見出し画像

#15【ウェールズ留学】初乗車は不安だらけ

こんにちは。anaiiです。
先週は寒かったのですが、今ウェールズは割と暖かく、10℃を越えています。おせちやお餅を食べる機会はもちろんなく、凍えることのない年末で、全く年末感がありません笑

9月にイギリスに来たにも関わらず、12月になって初めて電車に乗りました。電車の運賃は日本に比べると高いのでできれば運賃の安いバスで行きたかったのですが、目的地への直行便がなく、荷物のことを考えると電車の方が便利だと思い電車を使うことに。

Trainlineというアプリでチケットを事前に購入します。駅に行けば紙のチケットが買えるのですが、アプリを使う方が便利だと思います。アカウントを登録してクレジットカードかデビットカードを登録しておけば、あとはスマホさえあればいつでも簡単に電車のチケットを買うことができます。不便なのがチケットを買う際に電車に乗る時刻も決めなければいけないこと。購入が早ければ早いほど運賃は安いので早めに購入したいのですが、何時に乗るかは直前にならないとなかなか決まらないのでそこが不便。運賃は時間帯によって全然違うのでできれば安い時間帯を狙いたいです。これがTrainlineアプリです↓

画像1

Railcardというのがあります。年齢ごとに料金は異なるのですが、1年間もしくは3年間有効なRailcardというのを買うと、運賃が毎回通常の2/3の値段になります。私は5ヶ月しかイギリスにいないのでいらないだろうと思ってRailcardは買わずにいました。が…冬休み中の旅行で長距離の電車移動、さらに毎週のように旅行に行く計画を立て、電車のチケットを全部取った後に、Railcardを使った方が費用を抑えられたことに気付きました。ちょっとショック…。帰国前にもまだ旅行をしようと思っているので、結局Railcardを買いました。

National RailというRailcardが買える会社の公式サイトからオンライン購入をしようと思ったらパスポートの認証のところで有効でないと表示されてそこでストップ。駅に行けば買えると思うのですが、旅行直前だったのでその時は諦めました。しかしその後Trainlineのアプリ内でも買えることを知り、そこでは何事もなく買えました。そしてアプリにRailcardを登録すると毎回きちんと1/3引の運賃が表示されてかなり得した気分に。

チケットを買うとTrainlineのアプリからチケットを確認することができます。駅の改札でチケットをアクティベート(Ticket Activateというところをタップすると、バーコードが濃く表示されます。)バーコードをスキャンすれば改札を通れます。皆さん、イギリス人でさえもSuicaのようなカードをタッチするところにスマホをかざしがちなのですが、スマホのバーコードはその下のところでスキャンするのでそれだけ注意。そして電車の中で駅員さんがチケットのチェックに来ることがあったりなかったり。駅員さんが来た時はバーコードを見せるとスキャンしてくれるのでそれでOK。私は長距離移動の時は行きも帰りもチケットチェックがありましたが、それ以外は電車の中で確認されたことはありません。改札から出る時は改札に入る時と同じようにバーコードをスキャンして出ます。

ちなみに紙のチケットはこんな感じ。駅の券売機でカードでの支払いも可能です。チケットとチケットと全く同じ見た目の領収書も出てきます。

画像6

私はいつも電車が遅れないかそわそわしています。1本目の電車は遅れるくせに、乗り換えの電車は時間通り、なんてことがよくあります。遅延で乗り換えができなかった場合はGoogle Mapで次の電車を探すといいです。時間帯によってチケットの値段や鉄道会社が異なりますが、鉄道会社側による遅延やキャンセルで予約した電車に乗れなかった場合は持っているチケットでその後の電車に乗って構わないそうです。遅延の証拠(例えばスマホのスクリーンショット)があるとより確実だとイギリス人が言っていました。

