。

案の定、届いたサイズは大きすぎてちょっと持て余してしまった。
サイトを見返して見ると、そこに書いてあるのはいつもの文字。

お客様都合による、返品交換は受付できません。

服って、結構高いものであるにも関わらず返品や交換ができない商品として有名だと思うんだけど、結構業界全体で返品できないことがまかり通ってる気がする(ちなみに海外は返品可が当たり前だそうだ)。

このようにサイズ違いで失敗した経験は多くのひとに共通すると思うが、これは業界全体で、ファッション体験という大きなユーザー体験を下げてることになる。
体験が下がるということは、ユーザーはファッションそのものが好きじゃなくなるということだ。

ちなみにもともとファッション業界で働いていたときに、お客さんに返品保険というのに加入してもらい、例えば500円追加で払ってもらうことで返品可能にするという企画を建てた事がある。

ユーザー的には「何お客さんに負担させてんだよ」と思うかもしれないが、これも返品交換というファッション体験そのものを壊しかねないサービスを向上するための企業努力であるという考え方だ。

もちろんそんなことをすることなく、返品交換できる企業はそうするのが好ましい。できないならそういう企業努力をしようぜってことね。

コロナ禍において、多くの人がファッションにお金かけるってコスパ悪いよねってことに気づいてしまったと思う。

そういう中で、今までのようにかっこいい・可愛いモノを作るということだけでなく、ファッション体験をどうしたら楽しんでもらえるか?と言ったこと(+環境問題)を考えていくのが、業界的な課題になってくるのかもしれないなぁ。
もしも、ドラえもんの着せ替えカメラがあったら。ファッションを楽しめる人ってもっと増えるものね。


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