私は初めてイギリスで電車に乗った時の旅行先から帰りに、乗るはずだった電車がキャンセルになりました。朝早くに乗る予定だったので、朝起きてスマホをチェックしたらキャンセルのメールが届いていてプチパニック。とりあえず駅に向かいました。一本前の電車が乗れそうだったので乗れるか駅員さんに聞いたらそれは無理だと言われました。次の電車なら乗れると言って、私の目的地までのルートを調べて印刷したレシートのようなものをくれました。予約した時と鉄道会社が違ったので本当に今持っているチケットで帰れるのかとても不安になりながら電車に乗りました。駅員さんがチケットの確認に来たのでここで引っ掛かったらどうしようと思いましたが、何事もなく帰ることができました。

画像8

写真では消してありますが、きちんと発車到着日時が書かれています。これを持っていればチケットチェックの時に何か言われても大丈夫と思っていたのですが、このレシートの1番下にNOT VALID FOR TRAVELの文字が…。これのせいで余計に不安でした笑

始めは新しいチケットを買って、キャンセルされたチケットは払い戻しをしてもらおうかと思いましたが、オンラインで買ったチケットの払い戻しはバーミンガムまで行かないとできないと言われました。鉄道会社の本部がバーミンガムにあるのか…?でもその後、そのまま次の電車に乗れることを知ったので、電車がキャンセルされても新しいチケットを買うなんていう面倒くさいことをする必要はないです。

電車の中はまあ快適です。日本のように、上に荷物を置く棚、ドア付近に大きめの荷物を置くスペース、トイレ、座席に折り畳みの机、車内販売、充電用のコンセントがあります。小さめの電車にはない場合もあります。私は日本の普通電車を想像していたので、イギリスの電車の内装は特急や新幹線みたいだと思いました。ただし、スピードは普通の電車です。そして余談ですが、Great Western Railwayという会社の車両が多い電車はとても綺麗で新しそうです。

画像5

画像5

ホームも大きい駅はplatform 12とかまであるのですが、ちゃんと表示されていて分かりやすいです。どこ行きの電車がどのホームから発車するのか探すのは少し面倒です。電光掲示板にずらっと書かれていて探しづらい。どこのホームから出発するかはTrainlineのアプリか、Googleマップで確認しておいて、最終的に駅の電子掲示板で再確認するのがいいと思います。

画像7

画像2

そしてチケットを予約した時に設定しておけば自動的に席も予約されます。座席番号が書いてある付近に"reserved"や"available"という表示があります。もしくはreservedと書かれた紙が椅子の上に差し込まれている電車もありました。Trainlineのアプリから自分の席の番号を確認できるので予約されている場合はそこに座り、されていない場合はavailableと書かれているところに座ります。席が予約されている場合もされていない場合もあるのですが、どういう時にそうなるのかは分かりません。混雑具合や車両数の関係でしょうか…?そして実際、予約した席に座らない人もいますし、予約席に誰かが座っていたりもします。アプリ上では席の予約は保証されていないと書かれているので、誰か座っていても退かす権利はありません。満員でない限り誰かが座っていることはあまりないとは思います。

見づらいですが、緑のところにReserved from Crewe(駅名)と書かれています。

画像3

ここで私が感じた日本との違いを簡単にまとめます。上記との重複あり。
・電車はよく遅れるし、たまに運行されない。遅れるのは数分ではなく、数十分。
・4人席だと大きなテーブルがある。
・電車が到着・発車する時、ホームにいる駅員さんは○×クイズの札のようなものを使って合図する。
・電車の中にゴミ回収のスタッフがいる。ドア付近にゴミ箱もある。
・みんな座席に荷物を置く。
・座席の向きを変えられないので、前向きと後ろ向きの座席が半々。
・一駅間が長い。20分や30分は普通。
・到着の10〜15分前ぐらいから降りる準備をしてかなり早くからドア付近に並ぶ。
・電車の中であまり周りやにおいを気にせずに食べ物を食べる。

2021年最後にしては地味なトピックでしたが、これからイギリスに来る人の不安解消に繋がれば嬉しいです。

Thank you all for visiting my note in 2021. Hope you all have a great new year and travel around the world freely in 2022. Stay turned for the next story:)
Blwyddyn Newydd Dda!(ウェールズでHappy new yearと書いてみました。読めないです笑)



いいなと思ったら応援しよう!